夢を見る。
Rotten flower
暗い部屋で、
電気がついておらず、入ってくるのは月光のみ。
そんな中で、ある一人の子供が夢を見ていた。
私は、将来…
勉強していい職業に付きたいな。
色んな人と話して青春を謳歌したいな。
色んな所へ行って色んな景色を見たいな。
色んなものを食べて、色々なことを体験したりして…
夢が色々膨らんじゃう!
そんな夢を見ている。
自分の将来が悔いのないものにしたい。
そう願っているに違いない。
とても幸せそうに寝ている。
朝起きて憂鬱な気分になったり、先生に叱られて憂鬱な気分になったり、お母さんにも、お父さんにも叱られたり、
私、何してんだろ。
でも、夢の中なら思い通り。
好きなことを、好きなだけ。
思い描いていることを好きなだけ。
そんなことを思っているに違いない。
将来、結婚して、子供を作って、幸せに暮らして、、、
私は、、、
私は、、、、
私は、、、、、、
目が覚めて一言。
「僕って何してんだろう。」
親に「僕」と呼ぶことを強制されて、本当に憂鬱。
彼は、笑顔で泣いていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます