第34話 神戸旅行記

 5/1.5/2に神戸に旅行に行った。


 私鉄を乗り継ぎ、三宮駅に当着した僕は元町商店街を徘徊して周り、通行人をジロジロ眺め回しながら、中華街に珍入した。


 中華街では修学旅行生に話しかけてどこの県から来たのかと聞こうと思ったが不審者と間違われかねないのでそれはやめといた。代わりに行儀よく、売店で売っている唐揚げなどを食べながら、ぶらぶら歩き回った。唐揚げは美味しかった。そしてあるお店に入り、半チャーハンとジャージャー麺の定食を食べた。円卓の相席だったので、まあまあ緊張した。腕に入れ墨が入った、チャイニーズマフィア風の土方の兄ちゃんが目の前に座っていたので、金玉が縮み上がりそうになった。緊張で上手くジャージャー麺の麺をすすることができなかった。最後支払いするときに、半チャーハンとジャージャー麺を食べましたとレジの店員さんに言ったら笑われた。律儀で真面目なやつだと思われたのだろう。


 その後、居留地や神戸市立博物館に行った。居留地は雰囲気が素晴らしく、気に入った。博物館はキリストの伝統や仏教の歴史的な掛け軸などを見れて大変興味をそそられた。

  

 その後ホテルにチェックインした。


 その後、ほっともっとフィールド神戸に行った。三宮駅から地下鉄で30分ぐらいかかった。


 ほっともっとフィールド神戸は山の中にありかなり寒かった。おまけに雨も降っており、最悪だった。カッパを持ってきて良かった。


 試合は頓宮の先制ホームランで始まり、オリックスペースで進んでいたのだが、9回に守備固めで入った安達が3エラーをしてしまい、大逆転負け。安達の守備はオリックスの象徴なので、少し、いやかなり寂しい気持ちになった。それと同時に「安達、がんばれ」と思う気持ちも湧き上がってきた。安達はベテランで、なんでも経験しているが、やはり今回の試合で受けたダメージは図り得ない。安達、どうか前を向いてほしい。安達なら大丈夫だと思うが、やはり安達も人間だ。安達のことが心配になった。でもプロの安達ならなんとかなると思った。


 僕は試合が終ると、ホテルに帰った。


 そしてシャワーを浴びて、読書灯だけつけて、本を読みながら、眠った。


 最高の神戸旅行になった。


 (ちゃん、ちゃん)

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エッセイ集 久石あまね @amane11

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