第15話 誘導

 鵜の木学園の正月休みは三日までだ。

 休み明け早々、クォーターがキャプテンに頼み込んでいる。

「私をバドミントン授業のTA(ティーチング・アシスタント)に推薦してください」

 キャプテンは戸惑いながら答える。

「そりゃあ無理だ。TAが誰かは学期初めに決まっている。今からそれに追加するとなると、TAの予算をオーバーしてしまう」

 頼み方を間違えたと、クォーターは話を具体的に述べ直す。

「アルバイトをしたいのではありません。メガトン先輩のいる授業に私も参加したいのです」

「参加してどうするのだ?」

 クォーターは現状を分析してみせる。

「今の状態で、メガトン先輩をもう一度バドミントンに誘っても良い返事はもらえないと思います」

 キャップテンは落胆して言う。

「やっぱり駄目か。監督はがっかりするだろうな」

 笑顔を見せてクォーターが長崎で思い付いたことを披露する。

「バドミントンの授業に私を参加させてください。できれば、ダブルスの実戦練習を授業の中でしたいと思います。もちろん、私はメガトン先輩とペアを組みます」

 キャップテンはクォーターの意見を否定する。

「それは無理だ。君たち二人に対抗できるペアを受講生の中から選ぶのは不可能だ。レベルが違い過ぎる」

 キャップテンの指摘はもっともだ。

 だが、クォーターはこの指摘を乗り越える案をあらかじめ用意していた。

 自信を持って提案する。

 まずは質問をキャップテンにぶつける。

「TAは全部で何人ですか?」

 クォーターの質問の意図が分からないまま、キャップテンが答える。

「TAは俺を含めて現在四人だ」

「四人とも男子部員ですか?」

「そうだけれど」

 予期していた回答だ。

 クォーターが具体案を提示する。

「授業中の男子部員を二人、私と林田先輩に割り当ててください。お願いします」

 キャップテンは虚を突かれた表情で問う。

「男子部員二人のペアと打ち合うつもりか?」

 クォーターの負けん気が瞳を燃やす。

「どんな方がペアになっても、私達は簡単には負けません」

 今度はキャップテンの負けん気に火が付く。

 ──俺が相手だ。木端微塵に叩きのめしてやる! チビとノッポ、覚悟しておけ。

 しかし、口調は丁寧だ。

「分かった。監督に頼んでみる」

 キャプテンはクォーターの挑発に完全に乗せられた。

 クォーターは冷静だ。

「監督に私から直接お願いしてもよろしいでしょうか? できるだけ早くしたいのです」

「それは構わないが、今つかまるかな。都合を訊いてみる」

 幸い監督は学園にいた。

 キャプテンは行き場所を教える。

「監督は、教育学部の三階にいらっしゃる。研究室に掛かっている名札を見れば、すぐ分かるはずだ」

 行動力のあるクォーターは、直ちに監督に会いに行く。

 物怖じしない性格だ。

 研究室に駆け上がったクォーターは、長崎で練った計画が実行できるか気になって、まず尋ねる.

