応援コメント

『狼男のバラッド』」への応援コメント

  • 初めまして、コメント失礼いたします。

    戦前の横溝正史や江戸川乱歩や夢野久作を思わせる様な、エロ・グロ・ナンセンス調の文体。寺山修司や丸尾末広を彷彿とさせる様な、何処か侘しくも怪しげ気な雰囲気を漂わせる曲芸団の世界観。映画の『フリークス』『ブリキの太鼓』『田園に死す』等の、美醜の混ざり合った背徳的な情景が目に浮かぶ様です。思い切り、好みに突き刺さりました! 次章からも楽しみに拝読させていただきます‼

    作者からの返信

    綾杉模様さま

    初めまして。
    何とも嬉しいコメントで、急にやる気が出てきました。

    戦前期の横溝正史の短編は大好物で、影響を受けている部分が多いような。元ネタ的には寺山修司の『畸形のシンボリズム』がメインですが、雰囲気を追求したのは劇団『天井桟敷』かも知れません。

    作品概要欄にある米映画は勿論、他の二作も観ています。特に『田園に死す』はお気に入りだったりも。

    お付き合い頂けましたら、幸いです!

  • 企画へのご参加ありがとうございます。

    時代小説風の文体に、次々に繰り広げられる曲芸の数々に、思わず魅入りながら読ませていただきました。

    個人的には、霊交術師の助手の方が印象的でした。客の持ち物を見て即座に暗号でそれを形容し、さらにはスリまでやってのける。きっとこの方なら、どんな環境にいても瞬時に適応しそうだと思いました。私もこうありたい・・・・・・もちろんスリは遠慮しておきますが!

    作者からの返信

    world is snow様

    コメント、有り難う御座ゐ〼。
    適時、古めかしい単語を挟むことでレトロ感を出しているけれど、戦前っぽい言い回しが微妙に難しく、一世紀くらい巻き戻って落語の江戸人になってたりもしますw

    スリは物語の中でも普通に犯罪ですが、まあ、ドサ廻りの曲芸団なので御愛嬌といったところかな。暗号は実在のモデルがあって、素朴な人々は騙されいたようです。その後、バレて降霊術ブームは終了です。


  • 編集済

    こんにちは。

    パセリ セージ ローズマリー and
    タイム……

    She once was a true love of mine……

    英吉利の古いバラッド『スカボロー・フェア』に、自作の歌詞をのせて……。
    美しく、哀切に満ち、胸をうちます。

    作者からの返信

    加須千花さま(ポイント①)

    ボンソワール♪

    某フォークデュオのヒット曲で知ったのですが、原曲は少しシャウトするような箇所もあって、音節も微妙に違った…雰囲気は矢張り現代アレンジのほうに軍配が上がります。

    戦前、昭和十四年までに輸入された洋モノの名曲を物語の味付けに加えようと、いろいろ試行錯誤した記憶が。その中でも『スカボロー・フェア』はお気に入りなのです。

  • この度は拙作をフォローしていただきありがとうございます。
    色々な演目に目を見張りましたが、やはり水槽からの脱出が気になりますね。何処か見落としが無かったか読みかえして来ます!
    今後ともよろしくお願いします!!

    作者からの返信

    焔コブラ様

    こちらこそ、拙作をお読み頂き有り難う御座ゐます。
    序盤は心理描写が多く、展開が地味なんですが、宜しくお願いします。
    伏線は重要なものだけ、単語レベルで何回か意図的に出したものの、微妙と言えば、微妙かな…

  • 蝶番祭様、妙な企画にご参加いただき大変感謝しております!
    第一章、見世物小屋へ来た客の気分で楽しませていただきました。

    耶絵子さんの水槽脱出劇の仕掛けが気になります!
    蛭娘は現代だったら有名なヨガのインストラクターになっていそう。
    霊交術師は種明かしの後、助手のセリフを読み返すと面白いです。

    『Scarborough Fair』YouTubeで聴いてみました。
    なんと哀愁の漂う旋律でしょう。
    これは洋楽に不慣れな昭和初期の田舎人にも受け入れられそう。

    異形の姿に美しいテノール――オペラ座の怪人を思い出しました。
    オペラ座の怪人は原作小説だとテノールなんですよ。

    また続きも読みに伺います!

    作者からの返信

    綾森れん様

    オペラの怪人がテノールだったとは、つゆ知らず。有り難いマッチングです。

    こちらこそ、高貴な趣味の企画立案に感謝致します。そして、ご精読頂き、光栄です。『スカボロー・フェア』ほか、昭和十年代に流通していた曲の選定に苦労したので、実際に聴いて頂けると嬉しいです。

    美女の水中縄抜けは終盤のサスペンス編(?)で種明かしをします。

    一番のセールスポイントであるはずの「誉高い趣味」も、十章を過ぎた頃と遅く、企画参加の皆さんには手が届きにくい遠距離で、どうかな…と躊躇したりも。それでもネタバレ承知で参加して良かったです。

    綾森様の作品も楽しみに拝読させて貰っていまして、私の「美少年コレクション序説」にまたひとつ新たなキャラが加わったところです。