第52話:破壊を炒める調理師

チャプタ―1

ここは、新蒲田である。

そこには、アス獣「アスピーラー」と

百体以上のヤロウドモ達が居た。

「ヤロウドモ。もっと破壊しまくれ。」

「アウーッ。」

「ウワーッ。キャーッ。」

私は、ゲヒリトディーに乗って、そこへ向かっていた。

「もうすぐで、辿り着きそうね。」

「一気に、突っ走るぜ。」

私は、そこへ辿り着いた。

チャプタ―2

「そこまでよ。ゲヒリトチェンジ。」

私は、疾走調理師 戸理二 ステノモードに変身した。

「な、何者だ?」

「破壊を炒める調理師。疾走調理師 戸理二。ウィームッシュ。」

「ヤロウドモ。やっちまいな。」

「アウーッ。」

「はーっ。でやーっ。おりゃーっ。」

私は、拳や蹴りで、ヤロウドモ達を一掃した。

「キエーッ。」

チャプタ―3

ここは、食堂である。

「戸理二。大丈夫かな?」

「心配するなって。あいつなら。」

そこへ、任がやって来た。

「私も、そう思う。」

チャプタ―4

私は、仲六郷で、アスピーラーと戦っていた。

「刃幻衝。狙幻衝。喰らえ。」

アスピーラーは、巨大な幻衝力の刃を放った。

「ウワーッ。ゲヒリトブラスター。シュート。」

私は、アスピーラーを狙撃した。

「ウワーッ。ちっ。炎幻衝。氷幻衝。雷幻衝。」

アスピーラーは、炎と氷と雷を同時に想像して、術を放った。

「ウワーッ。でも、これくらいなら何とかなる。」

私は、ゲヒリトキャノンを構えた。

「聖幻衝。ゲヒリトシュナイデンべフラィエン。」

私は、アスピーラーを浄化したが通じなかった。

「フフフッ。そんな技が効くか。ん、居ない?」

「脚、幻、衝ーっ。」

私は、飛び上がってから、一回転し、フルパワーの蹴りを決めた。

「ヌオワーッ。」

アスピーラーは、爆発して、ティタニィーに戻った。

「盛り付け完了。」

「お、おのれ、戸理二。いつの日か、必ず・・・。」

ティタニィーは、消えるように去って行った。

チャプタ―5

「残るは、リセットだけね。」

「戸理二。奴は、宇宙に居る。ゲヒリトライノスで行って来いっての。」

「理解った。召幻衝。ゲヒリトライノス。」

私は、召喚したゲヒリトライノスに飛び乗った。

「カイザーモード。」

私は、ゲヒリトライノスを人型に変形させた。

「ゲヒリトフリート。」

チャプタ―6

ここは、宇宙である。

「疾走調理師 戸理二。来るが良い。斬り刻んでくれる。フハハハーッ。」

その頃、私は、ゲヒリトフリートに乗って、リセットの元へ向かっていた。

「ここって、地球と火星の間じゃない?」

「ああ。軌道の一部になるつもりらしい。」

「水、金、地、解、火、木、土、天、海?」

「早く奴を倒さないと、そうなってしまう気がする。先を急ごう。」

ゲヒリトフリートは、加速した。

チャプタ―7

一時間後、私とゲヒリトフリートは、リセットの元へ辿り着いた。

「そこまでよ。」

「クククッ。来たか。疾走調理師 戸理二。そして、ゲヒリトフリート。クククッ。」

リセットは、トング状の右手から、幻衝光線を放った。

「ウワーッ。何て、破壊力なの?」

「桁違いだな。あの化け物は。」

「何とでも言え。この空間ごと、吹き飛ばしてくれる。フハハハーッ。」

リセットは、全身から破壊の波動を放った。

「ウワーッ。ゲヒリトフリート、いける?」

「ああ。あの技をフルパワーで。」

ゲヒリトフリートは、ゲヒリトバスターを両手で持って構えた。

「ゲヒリトシュナイデンクエーサーフルパワー。」

ゲヒリトフリートは、フルパワーで狙撃しまくったが、フライパン状の左手で防がれた。

「刺身にしてくれる。刃幻衝。連幻衝。乱幻衝。リセットブリンガーレイン。」

リセットは、幻衝力の刃を放ちまくった。

私とゲヒリトフリートは、気絶して、多摩川へ勢い良く落下した。

ゲヒリトフリートは、ゲヒリトライノスに戻った。

チャプタ―8

「痛ててーっ。ゲヒリトフリート。大丈夫?」

「心配するな。だが、今は、動けそうにない。」

「一人で行って来る。リセットを倒す。」

その時、私は、黄金の光に包まれた。

チャプタ―9

私は、いつの間にか、リセットの元へ瞬間移動していた。

「リセット。私があなたを調理します。」

