執筆用アプリを変更しました。
以前はネタ出し用・執筆用のアプリとして「Simplenote」をご紹介しました。
▼そのときのエピソードはこちら
https://kakuyomu.jp/works/16817330651250003038/episodes/16817330651250309577
いまでは、執筆用アプリとしてiOS用のワードプロセッサアプリ「Pages」を使用しています。Windows OSでいう「Word」ですね。
Simplenoteも便利で、いまでもネタを思いついたときなどはメモがわりに使用しています。しかし、Pagesのほうが執筆時に便利な機能があったので、それらの機能をご紹介しながらPagesに変更した理由を述べていきたいと思います。
①縦書き・フォント変更可能
Simplenoteは横書き、ゴシックフォントのみでした。しかし、Pagesはレイアウトやフォントを変更することが可能です。私はA4サイズのページを横にレイアウトし、明朝体の縦書きで執筆しています。入力画面もかなりシンプルなので、まるで文庫本のような見た目で書くことができ、私としてはより見やすい入力画面になりました。
②選択テキストの文字数カウントが可能
Simplenoteはテキスト全体の文字数しかカウントできず、一部のテキストの文字数を知りたいときはiPadのショートカット機能を使用していました。しかしいくつかボタンをタップする手間がかかるのが面倒くさいなと感じていました。
しかしPagesでは、テキスト全体の文字数が入力画面に常に表示されます。また、一部の文字列を選択すれば、自動でその選択文字列の文字数表示に切り替わります。「今日は何字くらい書けたかな?」「このエピソードは1話分あるかな?」など一部分の分量を知りたいときに、とても便利です。
③検索・置換が可能
以前Simplenoteを紹介した際には気付いてなかった点なのですが、Simplenoteは文字列の検索・置換機能がありません。なので、執筆時の文字のゆれなどを修正するのが大変でした。
それに対しPagesは検索・置換機能が搭載されているので、文章の校正の手間も少なくなりました。
また、前回のSimplenoteの紹介で「ジャンプ機能がない」こともデメリットの一つに挙げていましたが、こちらも検索機能で解決できます。執筆時には使わない文字(たとえば「★」など)を章の頭に配置しておけば、「★」を検索することでいつでも章頭にジャンプすることが可能です。
④PDFへの書き出しが可能
別のアプリを介さなくても、Pagesから直接PDFや Wordデータに書き出し可能になりました。私は文章の校正時にPDFデータ上に手書きで赤入れしていくので、別アプリを使う手間がなくなったので大変ラクになりました。
以上がSimplenoteから改善された点です。
次は、Pagesに変えたことによるデメリットもご紹介したいと思います。
①PCへの同期に手間がかかるようになった
Simplenoteはブラウザでも使用できたため、iPad、スマートフォン、パソコン間での同期が可能でした。しかし私のパソコンはWindowsであるため、同期ができなくなりました。テキストをパソコンに送るにはメールやオンラインストレージを介する必要がでてきたので、そこはちょっと手間がかかります。
しかし、現在の主な執筆はiPadで行なっており、パソコンは月1回くらいしか使用しないので、こちらも許容範囲かと思っています。
②レイアウトで文字数・列数が指定できない
こちらはSimplenoteでもPages共通のデメリットなのですが、ページのレイアウトで文字数や列数を指定することができません。たとえば「1ページ20字×20行の400字にしたい」とか、「文庫本と同じ体裁にしたい」と思ったときにレイアウトを変更することができないということです。
文章を書くだけの場合はまったく気にならない点なのですが、たとえば公募原稿を書いていて「1ページ○字×○行」などと指定があったとき、Pagesでデータを加工することができないため、別のツールを活用する必要があります。
ただこのレイアウト調整も数ヶ月に1回あるかないかという頻度で、それほど日常的に困っているというわけでないので、大きな問題ではないと考えています。
以上が、執筆用アプリを「Pages」に変更して3週間ほど経った現時点での感想です。
使用感については非常に満足していて、細かなところがもうすこし便利になればなおさら良いなあ、というレベル感ですね。
文章を書く人にとって、どのワードプロセッサを使用するかは永遠の命題かもしれません。もし「おすすめのワードプロセッサアプリがあるよ!」という方がいらっしゃいましたら、ぜひコメントなどで教えていただけると嬉しいです。
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