19世紀のフランスを舞台に魔法使いと魔法使いを知らない人々の間で起きる事件に主人公が振り回されていく物語。
様々な魔法生物がパリの街に出没して問題を起こしていくのですが、雰囲気が近代ヨーロッパな雰囲気にマッチしていて、石畳の街並みに魔法生物が出現するイメージが頭に飛び込んできます。
魔法生物や魔法使いの設定がかなりしっかりと作り込まれていて、その上で登場人物も(魔法生物含めて)キャラが立っていて読み応え十分でした。
異世界ファンタジーというより、近代ファンタジーといった感じの作品。
この世界観にどっぷり浸かって読むことをオススメします。
不思議なことが起きるパリで、知らない世界に行けるかもしれません。