水予報

その日、私はうっかり泣いて、丁度雨が降っていた。


天気予報は雨だったが、少し早い時間に降った。


だから天気予報を見るときに、雨が降っていたらその日自分は泣くのだろうと考えてみることにした。

そう考えるのが楽しかったから。



次の雨の日、私は丁度買っていた新しい傘をさせることに歓喜していた。

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#140字小説 陰陽由実 @tukisizukusakura

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