第51話:任との対決

チャプタ―1

ここは、食堂である。

「製料理長。」

「製で良いって。それに照れ臭い。」

「それじゃ、いつも通りね。」

チャプタ―2

ここは、高級レストランである。

「ティタニィー。ここは、任せた。」

「料理長は、どちらへ?」

「ふっ。街を吹き飛ばしてくれる。」

任は、消えるように去って行った。

チャプタ―3

その頃、私は、新橋の喫茶店で休んでいた。

「個々のケーキは、いつ食べても別格だね。」

私は、支払いを済ませてから、外へ出た。

すると、そこへ、任がやって来た。

「あなたは、隠関地 任。」

「異区素 戸理二。いや、疾走調理師 戸理二。お前を倒してくれる。」

「その刀は?」

「恐魔丸。恐魔丸という名の武将が愛用していた刀だ。」

任は、私を斬り裂いた。

「ウワーッ。切れ味が鋭過ぎる。」

「喰らえ。恐魔丸海嘯撃。」

任は、恐魔丸の刃先から、海嘯を放った。

「ウワーッ。」

私は、その場に倒れて、気絶した。

「そのまま、くたばっていろ。」

任は、消えるように去って行った。

チャプタ―4

一時間後、そこへ、腕と製がやって来た。

「戸理二。しっかりして。」

「ん、痛ててーっ。ここは?」

「庭園の中だ。大丈夫か?」

「はい。あれ、任は?」

「もしかして、戦っていたの?」

「うん。早く何とかして、止めないと。」

チャプタ―5

ここは、高級レストランである。

「任。いや、バンクロットよ。街を殲滅して来るのだ。良いな。」

「仰せのままに。」

任は、地上へ向かった。

そこへ、ティタニィーがやって来た。

「リセット様。バンクロットは、いかがなさいます?」

「クククッ。戸理二とともに始末してくれる。」

チャプタ―6

私は、ゲヒリトディーに乗って、任を捜していた。

「任が、何処に居るのか理解る?」

「私の感だと、芝公園の中だと思う。」

「そこへ、向かって。」

「しっかり捕まってな。」

私は、芝公園へ向かった。

チャプタ―7

その頃、任は、東京タワーのてっぺんに居た。

もちろん、アンテナの先端の上である。

「戸理二よ。来るが良い。私の手で調理してくれる。」

任は、バンクロットに変身した。

「グオーッ。」

私は、麻布台まで来ていた。

「何の声?」

「任の声だ。既に、人間ではない。」

「急ごう。加速して。」

「了解。突っ走るぜ。」

チャプタ―8

「来たか。そろそろ、行くとしよう。」

バンクロットは、地上へ飛び降りた。

私は、そこへ辿り着いた。

「ゲヒリトディー。ここで、待ってて。」

「了解。決着をつけてきな。」

「理解ってるって。ゲヒリトチェンジ。」

私は、疾走調理師 戸理二 ステノモードに変身した。

チャプタ―9

「クククッ。来たか。何者だ?」

「破壊を炒める調理師。疾走調理師 戸理二。ウィームッシュ。」

「ヤロウドモ。やっちまえ。」

バンクロットは、十体ものヤロウドモを召喚した。

「アウーッ。」

「ゲヒリトブラスター。シュート。」

私は、ゲヒリトブラスターで、ヤロウドモ達を狙撃した。

「キエーッ。」

チャプタ―10

「この刀で、刺身にしてくれる。」

バンクロットは、恐魔丸を構えた。

「ここで、倒されるわけにはいかない。」

私は、ブレードギラーを構えた。

「氷幻衝。恐魔丸雪壊風。」

バンクロットは、吹雪を想像して、恐魔丸の刃先から、術を放った。

「ウワーッ。でも、これくらいなら。」

「ふっ。恐魔丸獄炎衝。」

バンクロットは、大噴火を想像して、恐魔丸の刃先から、術を放った。

「反幻衝。ブレードギラーリフレクト。」

私は、術を跳ね返した。

「クククッ。バカね。私は、後ろよ。恐魔丸無双。」

バンクロットは、私を斬りまくった。

「ウワーッ。でも、私は、勝つ。」

その時、ブレードギラーが、黄金の輝きを放った。

「な、何ーっ? ウワーッ。」

バンクロットは、吹っ飛んだ。

「ブレードギラーシュナイデンフェニックス。」

私は、突撃して行って、不死鳥に姿を変えて、バンクロットを貫通し、突破した。

「ヌオワーッ。」

バンクロットは、大爆発した。

チャプター11

「ヌオワーッ。お、おのれ、戸理二。巨幻衝。」

バンクロットは、自分自身を巨大化させた。

「グオーッ。」

「召幻衝。ゲヒリトライノス。」

私は、召喚したゲヒリトライノスに飛び乗った。

「カイザーモード。」

私は、ゲヒリトライノスを人型に変形させた。

「ゲヒリトフリート。」

チャプタ―12

バンクロットと私とゲヒリトフリートは、三田に移動していた。

バンクロットは、恐魔丸を飲み込んだ。

「喰らえ。はーっ。」

バンクロットは、水色のブレスを吐き出した。

「ウワーッ。破壊力が増している。」

「ウワーッ。このままだと、溶けてしまうぞ。」

「フハハハーッ。喰らえ。鋭幻衝。連幻衝。乱幻衝。」

バンクロットは、ゲヒリトフリートを斬りまくった。

「ウワーッ。何て強い蛙なの。」

「何か良い方法は?」

チャプタ―13

その時、そこへ、一体のドローンが飛んで来た。

「ん? 虫か。喰ってくれる。」

「ゲヒリトフリート。ゲヒリトバスターのエネルギーをあの小型ドローンに注いで。」

「理解った。でも、何で、あんな物が?」

ゲヒリトフリートは、ドローンにゲヒリトバスターのエネルギーを注ぎ込んだ。

「いただきまーす。」

バンクロットは、そのドローンを捕食した。

「うまい。まるで、極上のステーキみたいだ。」

ドローンは、バンクロットの体内で、ゲヒリトバスターの

エネルギーを解放しつつ、消滅した。

そして、恐魔丸は、砕け散った。

「ギャーッ。」

バンクロットは、大爆発して、元の大きさに戻った。

チャプタ―14

そこへ、製がやって来た。

「戸理二。任は、私の親友だ。助けてくれないか?」

「理解りました。任せて下さい。」

そこへ、リセットがやって来た。

「させるものか。バンクロットよ、さあ。」

リセットは、バンクロットに幻衝力を注ぎ込んだ。

「自爆してくれる。フハハハーッ。」

「さあ、ともに散るが良い。」

「そんな事、させない。ゲヒリトキャノン。」

私は、ゲヒリトキャノンを構えた。

「聖幻衝。ゲヒリトシュナイデンべフラィエン。」

私は、バンクロットを浄化した。

「べフラィ―ング。」

「バ、バカな。ヌクククッ。」

任は、人間に戻った。

「わ、私は、今まで、何という事を。」

任は、気絶して、その場に倒れた。

「盛り付け完了。」

リセットは、いつの間にか、居なくなっていた。

チャプタ―15

そこへ、腕がやって来た。

「腕。どうしたの?」

「街中が、戦闘員ヤロウドモだらけに。」

「戸理二。行って来い。」

「後は、任せました。それじゃ、行って来ます。」

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