応援コメント

『千里眼を持つ東洋の魔人』」への応援コメント

  • こんにちは。

    傴僂男、背中に哀愁が漂うなあ……。見世物は自分の体、だもんなあ……、と思っていたら、後半、たくみな一輪車さばき。芸達者ですねぇ。
    お客と、芸人のあいだで、ボールのやりとりをしたり、客の持ち物をあてたり……、客を参加させて楽しませる、曲芸のサービスがリアルです。

    作者からの返信

    加須千花さま(ポイント①)

    ボンソワール♪

    傴僂男は芸歴が古い長老格で、ちょっとしたお目付役ですね。
    因みに校正サイトに文章をコピペすると、「傴僂」の表現で毎回、叱られるのです。名作映画も「ノートルダムの男」に題名変更w

    喋り方に特徴があるので、意外と重宝して主人公と行動を共にすることに…色々と秘密も知っているファンキーなお爺ちゃん。還暦前でも戦前だと、おっさん以上の風格のようです。

  • 陰影が濃い曲芸団の詳細な描写、素晴らしいです。
    少年探偵団シリーズを思い出しました。あのシリーズでも、こんなふうに読者にネタばらししてくれた記憶があります。太古の記憶なので間違っているかもですが。

    私の読書遍歴は江戸川乱歩がスタートなので、こちらの作品もずっと気になっていました。仄暗いランプの世界に、この文体は似合いすぎです!

    作者からの返信

    沖ノキリ様(ポイント④)

    時代は昭和十四年の冬の終わり…ちょうど乱歩先生が初の少年向け作品『怪人二十面相』を出して売れまくっていた頃です。

    この後、序盤は畸型児のコンプレックスを巡る心理描写が続き、大きな展開もなく淡々と進みます。目立った伏線要素もなしです。

    純文学調なのでカタカナが意図的に少なく、改めて読み直すとページが黒っぽい。ちなみに第一章の掲載当時、閲覧者は週間で二人ぐらいでした。歴史・伝奇ジャンル、恐るべしです。