第四章 第13話 主と部下
「お疲れさまでした、ディアブラント様」
「ああ、ラーシュもご苦労さん。
「はい。それと
「イングレイから? ……ふむ」
「……全く、あのじいさまは」
「手紙には、何と?」
手紙を
「
「相変わらずお腰の軽い
「
そう言って、
既に
「一体どういう
「
「紙と言えば、こいつだ」
紙面には試し書きでもしたのか、エレディール共通語文字の
「これ、紙だよな」
「紙でしょうね……」
「何からどう作ればこんなに
「混じり
「一体
「……」
ラーシュリウスは
目の前の紙はそれほどまでに、彼らの見知っているものとは似て非なる存在だったのである。
「紙と言えば、じいさまのところの
「
ディアブラントは再び大きなため息を
「指示通り、
「彼らが何者であり、何を知り何を持つのか分からないうちは、対価を決めてしまうべきではないでしょう。
「そうだな。で、食料支援の方は?」
「はい、
ディアブラントは満足そうに
「それにしても、
「万が一
「一応その
肩を
「なんと……どういう意味なのでしょう。消失はしないということか、消失しても構わないということなのか。それとも既に何らかの対策が?」
「分からん。とにかく禁足地のことについては
ディアブラントは三度目のため息を深く
「面倒なことにならなきゃいいが……」
◇
そして同日、同時刻。
「それでは
「
「今はまだ、
「お任せください」
「頼んだぞ」
「はっ」
――
「禁足地の
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