編集済
圧倒されました。
2転3転では足りない展開。夕べは寝落ちして尚、目が覚めて直ぐに気になり、再び読み始めていました。
本筋のかすみには感情移入しまくりましたが、美舟との阿古討伐タッグがカッコイイ!とワクワクしてしまいました。渋みのあるいい男と若手のイケメンのタッグではないのに、婆さんなのに……カッコイイ、と思ったのは私だけでしょうか。
そして美舟がついに死んでしまうシーンで、最後に僅か光った、垣間見せたそのいじらしさに、思わず泣いてしまいました。きっとかの人1人に見て欲しかった光だったんじゃないかな、と。
阿古がまだこの先にかすみに願っていること、このお話の続きがあれば読みたいです。
この小説がもっと沢山の人に読まれて欲しいと胸が熱くなりました。
素晴らしい物語を読ませていただいて感無量です。
ありがとうございました。
作者からの返信
まずは謝罪を、ごめんなさい。読まれてるな〜としばしばこっそりにんまり並走して読んでました。我ながら本当気持ち悪い。
そして御礼を。一気呵成にお読みいただき、おありがとうございます! 癒しとは対極の物語でさぞかしお疲れになられたのではないでしょうか。
美舟へのお言葉とても嬉しいです。美舟と二輔は、さして書き込むつもりではなかったけれど思いのほか深まった人物でした。美舟と主人公との共闘は私も楽しんで書いたくだりです。川慈宅に乗り込むとことかも。
続きは書くつもりではいるのですが、なかなかなかなか(かすみを書こうと思うと、多分、他の一切合切投げ打つことになる)。スピンオフはいくつか書いたのですが、阿古ってこういう人でこういう目的か…と自分で徐々に理解できて面白いものでした。
妨害のお言葉ありがとうございます。励み今後も書く所存です!
(それはそれとして書籍化のオファーこないかな〜)
読み終わりました!
白木の屋形あたりからはもう予想外の展開の連続で、これからどうなるんだろうとハラハラしながら読み進めておりました。そして最後の章で明かされた真実には…嘘でしょ、燈悟!?となりました。
いや、ただの恋愛ものじゃないことは読んでいてわかっていたのですが、そう来たか…と。
あの作中で燈悟がかすみによく詠んでいた、そしてタイトルにもなっている「かすみ燃ゆ」の歌が偽りの妻問歌だったとは…
でもそう考えると色々と辻褄が合うんですよね。燈悟の頭痛のこととか、かがりの名前を付けたくだりとか。終盤であれ?と首を傾げた部分の答えが全てそこに繋がっている。(ひょっとして燈悟が黒打掛にやたらこだわってたのもその辺の理由が関係してたり?)
普段、純愛ものばかり読んでいた私には、頭を百キロくらいのバーベルで殴られたような衝撃でした。
あと、燈悟が自分のためにかすみが人間を食ったことを知り、かすみをいじらしく感じていたところで、相変わらず狂っていらっしゃるなあと思いました。
いや、普通引くだろ…なんでちょっと好感度上がってんだよ!
そういう意味でも、燈悟は小色や小結の手には負えない男だなあ。
かすみもしれっと正気を保ち続けてましたけど、あれも阿古が一枚噛んでたとは…
阿古がかすみを帝弟に嫁がせようとしているのは、父親を見返すためなんでしょうか?
改めて、作中で黒沼に選ばれた二人は執着というか妄執というか、とにかくこう感情の起伏の激しい人なんだなあと思いました。
それにしても、最後のかすみと燈悟が別れるシーンは圧巻でした。
かすみの後ろ側が暗紫紅の光で照らされて、燈悟がかすみ燃ゆ〜の歌ではなく、激励の歌を今度は心から詠む。これがまるでかすみの行き着く先は結局燈悟になるということを暗示しているようで…
素敵なお話をありがとうございました!
作者からの返信
更木絹様
読了、誠にお疲れ様です、ありがとうございます!
そのわりに返信がおそく礼を逸しております……本当、私は返信が遅くてダメダメ人間で。
燈吾は困ったっていうか、狂った男でしたね。モノホンの(間違っていないのがおかしい)。
狂った恋という設定ありきで書き始め、古い古い初稿では単に別れるというラストでした。長々と書いているうちにこの人たちはそんな大人しいタマではないなあと思いまして、あんな感じです。別の方からのいただいた感想で、初めて彼らが彼らの意思で選び取った道だと言っていただけて、良かったかなと。ラストシーンは苦しんで書いたので圧巻とのお言葉とても嬉しいです。
>あと、燈悟が自分のためにかすみが人間を食ったことを知り、かすみをいじらしく感じていたところで、相変わらず狂っていらっしゃるなあと思いました。
言及していただけてありがたい。本当おかしいですね。好感度上がるに吹きました。いやあ、安定してどうかしてる。
>阿古がかすみを帝弟に嫁がせようとしているのは、父親を見返すためなんでしょうか?
実は前に阿古のスピンオフを書いておりまして(少女時代を書いた『赤い雨』→https://kakuyomu.jp/works/16816700428295190059)、ちょっと彼女の真意に触れた気がしたのですが、彼女は自分大好き人間です。かすみは劣等感の塊で見返してやりたい気持ちが大きかったのですが、阿古はちょっと違うかな~と思っています。どちかと言えば、阿古と燈吾は似ているような。かすみに言ったらめちゃくちゃ怒られるでしょうけど。
実は昨日まで、また別の主人公を据えた『かすみ燃ゆ』のスピンオフ書いていたのですが、どうにも上手くまとまらず落ち込んでおりました。そしてこちらのコメントを読み、現金なもので元気が出ました。
かすみにとっての光が燈吾であるように、読んでいただけることは作者にとって光です。
この暗く長いお話にお付き合いいただき、そして色々汲み取っていただき感謝の念に堪えません。ありがとうございました。
完結おめでとうございました!
ラストの炎が燃え立つシーン、情景も心理も美しくてすごく魅せられました。暗闇へと歩き出すかすみが、今までと同じだけど今までと違っていて、グッときました。序、ですね……!
常に在る激しい情動や何度でもやって来る衝撃の展開に、どうなるのか最後まで気が抜けませんでした。
感じたこと、考えたことはたくさんあるのですが、とても言葉にし尽くすことは出来ません。
読んでいて脳裏にあったのは炎。そして油でした。炎は恋情や恨み侮蔑といった激情であり、狂気であり、希望であり、業であり、生命であり。時に油のようにどろりとして、纏わりつき、さらに炎を滾らせる。人のセイであり、サガであり……上手く言えませんが、そんなことを感じました。
とても濃厚な時間を過ごせました。ありがとうございました!
作者からの返信
最後までお付き合いいただき、御礼申し上げます。そして返信が遅く、申し訳ありません。
>暗闇へと歩き出すかすみが、今までと同じだけど今までと違っていて、グッときました。
嬉しいです! 場面場面の決断はしていたけれど、大勢に流されていた二人が、最後に選び取ったラストでした。
この二人は今後も、愛し合い、憎み合い、時に戦ったり利用し合ったりするのだろうなと。男の夢を支える女ではなく(別にそれが悪いわけではな)、明確な意志を持った対等な者として。
その先で、二人が共に笑って暮らしていたらいいなと思う次第です……いや、どうだろう。ふふ。想像がつくようなつかないような。
本当にありがとうございました!
展開も、情念も、何もかもが凄まじく、ひたすらに圧倒されているうちに、ラストシーンにたどり着いていました。
燈吾との出会いのシーンを拝読したときから、かすみを見初めた彼の心の内が気になっていたので、特に最終章の展開は、ハラハラしながら見守っていました。この二人しか掴み取れないであろう未来へ踏み出していく流れが素晴らしく、凄絶なまでの美しさを放つ暗紫紅の光が目に浮かぶようでした。「行くか」「行くわ」の凛としたシーンが好きです。
物語を文字通り絢爛豪華に彩ってきた安是の女性たちのドラマも、非常に読み応えがありました。謎と過去が繙かれていく展開に爽快感を覚えつつも、どんどん浮き彫りになっていく業の深さに、切ない気持ちも掻き立てられました。描写もとても丁寧で、この物語にぴったり合った比喩表現の数々にも感嘆しました。
「かすみ燃ゆ序」とのことなので、続きを書かれた際には、またかすみと燈吾の物語を読みに伺います(阿古の新都に対する執着も気になりますが、個人的には叶の行方も気になります)。とても面白かったです! 充実した読書時間を、ありがとうございました!
編集済
こんにちは。
ああ、あああ、あああああ───!
読了してしまった! 読み終わってしまった!
はあ──、そういうことだったのか。
かすみを見初めたのは、そういう裏があったのか。
祝言ですまないと泣いたのは、そういうことだったのか。
そしてまた、かすみは、己の尊厳を踏みにじられた半生を取り戻すべく「全てを手にいれ」「弟帝をだぶらかすほどのことをし」すでに心も体も手にいれてる橙吾の──夫の心を籠絡しなおさなくてはいけないのですね。
為せねば、攫いにきてもらえぬ。
夫は、業火に焼かれたまま、かすみを見果てている。
〈序〉なのですね。二人が「成し遂げた」後、一緒に暮らせるようになると良いなあ。
必ずや、かすみは弟帝という日本で最高の男の陥落をやりとげるでしょう。
なぜなら、かすみの心には他の「極上の男」が住んでいるからです。
弟帝が求めても求めても、心の奥津城までは得ることができない女、それがかすみ。そうなるのでしょうね……。
橙吾とかすみ、それぞれ魅力的で、小色の最後も凄絶でした。
いやあ、ものすごい物語でした!
作者からの返信
読了おありがとうございます。
殿方の夢を実現させるための「内助の功」の物語はまま聞きますが、その逆を走ってみました。そういう話があってもいいじゃない、そういうのが読みたいのだと。
二人が穏やかな時を手に入れるにはきっといくつもの山があって、もしかしたら時には反目する時もあるのかしらとつらつら考えております。
>弟帝が求めても求めても、心の奥津城までは得ることができない女、それがかすみ。
「心の奥津城」とはまたなんて素敵な言い回し! 本当に加須さんは、豊かな表現力をお持ちでうっとりです。
レビューもありがとうございました。脇を固めてくれた小色への言及も嬉しかったです。
続きがいつになるやらなのですが、今後ともお付き合いいただけましたら幸いです。
編集済
読み終えて・・・涙が出ました。
妬み、誹り、暴力、差別等あらゆる暗い情念とおどろおどろしさが渦巻く様と、恋する女が光る美しさが頭の中で浮かんで圧倒されました。
そして「何一つあきらめるな」と燈吾に言われたかすみ。
自分の欲望を自覚した強欲なかすみがとても印象的でした。
WEBで小説を読み出してあまり間がないのですが、こういう小説に巡りあえるとは思いませんでした。
有難うございました。
作者からの返信
ああ、伝説の存在〈読み専〉さんからのコメント! 一気読了おありがとうございました(胃もたれしませんでしたか?)
「俺に執着して、お前は何一つ諦めるな」
実はこれ最も好きな燈吾のセリフなので嬉しいです。女の人はもっと自由で強欲で遠くに行けたら良い、男の人にはその度量を持っていただきたいな〜と夢と願望が詰まってますね。
思いの丈を込めた小説です。それが届いて縁を結んでくれ、こんなに嬉しいことはありません。ありがとうございました!
ああああああああ………情緒が追いつきません……最高でした……
すごい…序盤はかすみと燈吾の官能的なシーンにキャッキャしたりしてたのに、もうこれは恋愛成就でお疲れ様でしたー!!っていう簡単な物語ではなかった。すごい…。
登場人物がだれもかれも人間の醜い部分を押し出されて描かれていて、それがヒロインであるかすみにさえも及んでいる…という部分に最初は驚きました。里のものからの仕打ちは決して許されるべきではない。けれど普通ならここで許してあげることができるのが本当に強い人…という教訓めいた言葉もよく聞きますし私もそういう風に物語を持っていくことが多いのですが、これはもう最後まで里の者への報復を忘れない…それほどまでにかすみの心を蝕んだ仕打ちなのだと、強く感じさせられました。
そんなかすみをただひとり愛してくれたひと、燈吾。
なのにまさかまさか、本当に終盤も終盤で「かすみと結婚したのは妹姫の力のため」だったという真実が明かされたときは……もう(゚Д゚)ポカーン……でした。うそでしょ…。だとすれば呪いの解けた燈吾はもうかすみのことを思ってはいない…と、胸がぎゅううっと締め付けられる思いがしたのですが、そうでなくちょっとホッとしました。
とはいえ…二人が進む道は別々で…ここがまたぎゅううっと苦しくなって…ホントに早く攫いに来てくれって叫びそうになりました(இдஇ )
そして「序」…ですと!?
