第6話
ここに登場する長女が思春期に差し掛かり、毎日悩まされる日々を送っております
親として、してやれる事←
一体ナニがあるんでしょうか?
難しいです。
親の二の舞にだけはなってほしくない!
ただただ、祈るばかり。
+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+--+
出産して間もなくヨシオに電話した。
私「生まれたよ。間に合わなかったね」
ヨシオ「マジでや~マジでや~すまんやったね」
私「仕方なかたいね~」
それから1時間後、病院へヨシオが到着。
「お疲れさん。生んでくれてありがとう・・・」
ヨシオは部屋に入るなり
少し涙ぐんだ目で
優しい言葉をかけてくれました。
(この人、悪魔かと思った時期もあったけど やっぱ人の子なんだなぁ・・・)
「こちらこそ。無事に終わりました。ありがとう…」
まるでドラマを見ているかのような光景でした。
ヨシオは新生児室のガラスに張り付いて、何時間も何回も可愛い我が子を見に行っていた。
このほのぼのとした時間がこれから先もずっと続きますように・・・
心の底からそう祈り眠りにつきました。
しかし・・・
翌日、ヨシオは耳を疑うような発言をしたのです。
ヨシオ「分娩費用、どうするや?」
私「銀行口座に入れてあるよ」
ヨシオ「・・・・・・。」
私「・・・???・・・。」
ヨシオ「すまん。それ、使ってしまったったい」
私「・・・はっ!? ナニに!? てか、ナンデ!?」
妊娠中、浮気・借金・無職・外泊・・・様々な事に耐えながら やっと貯めた大事な大事なお金。
それなのに・・・
それなのに・・・・・・
ナンデ!?
悲しくて、悲しくて、
一晩中 泣きました
翌日・・・
更に追い打ちをかけるようなヨシオの発言・・・
ヨシオ「お前の車、売ってきてもよかや?」
私「え!? アタシの!? 車!?ナンデ!?」
それからは、あまりのショックに、記憶がない。。。
結局、私の愛車を売り払って分娩費用に充てることになり、
こんなダメな奴と結婚したことで親を悲しませたくない。
親にはどんな言い訳しよう…
幸せになるための思考が欠如していることにすら気付かない
20歳の夏・・・
幸せいっぱいのはずの入院生活5日間は地獄絵図の序章にしかすぎませんでした。
つづく…
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます