記憶人形を作るために、過去を語りはじめる主人公。導入はややミステリアスですが、中盤までに書かれているのは主人公の恋心です。
世界設定の面白さ、気持ちの揺れ動きが丁寧に書かれていて読み込んでしまいます。
さてさて、どんな恋愛話で終わるのかと思いきや……。
そんな!ってなりましたwwwww
ですが、納得です。
全ての設定が1話目に返っていく作りも面白い。
1話目を読むにあたり、構想がきちんとしているため、人物、設定、冒険のなりゆきを把握するのにちょっと苦労しますが、そこに間延びがない分、後半の時の流れの余韻が引き立っていると思います。