オマケ
※これは別作品のものとして公開していた、お笑いネタを集めた小ネタ集の中から抜粋したものです。
にゃあ本編とは全く関係ありません。
『第一話・転生してきた魔王』
我は魔王なり。
別の世界から、この世界に転生してきた魔王なり。
転生先は彼女いない歴イコール年齢の28歳サラリーマンであったが。
ふふ。それはもう良い。
前世の記憶に目覚めた我は、魔力を得た。
彼女いない寂しさに飼っていたジャンガリアンハムスターのはむこを、試しに魔法でしゃべれるようにしてやったぞ。
そもそもの脳みそが小さすぎて、ひとつしか言葉は覚えられなかったが。
愛いやつじゃ。
我が真の力を取り戻した暁には、一番の眷属としてくれよう。
さて、真の力を取り戻すには、我が真の名前
――真名を取り戻さねばならん。
名付けの魔方陣は、完成した。
いざ、これより名付けの儀式を……!
あ。
はむこ、そこの魔法陣の中に入っちゃダメでちゅよ。
今から儀式を始めまちゅからね。
早く出なさ……。
はむこ「でち!」
魔方陣、発動!
名付けの儀式完了!
『魔王でち』が爆誕した!!
魔王でち「でち!?」
◇◇◇◇◇◇◇◇◆◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
『第二話・改名する魔王』
我は魔王なり。
名前が「でち」になってしまったために、魔力がハムスター程度になってしまった。
だが、我は諦めぬ。
一度だけなら、真名をつけなおすことができる救済魔法があるのだ。
我が真の名前ブラックスターライトニングソニック。
魔法陣に入って何か言葉を発するだけでリネームの魔法は完成する。
さすれば我は真の力を取り戻し……。
あ。
はむこ、そこの魔法陣の中に入っちゃダメでちゅよ。
今から儀式を始め……
はむこ「でち!」
魔方陣発動!
リネームの儀式完了!
はむこの名前がブラックスター以下略に変わった!
はむこ、改めブラックスター以下略の魔力が爆上がった!!
魔王「でちしか言えないのに!?」
元はむこ「我は魔王なり」
魔王「はむこ!?」
元はむこ「でち」
魔王「そこ変わらないんだ」
私の神様は、にゃあと鳴く 春くる与(はるくるかな) @harukurukuru
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます