エピローグ
ずっと藍色のものを身につけていた
みんなを簡単に傷つけて、怖くなって離れて、そのくせ「恋しい」と病んでカッターに手を伸ばす。みんなは私のことを好きだと言ってくれて、大事だと言ってくれて、藍色は貴女だねと笑ってくれた。
”みんな本心から言ってくれていたのだろうか?”
そんな疑いが心のどこかにあって仕方ない私は本当にみんなといてよかったのだろうか。分からない。答えなんてないんだと思う。
だけどもし、一度だけ過去に戻れるのなら、願わくはみんなと出会わない人生を歩みたい。
みんなと出会えてよかった。だけど同時に、出会いたくなかったと思ってしまうくらいにはみんなのことで死にたくなってしまう。
私に藍は似合わない アル @Aru_dokusyo
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