いつか二人が再会して無事に添い遂げる未来が見られるのでしょうか。いつかまた二人に会えることを楽しみにしつつ……このたびはとっても凄い物語(語彙どこいった)を読ませて頂き、本当にありがとうございました!
読みさらえ!!……ました!(笑)
序……だと!?
なるほど。だからこそ、このラスト。
壮大な物語を終結へ導く手腕、お見事でした。
正直に言ってしまえば、同じ物書きとして嫉妬を禁じえません。
個人的には、燈吾の見果てる覚悟が胸に刺さりました。
ほどよく胡散臭くて、いい男ですね。燈吾。
素敵な作品を、ありがとうございました!
作者からの返信
読了お疲れ様でした。今日の活動に響いていなければ良いのですが。
嫉妬!あんな美味しいもの書く人が!
燈吾は書き手にとって本当に厄介な存在でした(出す時、格好よくしないといけないし)。まあ、最後はよくやってくれたかな、と。
序をやるのは小狡いのですが、今回はここまで。燃料補給したら続きを書きたいものです(具体的に言えば、受賞とか書籍化とか賞金とか印税とか)。
大切なお時間ちょうだいし、本当にありがとうございます。互いに良きメが出ますように……
あああ……読み終えてしまった……
最後の章、ものすごく良かったです……!
これまでのかすみは、いろんな情念に流されて翻弄され続けていたように思えて。
燈吾も、凄まじく魅力的ながら、何も信用できない感じがして。
一見、それぞれに人並外れた凄絶な強さを持ちつつ、同時に全てがものすごく心許ない感じがしていたんですよ。
だけど最後、やっと二人とも、真の意味で一人と一人の人間として向き合えたように思えました。
本能を、理性で抑え込む。二人の前にはそれぞれの道がある。だけど、だからこそ、心は一層強く繋がっている。
この関係性が、ものすごく尊くて狂おしいほど好きです。
徹頭徹尾、素晴らしかったです。
ちょっと他ではできないような読書体験でした。熱に浮かされたように読み耽っていました。
うわぁ感想めちゃくそ長くなっちゃった、すみません……笑 ちょっと心を落ち着かせてからレビュー文を練ります。
本当にありがとうございました!!
すごかった
作者からの返信
読了、誠におありがとうございます。
さきほど『川崎君の華麗(カレー)なお仕事』の返信コメント読みまして、でれでれしてます~嬉しいです!
完結、お疲れ様でした。
もう圧倒的でした。最後の最後まで騙されました。恋の果てが行きつく先、またその先の果てが延々と続いているような物語でした。
最後まで面白かったです。
ありがとうございました。
作者からの返信
最後まで読み果てていただき、レビューまで頂戴し、こちらこそありがとうございました。
>もう圧倒的でした。最後の最後まで騙されました。
『物語にはいつも野心と企み』を心の書斎に掲げておりまして、為されていたようで嬉しいです。
>恋の果てが行きつく先、またその先の果てが延々と続いているような物語でした。
その先を感じていただけているのなら、こんなに嬉しいことはありません。私の中で、良い物語の条件に、その先を、遠くを感じさせるというのがあるので。
今はまだ無理だけど、いつかこの先を書きたいと思います、どうぞよしなに~
ラストまで読んで、ようやくかすみの夫としての灯吾を認められたような気がします。ここまで言われれば愛があるのは認めざるを得ない……! 褒められるくらいで釣り合いが取れるはずはない、はまさにその通りでした。
実は、最終話の途中まで「結局女性の幸せは男次第なのか……?」と、(時代背景は考慮せざるを得ないので)諦め混じりの納得をしかけていたところ、一歩踏み込んだ強欲さと情の深さを見せられて唸りました。ふたりが最終的に手を取り合うのでも、そうはならなくても、かすみの願いは何もかもを焼き尽くすのではないかと思いました。
作者からの返信
返信が遅くなり、礼を逸しております。
読み果てていただき、御礼申し上げます。また、Twitterでの感想も励みになりました。
>ラストまで読んで、ようやくかすみの夫としての灯吾を認められたような気がします。
ですよねー。最後にちょっとお株を上げられて良かったです。この男の功績は、女を行かせられたことに尽きます。
>「結局女性の幸せは男次第なのか……?」