「納会のとき、監督がおっしゃっていた大会の日取りが分かったら教えてくだい」

 何をしたいのかといぶかりながら監督が答える。

「確か城南地区選手権は、三月の最終土曜と日曜だ」

「大会は個人戦ですか,団体戦ですか」

「個人戦だ。中学生の部、高校生の部、大学生の部、一般の部、シニアの部に分かれている。シングルスとダブルスの両方がある」

 クォーターが大学を代表して今から団体戦に出場するのは困難だ。

 個人戦との監督の返事に安堵して、クォーターが笑みを漏らす。

「それでは、私もダブルスで出場できますよね」

「それは無理だ。大学生の部への鵜の木学園の出場予定者はすでに決まっている。君は出場を希望しなかったはずだ」

 諦めずにクォーターは提案する。

「一般の部に参加することはできませんか?」

「それは、できる。でも、一般の部のどこに参加するのだ?」

 監督の言う意味が分からないクォーターは細い首をかしげる。

「どこって、何でしょうか?」

「一般の部は、一部から三部まである。一部は実業団の強豪が出場する。全日本クラスだ。鵜の木学園の今の実力ではとても太刀打ちできない」

 それを聞いて女性特有の長いまつ毛が揺れる。

「うちの学園の実力はどの辺なのですか?」

「二部で準々決勝まで勝ち進めれば上出来だろう。一体何を考えているのだ?」

「私、いろいろ考えました。メガトン先輩を説得して入部してもらうのはやはり無理だと思います」

 監督はメガトンの将来性に惚れ込んでいる。

 昨年の学科対抗駅伝大会でのごぼう抜きの勇姿も目の当たりにしている。

 あっさり諦めるわけにはいかない。

「そこを何とかならないか。残念だが、林田を説得出来そうなのは同窓生の深堀君だけだ」

 クォーターがメガトン勧誘の作戦を打ち明ける。

 かなり具体的だ。

「林田先輩は試合を楽しんだことも、楽しもうとしたことも、私の知るかぎりありませんでした。いつも基本プレーの反復練習にいそしんでいました」

「それで?」

「林田先輩に試合をする楽しさを知ってほしいのです。そうしたら、バドミントンに再度情熱を注いでくれるようになるかも知れません」

「でも、どうやって試合に引っ張り出すのだ」

「体育の授業の一環として、成果発表会や見学会を企画したらどうでしょうか? もちろん希望者のみ対象ですが」

 監督はしばらく考えてから応じた。

「いいだろう。城南地区選手権に出場するのが成果発表会だな。だが、林田は部員ではないので、大学の部より一般の部の方がふさわしいな」

 期待以上の反応にクォーターは驚喜した。

「ありがとうございます。林田先輩、本当はバドミントンをやりたくてうずうずしているはずです。何とか火を付けなきゃ。ちょっとでも火が付いたら、きっと燃え上がります。それに、定期試験が終わった後の開催なので、林田先輩を引っ張り出せる気がします」

 監督が希望を訊く。

「ところでどこに参加する? 一般の部としたら、二部か三部が適当かな」

「いいえ。一部にしてください」

「それは無謀だ」

 クォーターは引き下がらない。

 不敵な表情だが、冗談めいた口調だ。

「弱い相手に負けるのは悔しいです。どうせなら強いペアに当たって砕けたいです」

 キャプテンの指示のもと、正月明け最初のバドミントンの授業で準備運動が行われている。

 メガトンの動きはきびきびしている。

 力強い。

 まるで空手の型を披露しているようだ。

 動き出すと青白いひ弱そうなチビの様相が一変するのだ。

 授業参加者のほとんどは足を止めたラリーしか出来ない。

 ハエ叩きのようにラケットを突き上げる。

 しかし、バドミントンの一流選手同士の試合は動きも体力の消耗も激しい。

 今まで授業に無縁だった女性が入念にストレッチに励んでいる。

 クォーターだ。

 授業はコート半面を二人で使用するラリーに移った。

 まずは、ハイクリアの打ち合いだ。

 前回までのメガトンの練習相手はキャプテンだった。

 しかし、今回は違う。

 床に転がったシャトルをラケットで器用にすくい上げ、クォーターが甲高い声を上げる。

「先輩。お願いします」

 バドミントンのサーブのルールでは、シャトルはコート面から 1.15m以下で打たれなければならない。

 1.5m以上あるネットをシャトルが超えるには、サーブは下から上に打つ必要がある。

 メガトン背後のバックバウンダリーライン上に、クォーターが高々とサーブを打ち上げる。

 顔をクォーターに向けたまま素早くメガトンはバックする。

 軽い動きだ。

 前進に切り換える勢いを利用してハイクリアを力強く打ち返す。

 シャトルがクォーターの背後を襲う直前、メガトンはホームポジションに戻る。

 大きな黒縁の眼鏡の中で、クリクリした瞳が獲物を狙うように輝いている。

 天井からストンと落ちてくるようなシャトルをクォーターが鋭くハイクリアで打ち返す。

 二人のラリーは延々と続く。

 クォーターはシャトルの落下点を左右に振って、メガトンが下がる方向をずらしている。

 シャトルの最高高度にも変化を付け、メガトンが打ち返すタイミングがばらつくように攻勢に出る。

 すべてフォアハンドで打ち返すメガトンのシャトルは、同じ滞空時間でピタリピタリとバウンダリーライン上に落ちる。

 怖くなるくらいに正確だ。

 しかも、打ち返しやすいフォアハンドに集中する。

 ラリーを続けるクォーターは、ふと思う。

 ──メガトン先輩、高校生のときと何かが違う。でも、どこが違うのだ。

 ハイクリアの次は、ドロップとカットだ。

 クォーターはラケットを斜めに切るように振り、メガトンの前方にシャトルを鋭く落とす。

 メガトンのドロップは、シャトルがネットをふらふらっと越えた途端にストンと落ちる。

 メガトンは、技巧を要するカットを敬遠している。

 メガトンのラケットは、左肩より下のシャットルをバックで返す時以外は、いつも正々堂々と正面を向いたままだ。

 二人ともネット際で落ちるシャトルを拾っては、再度ドロップやカットを打ちやすいように相手の後方に返す。

 ネット近くまでラケットと体を伸ばして踏ん張り、ホームポジションに素早く戻る動作を繰り返す。

 クォーターの息が上がり気味だ。

 ここで、授業はヘアピンとプッシュに移る。

 メガトンはショートサーブが苦手だ。

 メガトンの浮き気味のシャトルをコートにプッシュしてクォーターは次々と決めていく。

 クォーターのショートサーブをヘアピンでネット際に返そうと苦労するメガトンは、早くスマッシュの練習に移りたい。

 長身のクォーターはヘアピンが得意中の得意だ。

 これに対抗するのは、ショートサーブもヘアピンも苦手なメガトンには荷が重いのだ。

 ネットに引っ掛けては、メガネ中央上部を左手で押さえて落ち込んでいる。

 メガトンが大好きなスマシュに授業はやっと移った。

 クォーターはスマッシュのレシーブに自信がある。

 しかも、練習だからスマッシュを打ってくると分かっている。

 足を開いた前傾姿勢でメガトンの強力なスマッシュをワクワクしながら待ち構える。

 シャトルの落下点に入ったメガトンの全身が大きく伸び膨れ上がった。

 『来る』と察知したクォーターは膝を曲げ重心を前に移す。

 シャトルがクォーターを襲う。

 速い。しかも、予想したより急角度だ。

 咄嗟にクォーターは親指を立てバックハンドで打ち返す。

 もう一度メガトンにスマッシュを打ってもらおうと高く打ち返す積もりだった。

 シャトルは勢いよく飛びネットを揺らす。

 レシーブ失敗だ。

 クォーターは素早くネットに寄り、ラケットでシャトルをすくい上げる。

 ベースポジションに戻ったクォーターは、スマッシュを打ちやすいように浅い位置に高くサーブする。

 再びシャトルがクォーターを襲う。

 さっきより更にスピードを増している。

 前のめりの体勢で何とかレシーブする。だが、シャトルはネットを越えない。

 びっくり顔でメガトンが立ちすくむ。

 ──打っても打っても、高校時代ならスマッシュしろと何度も催促してくるのに、今日のクォーターはどうかしている。レシーブが乱れている。

 クォーターも小首を捻る。

 ──私のレシーブのどこが悪いの? おかしい。もう一度。

 しかし、三度目も結果は同じだ。

 さりげなく、クォーターは半歩前で構える。

 この位置は試合では前過ぎる。背後を襲われたらリターンできない。

 それを承知でクォーターは腰を落とす。

 クォーターはやっとメガトンの前方にはじき返す。

 スマッシュを打った反動で体勢の崩れたメガトンは、クォーターのネット際への返しが拾えない。

 二人のそんなやりとりを横目にキャプテンも練習に汗を流す。

 最後のラリーの練習はドライブの応酬だ。

 メガトンとクォーターの応酬はスピード感に溢れている。

 シャトルがコートと平行に低い弾道で勢いよく飛び交う。

 ラリーの練習が終わった。

 今度は、実戦形式に近いダブルスの練習だ。

 ラリーの練習と違って、どんなショットを繰り出してもよい。

 ただし、カウントも取らないし審判もいない。

 まず、メガトンとクォーターはネット際に並んで、対戦相手の男子ペアに挨拶する。

 つぎに、クォーターは長身からメガトンの様子を横から見下ろす。

 メガトンは緊張していないようだ。

 メガトンの胸に目をやったクォーターは、ネットをはさんだ打ち合いでの違和感を思い出した。

 ──メガトン先輩、お胸が膨らみ始めている。背も高校生のときより、ずっと伸びている。そうか、中学生なみの体のバドミントンだったのが、背が伸びて大きく変わったのだ。少なくとも高校生の体のバドミントンになったのだ。このままだと、間もなく私には手に負えない破壊力になる。今も実際はそうなのかも知れない。メガトン先輩、素敵よ。