「貴様の食材になってたまるか。」

「私の調理は、浄化という意味よ。」

「浄化だと? バカげた事を。フハハハーッ。」

リセットは、全身から破壊の波動を放ったが、私には、何故か通じなかった。

「クククッ。消滅したか? な、何っ?」

「私が、その波動から解放してあげる。」

「そんな事、人間ごときに出来る訳が無い。

 私は、相手をのけ者にしたいという感情そのものなのだぞ。」

チャプタ―10

「それなら、その感情を消すまでよ。」

私は、圧力鍋を想像して、幻衝力で出来た巨大な圧力釜を出現させた。

「ステノゲヒリトブレードギラープフシュナイデン。」

私は、ブレードギラーに宇宙の幻衝力を溜めて、

自分の幻衝力と同時に、圧力鍋の中へ投げ込んだ。

圧力鍋は、リセットの中心核(コア)へ、潜り込んだ。

「盛り付け完了。」

圧力鍋は、リセットを丸ごと浄化し尽した。

「これで、あなたは、もう、のけ者じゃない。」

「私の辛さを理解ってくれたのは、君が初めてだ。さようなら、戸理二。」

リセットは、超新星爆発みたいな大爆発をして、完全消滅した。

チャプタ―11

ここは、萩中である。

そこには、首領が居た。

「リセットも敗れたか。」

首領は、缶コーヒーを飲んで、握り潰した。

チャプタ―12

三日後。ここは、食堂である。

「戸理二。もう、行くの?」

「うん。真犯人を捜しにね。」

「御守り代わりに、こいつを持って行きな。」

製は、使えないほど小さくなるまで使い込んだ包丁を私に手渡した。

「ありがとうございます。それじゃ、行って来ます。」

私は、ゲヒリトディーに乗って走って行った。

チャプタ―13

ここは、西糀谷である。

首領は、ライカン兵達に街の破壊をさせていた。

「クククッ。もっとやれ。」

「キエーッ。」

「ウワーッ。キャーッ。」

チャプタ―14

その頃、私は、東糀谷を走っていた。

「まだ、着かない?」

「この近くのはずなんだけど?」

しばらく進んでいると、本羽田で、首領とライカン兵達に遭遇した。

「クククッ。川を汚染してくれる。」

「キエーッ。」

「そこまでよ。ゲヒリトチェンジ。」

私は、疾走調理師 戸理二に変身した。

「な、何者だ?」

「破壊を炒める調理師。戸理二。ウィームッシュ。」

「ライカン兵。」

「キエーッ。」

「ゲヒリトブラスター。シュート。」

私は、ゲヒリトブラスターでライカン兵達を一掃した。

「キエーッ。」

チャプタ―15

「あなたは、何者?」

「私は、首領。リセットは、私の部下の一人だ。

「ゲヒリトハーケン。」

私は、ゲヒリトハーケンを構えた。

「そっちがその気なら、見せてやろう。喰らえ。必殺、ガウジ痕。」

首領は、かかとで思い切り、アスファルトを削った。

「痛ってえーーーーーっ。」

「・・・・・(訳が理解らない。)。」

「どうだ、参ったか? ん、何で何ともないんだ、お前は? まあ良い。またな。」

「待ちなさい。ん、この光は?」

「フハハハーッ。」

首領は、二等辺三角形の飛行物体に乗って、空の彼方へ飛び去った。

「逃げられた。」

エピローグ

チャプタ―1

ここは、食堂である。

「戸理二。今頃、何処に居るんだろう?」

「きっと戻って来るさ。」

「それまで、待とうよ。」

「それも、そうだな。」

チャプタ―2

私は、ゲヒリトディーに乗って走っていた。

奥多摩町の天地山近くである。

「ここって、何処ら辺なの?」

「たぶん、奥多摩。」

「たぶんって、あのね。」

「あっ、山頂だ。眺めが良さそうだ。」

「だぞ、じゃなくて。まっ、良いけど。」

「これから、どうする?」

「前に進むのみね。」

「了解。それじゃ、スタートだ。」


それじゃ、また、何処かで逢おうね。

「破壊を炒める調理師。疾走調理師 戸理二。ウィームッシュ。」



                              ―完―










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アーク刑事 激フレンズ SEASON4 埴輪でござる @tonvery2365

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