舞台設定②
【舞台設定】
●鎌倉大学附属高校
神奈川県鎌倉市に設置された公立鎌倉大学の附属高校。普通科のみだが、2年次より文系コース、理系コース、特進コースに分かれる。
20年前の鎌倉大学の公立化/共学化に合わせて附属高校も共学化され、文武両道を校則に掲げているが、どちらかと言えば学問寄り。
武道系部活動(とりわけ剣道部、弓道部、薙刀部)が優秀な成績を収めている一方、球技系部活動の多くは部員確保すらままならない状態。これは、鎌倉大学と一部設備を共用している都合で、自由に使える空間が少ないことに由来する。
野球部のグラウンドはかつてソフトボール部が存在した名残で、共学化の折りに旧設備を改築して設置されたため、比較的新しい。
・硬式野球部
学年に10人程度の小規模なものだったが、地元出身の気心の知れたメンバーが揃っている。もともとは2回戦か3回戦負けの平凡なチームだったが、物語中に女子班(Gチーム)を創設したことで注目を集め、男子班は夏季大会でベスト8、秋季大会でベスト4まで、女子班は夏季大会でベスト4、秋季大会では準優勝まで勝ち上がる。
女子選手出場許可を勝ち取った後は一連の活動や慈善活動が評価され、物語終盤に春の選抜高校野球大会へ21世紀枠として初出場を果たす(この時、男子班や女子班は事実上解体され、レギュラーチームをAチームと、それ以外をBチーム、女子編成チームはGチームといったように表現を変える。
・吹奏楽部
部長は物語開始当初は水田、代替わり後は桐生。部全体では中堅程度で県コンクール銀賞の常連(但し、県内支部コンクールでは金賞常連)だが、過去には関東大会まで駒を進めたことがある。
近年は全体的に低調でやる気のない部員が集まる傾向があるが、意欲的な部員は有志でアンサンブルコンテストに出場している(水田と桐生を含めた精鋭で出場した大会では、優秀な成績を収めている)。
鎌倉大学
公立大学で文学部、社会学部、観光学部、教育学部、家政学部が設置されている。開学当初は私立の女子大学だったが、20年前に公立化/共学化された背景を持ち、物語中に発生した楓山珠音の公式戦出場を巡る騒動では一貫して野球部支持の姿勢を貫いている。
理系学部が設置されていないため、理系進学を志す学生は殆どが外部進学してしまっている。
珠音いろ 今安ロキ @roki-st_val1992
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