 監督が実戦形式の練習を真剣な眼差しでじっと見守る。

 メガトンのスマッシュは、横に並んだ男子ペアのど真ん中を何度も射抜く。

 守備陣形が機能しないのだ。

 キャプテンは口惜しそうだ。

 女子ペアの弱点は甘く入るメガトンのショートサーブだ。

 男子ペアは楽々とプッシュを決める。

 ダブルスではロングサーブではなく、相手にシャトルを打ち上げさせるショートサーブが基本なことをメガトンは一応は知っている。

 しかし、ダブルスでの実戦形式での練習不足のメガトンは他の三人とは異なりフォアハンドサーブだ。

 安定したショートサーブに有利なバックハンドサーブをメガトンは試してみたこともない。

 しかも、メガトンとクォーターは即席のペアだ。連係も悪い。

 単純なラリーの応酬では優位なメガトンとクォーターだが、勝負では男子ペアが圧倒している。

 キャプテンの携帯電話のアラームが鳴る。

 授業は体育館の入り口に集まって行う整理体操で終わりだ。

 もう少し練習を続けたいキャプテンが監督に視線を送る。

 練習に興が乗っているのだ。

 このままメガトンのスマッシュに圧倒されて引き下がるのが悔しいのだ。

 監督が四人に声を掛ける。

 「コートはまだ使える。授業は終わったけれど、もう少し続けるかい?」

 クォーターが期待を込めてメガトンをそっと見る。

 色白のメガトンの顔が激しい動きに真っ赤に上気して、まだ収まらない。

 右手にラケットを握って、メガトンがコートにさっさと向かう。

 うれしそうに天然パーマが背筋を伸ばし大股で後を追う。

 女子ペアの連携が少しずつ改善する。

 クォーターが前衛、メガトンが後衛のトップアンドバックの攻撃陣形にすごみが増す。

 とくに、メガトンのジャンピングスマシュは打ってくると分かっていても、キャプテンでもとても返せない破壊力だ。

 かろうじて返してもシャトルはどうしても浮き上がる。

 前衛のクォーターが長い手を活かし浮いたシャトルを確実にプッシュする。

 プッシュされたシャトルは、鋭く床に突き刺さる。

 メガトンは今まで授業で封印気味だったジャンピングスマシュを惜しげもなく繰り返し披露する。

 ネット際をクォーターが固く守っているおかげで、ネット際への返球を気にせずメガトンは伸び伸びとジャンピングスマシュを繰り出せるのだ。

 その破壊力に監督は口をあんぐり開けて驚きの表情だ。

 なぜこんなスマシュが打てるのか、その秘密を解き明かそうと真剣な目付きでメガトンを見る。

 だがこのままでは、このペアは試合では強豪には勝てないと判断する。

 メガトンのネットの向こうで浮き上がるショートサーブはレシーブ側の格好の餌食になるはずだ。

 この弱点にクォーターも今日初めて気付いたようだ。

 実践練習に背を向けてきたメガトンの弱点だ。

 大会までにこの弱点を克服できなけば、一回戦負けは必然だ。

 監督はメガトンのショートサーブ改善の手段を模索する。

 一方、クォーターは今のままで勝ち抜く工夫がないか思案する。

 メガトンに全てを求めると、試合に出場してもらえなくなるとクォーターは心配なのだ。

 不得意なことには目を瞑り、好きなことを思いっきりしてもらうのがメガトン先輩には向いている。

 そう、クォーターは思っている。

 それにメガトンが馬鹿みたいに不器用なのを承知しているのだ。

 公式試合に出場することなど予想もしていないメガトンは、監督やクォーターの懸念などまるで気にしてしていない。

 ラリーを重ね体が温まるほどメガトンの動きに迫力が増す。

 舞うように床を滑り、イルカのように跳ね上がる。

 メガトンは体全体を大きく躍動させるのが大好きで得意なのだ。

 浮き上がるショートサーブを改善させる気は全くない。

 翌週の授業後の練習で、クォーターはメガトンにお願いした。

「メガトン先輩。私、サーブレシーブの練習をしたいの。お手伝い願えるかしら?」

「わたし、どうすれば良いの?」

「ロングサーブにはスマッシュやカットで、ショートサーブにはプッシュで対応するわ。レシーブが難しいサーブをしてもらえると、練習の成果が上がるわ。よろしくね」

 シングルスよりエンド方向は狭くサイド方向は広いレシーブエリアの四隅にサーブするように、クォーターは笑顔でメガトンにお願いする。

 クォーターの要望に応えようとメガトンは奮闘する。

 しかし、ショートサービスライン上を狙うメガトンのシャトルはネットするか浮き上がるかで、有効なレシーブ練習にはなかなかならない。

 見かねた監督がメガトンに直接アドバイスする。

 一回戦でボロ負けするようでは、実戦の楽しみは味合えない。

 そうなったら、メガトンのバドミントン部入部はありえないと、心配なのだ。

「ネットの上をスレスレに通過するように軽く打て。その方が、ショートサーブは安定する。相手ショートサービスラインを無理に狙うな」

 メガトンのロングサーブは的確にロングサービスライン両端の地点に落下する。

 だが、ショートサーブとフォームが全く違う。

 このため、ロングサーブと簡単にレシーバーに予測されてしまい、奇襲にならないのが難点だ。

 それに、高々と上がり滞空時間が長いので、ショートサーブを待ち受けていたレシーバーでも容易に追いついてしまう。

 素早く反応しなくても、楽々とスマッシュが思い切り打てるのだ。

 メガトンのサーブをどう改善しようかと、クォーターは真剣に悩み始めた。

 しかし、すぐ効く特効薬はなさそうだ。

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