夢を見る。

Rotten flower

暗い部屋で、

電気がついておらず、入ってくるのは月光のみ。

そんな中で、ある一人の子供が夢を見ていた。


私は、将来…

勉強していい職業に付きたいな。

色んな人と話して青春を謳歌したいな。

色んな所へ行って色んな景色を見たいな。

色んなものを食べて、色々なことを体験したりして…

夢が色々膨らんじゃう!


そんな夢を見ている。

自分の将来が悔いのないものにしたい。

そう願っているに違いない。

とても幸せそうに寝ている。


朝起きて憂鬱な気分になったり、先生に叱られて憂鬱な気分になったり、お母さんにも、お父さんにも叱られたり、

私、何してんだろ。

でも、夢の中なら思い通り。

好きなことを、好きなだけ。

思い描いていることを好きなだけ。


そんなことを思っているに違いない。


将来、結婚して、子供を作って、幸せに暮らして、、、


私は、、、

私は、、、、

私は、、、、、、


目が覚めて一言。











「僕って何してんだろう。」

親に「僕」と呼ぶことを強制されて、本当に憂鬱。

彼は、笑顔で泣いていた。

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