それは避けたかったんですよね。
幸せと引き換えに許させたくはなかった。頭ぽんぽんで全部を水に流させるのはないな、と。
そうなると悲恋ENDしないかとも思っていたんですが、そこは尺のあるWEB小説、なんとかかんとか蛇行しつつも書けたかな、と。
それにしても、この二人が一般的な家庭を築くさまが全然想像できず、睨み合いのがずっとお似合いで、それも楽しそうだなと思っております。ふふ。
完結おめでとうございます。
美しくつづられる文章に魅了され、読みはじめました。しだいにひもとかれる謎とそこから積みかさなるさらなる謎が、面白さとなり加速し楽しませていただきました。じつは燈吾の人物が、ある知り合いによく似ており、なにかと重ねながら読ませていただいてもおりました。
あらためて、完結おめでとうございます。
面白い物語をありがとうございました。
作者からの返信
返信が遅くなり、礼を逸しております。
読み果てていただき、ありがとうございます。
>美しくつづられる文章に魅了され、読みはじめました。しだいにひもとかれる謎とそこから積みかさなるさらなる謎が、面白さとなり加速し楽しませていただきました。
嬉しいです。今作、文章はこてこてにしてあるのですが、ある種、こけおどしというか、それこそ安是女の光というか、客寄せパンダ(言い方)でして。読み進めないと辿り着かない謎部分に言及していただいて感謝です。
>じつは燈吾の人物が、ある知り合いによく似ており、なにかと重ねながら読ませていただいてもおりました。
なんですと!?そこのところKwsk!
燈吾は『かすみ燃ゆ』以外の作も含めて、自作の中で最も厄介さんと位置付けているのですが……いやそれともスパダリ的な意味で?
そんな面白い読み方羨ましい……いやありがたく。本当に読み果てていただきありがとうございます。
どうぞ今後ともよしなに~!
編集済
完結おめでとうございます!
最初から最後まで意表を突かれ続け、「え!」とか「あれ!?」とか叫びつつ拝読しておりました。
重たく容赦ない展開が続きましたので、この雰囲気を崩さず、しかし納得感のある結末とはどんなものか想像がついていませんでしたが、これは凄い!としか言えません。語彙力が足りません!笑
激情の炎に焼かれつつ二人がこれから歩む未来、どんなものなのでしょうか。妄想を膨らませております。
改めて、素晴らしい作品をありがとうございました!
作者からの返信
返信が遅くなり、礼を逸しております。
この長く重く暗い話を読み果てていただき、ありがとうございます。
意表をつけましたか、意表大好き、やった、いひょー!
私は俗人なので、読者さんにできればお土産というか驚きを持って帰っていただきたく。まあなんか今作は山盛りで、田舎のおばちゃん化しているような気がしなくもないのですが。
前々から変な結末だなあ、と思っていましたが、やっぱり変ですね。
〝かすのみ〟から〝カスノミ〟に変わったヒロインは、恋愛成就じゃ満足しないよな~、と。少なくとも頭を撫でられて満足はしないし、それは私(作者)が許さない。
>激情の炎に焼かれつつ二人がこれから歩む未来
まだまだきちんと練れてないけれど、楽にはさせません。ふふ。
それにしてもカクヨムコン8、どっぷり参加してみると色々な方とお知り合いになれて本当にうれしいです。
今後とも、どうぞよしなに~
完結おめでとうございます。
改稿前の作品にも同じようなコメントを残したかもしれませんが、見果てるまでの、そしてその先にある物語が今から気になって仕方がないですね。普通のハッピーエンドになるような気がしません笑
内容は知っているのに、読み始めるとなかなか止められないのは相変わらずで流石でした。官能的で、暴力的で、だけど上品でもあって。かすみは傍若無人にも見えるのに、決して不快ではないんですよね。
私は主人公にはわかりやすい素直さとかを求めてしまうので(かすみごめん……)、主人公を好きになれなければ長編を読み切るのは本当に苦痛でしかありません。そういう意味でもどっぷりと入り込んでしまう、坂水さんの手腕が際立つ素晴らしい作品だと改めて感じました。
何度読んでもものすごい小説です。また読むことができて幸せでした。ありがとうございました!
