第六章 第04話 新編成
鏡先生の提案で開かれた全体会議。
話し合いを進める中で、現状での問題点や改善点が示されていった。
☆
その後、一時間ほどの話し合いの結果、新しい体制はこんな感じに決まった。
・
・
・
・
俺
久我
・
最初に名前が来てる人が、班長。
さらっと教頭先生は書いてるけど、もしかして年齢順か?
怖くて確かめられない。
カイジ班は
これは話し合いの結果そのまま。
保健衛生班も特に変更する要素がないので現状維持。
外交班は、想定していたより多くなってしまったが、これは直接のやり取りや互いの言語習得以外に、
辞典は言わずもがな、日エ辞典とエ日辞典。
文化事典ってのは、
それに加えて、日本の文化を大まかに紹介するための、つまりエレディールの人たちに見せるための事典も作ることにした。
幸いなことに、純一さんは出版社勤めの人で、辞書出版部門にいたこともあるそうだから、非常に心強い。
ただ――辞典作りの話が出る前から、妙に外交班に入りたがっていたのがちょっと気になるが。
そして、当然のことながらエレディールの文字も覚えなきゃならない。
今のところ、
でも、
そして開拓班はと言うと、当面は「住める家」を作ることが主目的の班だ。
カイジ班として作る予定のものは、
「こちらが向こうに食い込むつもりなら、向こうからも何らかの形で受け入れなければならん可能性がある」
――って鏡先生が言い出して、まあ要するに先日の学校訪問みたいなのが
その性質から、カイジ班や外交班とコラボすることが多いだろうと見込まれてる。
家づくりに三人と言うのはちょっと少ないんじゃないかと言ったら、湯殿を作った時に
ともかく、こんな感じで今日から新体制であれこれ進めていくことになった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます