第3話連絡先の交換
結局あの時に貰った給料で『あの白い石の魔力は最高クラス』の原作漫画を買ってみたら案外面白くて集めてしまったし、今は買いたい物もないし2週間後の期末テストに向けて勉強でも始めようかなぁ。
親にバイトをする条件として学力は維持することって言われてるし、今回はちょっと頑張らないとな。
そういや、まだ真琴
@@@
「光星君今日もよろしくね!」
「ああ、よろしくな。あとその前に昨日思ったことがあるんだが、まだ俺たちって連絡先交換してないよな。」
「そういやまだだったね。」
「だから今の内に交換しちゃおう」
「え、いいの?」
「うん、そのほうが業務連絡とかアニメの話とかいっぱいできていいだろ。」
「そうだね!私のアカウントはこれだよ。」
「うっす。これで完了っと。じゃこれからはいっぱい連絡できるな。」
「うん、そうだね。いっぱい連絡できるね。」
よし、これでいつでもアニメの話ができるぞ。いままでこんな人がいなかったからいっぱい感想を言い合えるな。前に感想を言い合った時は初めてで思ってた以上に楽しかったからもっとできると良いな。
でも女の子と交換するのって確か来未以来だったな。まっ、関係ないか。
@@@
ピロン♪
ん、何か来たな
〈明日もバイト来れる?〉
なんでこんなの来たんだろ
〈行けるよ。どうかした。〉
〈えっと、明日見せたいものがあるんだ。楽しみにしてて。〉
〈わかった。楽しみにしてるよ。〉
明日どんなのが見れるんだろう。アニメとか?漫画かなぁ、それとも、それ以外とかかな。ま、楽しみにしておこう。
@@@
昨日言われたものって結局何だろう緊張するな。
「おはようございまーす!」
「おはよう光星君。私が昨日言ったこと覚えてる?」
「覚えてるよ。何かを見してくれるんでしょ。」
「正解。じゃあ見せるね、昨日言ってた物はこれでーす。」
「これって、前に見た『白い石』の円盤じゃないか!しかも初回特典だし。どうしたんだ。」
「実はね前に見たときに面白くて。ハマっちゃったの。それで円盤を買ったから、いつか一緒に見れないかなって思って。」
「へー、すごいな。俺はいつでもいいよ。俺、放課後とか休日も遊んだりせずに、家でアニメ見たりしてるだけだから。」
「じゃ、じゃあ今度の土曜日とかどう?」
「いいよ。楽しみだね。」
「うん!」
こうして今週の土曜日は久しぶりに遊ぶ約束が出来て、二人でまた『白い石』を見る約束が出来たのである。
(そういや、休日だし女の子と会うんだから少しくらい服装を整えていかなくちゃな。)
弁当箱に詰める愛はいつでも冷えない レンジャー @sinado
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。弁当箱に詰める愛はいつでも冷えないの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます