第7話
先々の不安を抱えながら産院を退院。
そして実家で産後を過ごすことに・・・
当初は日が晴れたら帰る予定だった。
遅くても7月中には。
だけど、ヨシオが迎えに来てくれなかったから 結局3ヶ月 実家にお世話になることになった。
その間にヨシオが会いに来たのは・・・何回だっけ?(笑)
よく覚えてないっ(゜Д゜;≡;゜Д゜)
実家の親には
嫌みを言われ、ヨシオにはシカトされ・・・
心は孤独だった。
親に"反対された結婚"を押し切った後ろめたさから、「迷惑かけてはいけない!」
と思い、初めての育児も散らかった家も、ぬかりなく行った。
若いから子育てなんてできない。
そう、言われたくなくて毎日必死だった。
気合いと根性だけは人一倍な私。
無理していたんだと思う。
体重が激減
母乳は出なくなり、産後1ヶ月健診時に
「産後の肥立ちが悪いと更年期障害に障りますよ!しっかり栄養つけてください!」
と言われる始末。
ゆっくり、のんびり構えられなかったアタシが悪いんだろう ケド!!( ̄ー ̄)クッ・・・
現実に起きていることが全てだった。
ようやくヨシオが迎えに来てくれ帰ることができたのが9月1日。
新学期の始まりかっつーの!
マジ、今考えるとありえないんだけど
やっぱ、惚れたら最後ね。
迎えに来てくれたことが嬉しかった。
当時は周りが見えなかったし
現状を歪んでしか見ることができなかったと思う。
9月から12月の大晦日までの間も、ヨシオは相変わらず自由奔放な生活で、
ていうか、今思い出したんだけど 私、軟禁状態でした。
1~2時間おきにヨシオが家に電話かけてきて
私が家に居るかどうかの確認。
電話に出そびれた時なんかヨシオが帰宅してすぐから何時間も説教されて・・・
ホント!私ってアホよね
だけど、時にはそれが耐えられなくなり家出したんだけど、すぐに連れ戻されて また説教。
そのたびに
「私が至らないばかりにヨシオは怒るんだゎ」
と、私・・・真剣に考えてました。←
そして、ある日、
ヨシオ:これから風呂入る。背中流してくれんや?
アタシ:どうしたの?珍しいね。
「えっ?」
ヨシオは背中一面に「刺青」を彫ってきていました。
一瞬、目の前の現実が受け入れられず固まりました。
「なんで?」
ヨシオ:子供も産まれたし、俺も覚悟を決めた!もう何も言うな!
ヨシオはそう言って私の質問を遮った。
黙ってヨシオの背中を流す私。
悔しくて泣きながらヨシオの背中を洗う手に力を込めた。
ヨシオが痛がるのを無視して、自分と子供の悲痛な叫びを手に込めた。
ここから逃げ出したい。
もう、終わりにしたい。
自分の人生を終わりにしたいとも思った。
しかし、そう簡単には終わらせてくれない運命。
心身共に麻痺していた私に待っていたのは・・・
「夜逃げ」
12月31日の大晦日の夜・・・
ヨシオ「もう、ココには居られんごつなったけん、おまえは子供連れて実家に行ってくれ」
私「は? 今 ナンテ?」
ヨシオ「事情は今度話す。俺は○○達(例の後輩)と行方眩ます!」
???
今度はナニシタノ???
時間がないからと急かされ、持てるだけの荷物をまとめて 言われるまま実家へ帰りました。
(実家までの1時間半の道のりは、ずーっと親への言い訳考えてたっけ…)
年も明けた
1月2日
生涯、忘れもしない事件が起きた。
つづく。。。
アホまっつん日記 SHIHO @huukyan
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。アホまっつん日記の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
仲津雑記帳2023・2024最新/仲津麻子
★53 エッセイ・ノンフィクション 連載中 234話
イタすぎる男の話新作/山科大喜
★0 エッセイ・ノンフィクション 完結済 1話
入院初心者。最新/初心者
★2 エッセイ・ノンフィクション 連載中 53話
昔はサプライズが好きだった!新作/崔 梨遙(再)
★6 エッセイ・ノンフィクション 完結済 1話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます