量産型だから無敵
洗濯物を干した背なんて思い出すなよ生活みたいな顔をするなよ
いっぱしにあるような気がしてたんですか ふつうのひとの幸せとかが
放課後の教室にある空きかけのペットボトルみたいな虚しさ
どうせすぐ忘れちゃうんだろ 道端に落ちてる煙草の吸い殻みたいな
横断歩道を渡り続けていつの日か誤って轢かれる運命
おしまいの鐘が鳴ってる 季節はずれの肉まん食べたみたいな夕陽
破裂する前に唾棄した言葉のかけらを拾い集めてアートにしたよ
わかってるフリして聞いてない声もぜんぶぜんぶぜんぶぜんぶぜんぶ
日常を忘れかけてる僕たちにチャイムなんて意味をなさない
君たちがぜんぶただしい 勉強をしろという大人の言葉を聞くな
できること、なんにもないから丁寧に爪を削って明日の準備
急に寒くなったからワンピースを買い足した われわれ少女は無敵
店長のオススメなんてクソッタレ それぜんぶ売れてないやつだから
生理不順でメチャクチャニキビ出る 最悪 全部潰した 最悪
才能が無に帰していく そんなにもいらなかったら僕にちょうだい
キラめきをみたい 世界を永遠に燃やし続けてしんでください
君の目がきれいなものであふれるように汚いものは掃除しておくね
コーヒーの味があんまりわからない 煙草に似ているのかもしれない
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます