まゆり
「こんにちはー」
化野邸の玄関から、元気な声が聞こえてくる。
梅村まゆり。
あやかし横丁に居を構える店で働いている人間だ。
「お札と墨、それに榊も持ってきましたよっと」
店の女主人と白夜とは昔から懇意にしており、このように仕事で使う備品を配達してもらっているのだ。
「あ、まゆりさん、こんにちは~」
「こんにちは、翼君」
翼が化野邸に来てから、何度か会っている。
「そうだ! 今日は相談もあったんだ!」
「なぁに? あ、白夜達呼んでくるね」
数刻後、白夜達三名がやって来る。弥生はお茶と菓子も持ってきてくれている。
「私の友達の友達が通ってる学校で起きた話なんですけど……」
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