第3話 秘密の特訓
僕は誤字山 伍時郎
スマホの中の大企業、『株式会社 誤字』
で働く者だ。
そんな僕は入社初日で部長になり
絶対に誤字らないことで有名な
橋月 三奈さんを誤字らせる任務を受けた
そんな僕だが、
実は秘密の特訓を行っている。
毎日ランニング10km!
は、めんどくさいので辞めた。
ダンベル30キロ2個持ち!
は、腕の骨が折れたのでやめた。
秘密の器具制作!
は、なんか火を使ったら家が燃えたので
やめた。
...あれ。おかしいな。なんにも上手くいかない。この小説の主人公、僕だよね?
主人公補正とかさ、普通にあるよね?
え?どこいった。主人公補正。無くした?
まぁ、そんなことはどうでも良くないけど
一旦置いておこう。
トレーニングしても全部失敗するし、
なんかめんどいから諦めることにする。
まぁ、実践が最大の特訓って言うし(?)
別にトレーニングしなくてもいいよね。
と、まぁ部長になってから1週間が経とうと
していた。
ほんとに誤字内さんはなぜ僕を部長に
したんだろう。頭おかしいのだろうか。
とりあえず今日も今日とて橋月さんを誤字らせる試行錯誤から一日が始まった。
第1策!寝起き作戦!
寝起きなら誤字りやすいだろ!
...失敗した。朝から目がシャキッとしてる
タイプの人だった。俺とは大違いだ。
第2策!驚かせて誤字らせる!
驚けば色々と誤字るだろ!!!
...失敗した。ていうか、ビビって
誤字るどころか投げられて画面に
ヒビ入ったわ。
めっちゃ痛い。ほんとに。
お前らスマホは投げるなよ?
第3策!ラグラグ作戦!
ラグければ誤字るだろ!!!
...いや、WiFi会社が有能すぎて
ラグく出来なかった。
取引に行ったけど普通に却下された。
...俺、もしかして無能?
まぁ、そんなわけない。うん。
そんなわけがなかろうて(確信)
と、言ったもののなんか...
橋月さんは全くと言っていいほど
誤字らなかった。
指を引っ張ろうとしても無理だったし、
誤変換を最初に出しても冷静に
対処するし。アプリをフルで動かして
重くしてもなんの問題も無さそうだし。
いや、最後のは株式会社 WiFiが悪い。
倒産すればいいのに。
と、まぁ色々試行錯誤したけど
結局、今日も誤字らせることは出来ない
のだった。
ひとつ、言うとしたら....
社長と誤字内さん、ぬっころs...
誤字らせたらめっちゃ昇格した〜絶対誤字らない橋月さんと部長の僕〜 りんたそ @rin_youtube
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。誤字らせたらめっちゃ昇格した〜絶対誤字らない橋月さんと部長の僕〜の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます