江の島を舞台にして高校三年生の愛奈と将がちょっと不思議な体験をする物語です。
導入の掴みが素晴らしく、非日常を描いて興味を惹きつけられてから日常が描かれているため、先の展開が気になって読み進めてしまいます。
穏やかな江の島のデート(?)のはずだったのに、龍神伝説に基づいた怪異に巻き込まれていく、その日常から非日常への切り替えがお見事でした。
水や龍神に関する描写はさすがの一言で、慣れていらっしゃります!
主役の愛奈と将の微妙な関係も上手いです。
さあ、将君はイケメン好きな愛奈ちゃんを振り向かせることができるのか!?