忘れられない、ひとりだけの女性(ひと)を。終わらない夜明けは明け続ける

読了後のレビューです。

こちらは作者様の代表作のひとつである【ミドエン】シリーズのスピンオフとなっています。

主人公は九条大河という刑事。
彼には忘れることが出来ない女性(ひと)がいます。本編を読み進める中、気になっていたのは彼が秘め続ける想いはなんらかの形で報われるのか否か。
どうなったかは、ここでは伏せますが、読み終えて思うのは彼にとっての彼女。その存在は姿は見えずとも、彼が照らしていくべき闇の煌めきなのかもしれません。

ミステリーが好きな方も、男女が織りなす駆け引きやドラマに惹かれる方も、是非この物語に出会ってみてはいかがでしょうか。
また【ミドエン】シリーズ本編もお勧めの長編です。


どちらも是非、ご一読ください。