駅前のホテルで、
私は”あること”をする時に駅前のホテルで寝る。
私は、子供の時、家が貧乏だった。
一日生きるのにも苦労していて、親同士が喧嘩していることが一日中続く時もあった。
でも、そんな中、私は自由に生きれて、親には感謝している。
だから今の私は何をしているんだろう。って、ずっと思ってしまう。
現在の収益も安定せず、途切れてしまえば私の人生はそこで終わってしまう。
だから、自分は「あるもの」を使ってお金をもらうしかなかった。
学生時代、いっぱい習い事へ行かせてもらった。
小学校、学校と塾へ行かせてもらった。
学費や塾のために親が働いてくれて、今思うと涙が出てしまう。
趣味も色々やらせてくれた。結局長くは続かなかったけど、一番長く続いたのは、「作文」だった。
作文コンクールで受賞した時に、「これ楽しい」って思って、
私はそれが「得意なもの」で且つ「趣味」になった。
親はそれを褒めてくれた。でも、これもそこまで長くは続かなかった。
中学校、同じように習い事に行かせてくれた。
友達もできた。少ないけど、とても深い関係だったと思う。
自分が「勉強ができない」と感じたのは前からだったけど、勉強がここまでできなくて、いつも赤点ギリギリだったことがとても鮮明に思い出せる。
いつも、友達から心配されてたな。
でも、この時も作文は時々やっていた。
この時も作文は「とても楽しい」と感じた
高等学校、親が亡くなった。
とても悲しかった。
この時から、お金がなくなった。
だんだん、親も私を嫌うようになっていった。
たぶん、嫌った理由は、ストレスと酒だろう。
私は家出した。
たまに暴行されることがとても怖かったから。
私は友達の家で寝泊まりした。
友達は笑っていたけど、たぶん少し嫌がってたんだろう。
大学には行かなかった。
私は高校を退学になった。
学費が払えなくなったからだ。
私は頑張って貯めたバイト代で上京した。
東京のほうがバイト代が高かった。
私はバイトをしていた。けど、どの仕事もうまく出来ず解雇になった。
だから私にはこれしかできなかった。
私は今、「あるもの」を売ってお金を得ている。
私は、今、知らない男の人と寝ている。
夢を見る。 Rotten flower @Rotten_flower
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