奇数の日は詩経の日

荻原ツユ

はじめに

はじめに

 詩経を読みたい。が、目が滑って仕方ないので七五訳(のはずだったんだけどほとんどが替え歌かもしれない)しながら読み進めようと思う。訳の巧緻は問わない。というか泣きたい……語彙や概念が足りない……。絶対ここにピタっとハマるべき言葉あるでしょ⁉︎って思いつつ、とにかく読了を第一目標にする。繰り返す「読了を第一目標にする」! 推敲はその後! 正確性もその後! というか正確性なんてまるでない読書後の書き散らし! いいですか? 書いてあることは信用してはダメですよ!? 独学ができない一人で読めない残念な子なので公開しながら読み進めようと思います。


 少年老い易く学成り難し。今日が一番若いんだ! 若いうちに恥をかいていけ!! 今日より明日マシな人間になれますように!!!


読んでゆくもの:●全詩、◯選詩


●[1]海音寺潮五郎『詩経』 中央公論社、一九九〇年

詩経全305篇を収める文庫。白文、読み下し文、訳がついている天才。こちらを見ながら戯訳して行く予定。←これ読みながら詩作するのは無理と分かった。同志はなんて書いたかなぁ♪という感じ。


●[2]崔浩先生の「元ネタとしての『詩経』」講座 - カクヨム

作者 波間丿乀斎なみまへつぽつさい

https://kakuyomu.jp/works/1177354054918856069

詩経全305篇+αをWebで公開中。偉大なる先人。私がカクヨムにやってきたキッカケ。勝手に師匠と思っている方のひとり。この企画は師の二番煎じです。


◯[3]吉川幸次郎 注『中国詩人選集〈第1巻〉詩経国風』上下、岩波書店、一九五八年

国風だけなら全部載っているらしい!←基本的にこちらを読んでいます。参考にしているだけで全く違うことをペラペラ語っていたりする点に要注意!


◯[4]植田 渥雄「『詩経』の話 : 「桃夭」「碩鼠」「黍離」を中心に」『日中言語文化 : 桜美林大学紀要』二〇〇七年三月五巻、三─二一頁

https://obirin.repo.nii.ac.jp/records/793

最初に詩経面白いなって思えたのは先生の訳を読んだ時。2022年夏頃。「あんたがたどこさ」で「あかいとりことり」みたいな感じだ!って思ったのでそんな感じで読んでゆく予定。先生の講義最高に面白かったです。次回も楽しみです。←そんな感じで詩作してますが先生とはまるで違うこと書き散らしている点に要注意です!←2023/8/19リンク切れていたので貼り直しました。


◯[5]村山吉廣『詩経の鑑賞』二玄社、二〇〇五年

選詩集。2022年11月?12月?にみつけた。こちらに載っている詩はこれも参考にする予定。訳詩が綺麗!いっぱい載ってる!索引が最高!ありがたやありがたや……。←順番がまるで違いますね……?ひと通り読んだら確認する形。


●[6]境武男 著『詩経全釈』境教授頌寿記念会、1984年

七五調の全詩訳詩集らしい。なにそれ読みたすぎる! →買えたァァァ!!![1]と合わせて読みながら詩作しましょう。→[1]と同様に自分の感想作ってから確認するスタイルになりました。


●[7]石川忠久 著『新釈漢文大系110 詩経』上中下、明治書院、1997年

全詩集。2022年12月からジャパンナレッジで読めるようになった。神!←神。ちょこちょこ見る形に。


●[8]高田眞治 著「漢詩大系 1 詩経 上』集英社、一九八〇年

全詩集。2022年12月にこのシリーズを知った。初読者(わたしのこと)にとって全部読むのはハードル高すぎるんですが、気になってところを拾い読みしやすいのでとりあえず読もうの人に優しくて好き。←情報多くて時間がかかる!省エネ化のためひと通り見てから戻ってこようとおもいます。


●[9]詩經 - 中國哲學書電子化計劃

https://ctext.org/book-of-poetry/zh

原詩のコピペ元。ただし[2]からコピーさせてもらうこともあります。←とてもお世話になっています。


※教えて頂いた資料

水上静夫『中国古代の植物学の研究』

『詩経動植物図鑑叢書』

潘富俊『詩経植物図鑑』

加納喜光『詩経 1・2 恋愛詩と動植物のシンボリズム/古代歌謡における愛の表現技法』

揚之水『詩経名物新証』


これらが手元にないまま詩作してるのでぜーんぜん違う動植物を詠んでいるかもしれないよ! 気をつけてね!! もしその時は「違うんじゃね?」でなく「◯◯じゃね?」って教えて欲しいな! ワンドロ作詩の予定だったのにひとつ2時間以上かかっててさ、破綻する未来しか見えてないからね!

 そもミリしらの初見が詩作したやつをそのまま信じ込むタイプの人間は詩経読まなくね?と思いつつ、可能性はゼロではないので書いておこう。(紙も43回折ると月に届くもんな!)いいかよく聞け!「詩中の動植物は同定間違ってるから信じるなよ!」「動植物に限らずいい加減なこと言ってるから信じるなよ!」よし、書いた。カンペキ。


※1/8追記 「俺はそれが違う動植物を指すと理解してなお間違えた動植物で詩を詠む人間だぞ! 俺の書くものなんて信じるなよ!」の念押しに詩作したものを追加公開してきた。龔自珍の「落紅」は海棠であると聞いてなお「落椿」と訳すような人間の書く動植物を信じるだけ馬鹿を見るぞ♡

https://kakuyomu.jp/works/16817330650237120568/episodes/16817330651645030361


 この辺の先輩は百人一首の方々。例えば「かささぎの 渡せる橋に おく霜の 白きを見れば 夜ぞ更けにける」が好きで調べてたら張継〈楓風夜泊〉を踏まえていると聞いた。ひゅー! 大伴家持パイセンかっこいいー!! このくらい日本語としての歌に読みたい。なるほど私がやりたいのは作詩であって訳詩ではないらしい。わぁお! なんて企画倒れ! だけど目的は読了であって訳詩ではないのでこのまま行けばいいか。俺は俺のために読む!

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