作者からの返信
返信が遅くなり、礼を逸しております。
二周目、もったいなくも読み果てていただき、おありがとうございました。Twitterでもお世話になっております。
>私は主人公にはわかりやすい素直さとかを求めてしまうので(かすみごめん……)
笑いました。そう、かすみはいわゆる素直ないい子じゃなく、読者様におかれましては好き・嫌いが出てくるというなかなかの個性派。それでも読んでいただけたのは、色々な仕掛けが上手く作用した……のかしらん?
と悦っております。
>官能的で、暴力的で、だけど上品でもあって。
ありがとうございます! 暴力的が一番嬉しいのはここだけの秘密です。
今作、わりとこてこてな文章表現をしておりまして、暴力的、汚い、負のものを書くために、という一側面があります。
そういう意味では、安是の女たちの光と同じですね。
さて、この先の物語。ちらちらと浮かぶ場面はあれどまだまだ書き出すには遠く……でもやるなら、老境まで書きたいものです。
かすみ燃ゆシリーズや他作でもお付き合いいただけましたら、幸甚です。
編集済
もう本当に最後まで手のひらの上で転がされながら読み終わりました。なんだかうまく感想が言えません。完結おめでとうございます。一話からここまで夢中でした。おぞましく、いとわしく、でも惹かれる。あれだけ恐ろしかった阿古の願いはあまりに‥‥
本当にありがとうございました。
お疲れ様でした!
作者からの返信
読み果てていただき、ありがとうございます。
阿古はもうちょっと掘り下げたい人物で……まあ、序ですから。
去年、彼女の短編を書いたのですが、少し目的というか為人(ひととなり)がくっきりなったのでそのうち。
あと本編、少なくとも一つは嘘をついています。
しかし、かすみ燃ゆは時間と気力をごっそり奪われるので……ちょっとエネルギー補充したいな、具体的に言えばカクヨムコン通らないかな~書籍化してえな~もしくはパトロン~とかとか妄想しています。
それにしてもちづさんとのやりとりは楽しく……『まぼろしの恋』の続き、座してお待ち申し上げます!
読者として最終話まで見果てることができ、感無量です。かすみがたどり着いた境地、予想を上回る未来の展望、ああこうだったなあと...感慨に浸っています。実際に生きている世界より人間の内側の世界の方が果てしなくスケールが大きいですね。
やはり阿古が好きです。化け物のような女ですが、なんだかんだ言ってちゃんと母親じゃないかと思ってしまうので。
精魂を尽くして書かれた物語には作品そのものにも人外の力が籠るように感じられます。そういう作品だと思います。もう一度読めてよかったです。ありがとうございました。
作者からの返信
素晴らしいレビューを一度ならずとも二度もまでもありがとうございます。なんかもうすいません……超嬉しい。
今回も五感に感じていただけて良かった。
柊さんがレビューで言及してくださったように、今回投稿したことで私にとってもより明瞭に浮かび上がりました。時間をおいたことでちょっと距離を空けて眺められたかなと思います。
阿古は娘をたのみにしてるんですよね。そして面白いと思ってる。前はあんまり情のない人だと思っていたのですが、今はもうちょっと血が通って見えてます。かなりユニークな母娘関係ではありますが。
本当に多方面ありがとうございます、いただいたレビューに恥じぬよう、正面きって顔負けできるよう、頑張ります!
いやー、圧巻です。完結まで一気に読んでしまいました。
初めから世界観にぐぐっと引き込まれ、読了後、自分がどこにいるのか、今は何月何日何時なのか、一瞬分からなくなったほどです。
えも言われぬひとときを過ごすことができました。
後ほどレビューさせていただきます!!
作者からの返信
>初めから世界観にぐぐっと引き込まれ、読了後、自分がどこにいるのか、今は何月何日何時なのか、一瞬分からなくなったほどです。
すごいお言葉頂戴しました。これでまた書いていける。
お蔭様でカクヨムもなろうもPVが増えまして、多謝です。
いつか本当に本が出せるよう、精進します。ありがとうございました!