初詣の情景と共に

中学生の爽やかな心情を描いた短編です。
本作はご当地2022にもエントリーしており、鶴岡八幡宮の情景が細かく記されております。

小学校時代の仲間と初詣に行くことになった主人公。
そこに秘められた心情が、登場シーンからも溢れています。
頑張って選んだ服にも意味があり、微笑ましく感じると共に筆者の巧みな演出に感嘆しました。

大混雑の鶴岡八幡宮でおこるハプニング。
それが二人の距離をどんどん縮めていく様が印象的です。

因みに本作は『銀色の鳩』と対になった作品です。
こちらを読むとハプニングに秘められたエピソードも楽しめます。

おじさん世代には失われた清廉さと輝きに溢れた作品。
是非是非

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