舞台が近代であるという事実がにわかに重い事実となって現れたように思います。そういえば、(推定)明治の世で落人伝説は伝説でしかないのでした……。
急激に世界を広げてしまった今のかすみに、燈吾はどう映っているのでしょうか。理解のある彼君ぶりが今ひとつ信用できていなかったのですが、ここに来て意外な糾弾が! 想いを断ち切るのか想いに殉じるのか、かすみの選択から目が離せません。
作者からの返信
ああ、ついにここまでお読みになられましたか、おありがとうございます。
悠井さんは本当に鋭く、はなから燈吾の胡散臭さを指摘されていたのは今まで悠井さんだけじゃないかしらと。
彼女と彼の行く果て、どうか読み果ててくださいませ。
いきなりの急展開にびっくりです。
お役人がもっと早く来てくれたら、死なずに済んだ人が居そうですね⋯⋯小結さんとか。