第50話:悪の疾走調理師

チャプタ―1

ここは、食堂である。

「焼肉セット。お待たせ。」

「追加注文。天ぷらセットに焼きそば大盛り。」

「あいよ。そりゃーっ。」

そこへ、ティタニィーが十体ものヤロウドモ達を連れてやって来た。

「ヤロウドモ。この店を壊せ。」

「アウーッ。」

「ウワーッ。キャーッ。」

「そんな事させない。」

「おーっと、それなら、高輪まで来い。」

ティタニィーとヤロウドモ達は、いつの間にか居なくなっていた。

「行って来る。」

私は、ゲヒリトディーに乗って、高輪へ向かった。

チャプタ―2

ここは、品川駅である。

そこには、任が居て、街の人々を人質にしていた。

「ウワーッ。キャーッ。」

「騒ぐな、人間ども。そこでじっとしていろ。」

「ひ、ひえーっ。」

「トイレは、ヤロウドモ達がついて行くから、気にするな。」

チャプタ―3

そこへ、私は、辿り着いた。

「任。何を企んでいるの?」

「来たか。戸理二。人質は、全員解放してやる。こっちへ来い。」

「理解ったわ。」

チャプタ―4

私と任は、研究所跡へ辿り着いた。

「良い事を教えてあげる。」

任は、私に私の過去を見せ始めた。

「ここは、一体、何処?」

「あなたが作られた研究所よ。」

「作られたって?」

「下のフロアへ行くわよ。」

「下のフロア?」

チャプタ―5

下のフロアは、資料が山積みになっていた。

「核酸操作人間実行計画?」

「これが、真実。あなたは、核酸操作人間 戸理二なのよ。」

「私が、核酸操作人間? そんなはずは。」

「嘘じゃない事は、確かよ。」

チャプタ―6

私と任は、いつの間にか、品川駅へ戻っていた。

「クククッ。出でよ、悪の疾走調理師 悪。戸理二を始末せよ。」

任は、恐魔丸の刃先から、悪の疾走調理師 悪を召喚した。

「仰せのままに。」

「ゲヒリトチェンジ。」

私は、疾走調理師 戸理二 ステノモードに変身した。

「破壊を炒める調理師。疾走調理師 戸理二。ウィームッシュ。」

チャプタ―7

「アスハーケン。」

悪は、私を斬り裂いた。

「ウワーッ。」

「アスブラスター。乱幻衝。シュート。」

悪は、私を狙撃しまくった。

「ウワーッ。何て速さなの? ゲヒリトキャノン。」

私は、ゲヒリトキャノンを構えた。

「ゲヒリトシュナイデンバーニング。」

「壁幻衝。」

悪は、私の狙撃を防ぎきった。

「そ、そんなのあり?」

「アスキャノン。はーっ。」

悪は、わたしを狙撃した。

「ウワーッ。このままじゃ、確実に負ける。

「止めよ。ブレードギラー。」

悪は、ブレードギラーを構えた。

「ブレードギラーアスフェニックス。」

悪は、不死鳥に姿を変えて、突撃して来た。

その時、私の手元にブレードギラーが出現した。

「これを使えって事?」

私は、ブレードギラーを右手に装着し、突撃して来た悪に突き刺した。

「ギャーッ。」

すると、悪は、大爆発して消え去った。

「盛り付け完了。」

チャプタ―8

「遂に、ブレードギラーまで手に入れたか。ティタニィー。」

「はい。出でよ、衛星型巨大獣帝「もみ消し」。」

ティタニィーは、東品川上空に、衛星型巨大獣帝「もみ消し」を出現させた。

「ピギーッ。」

「召幻衝。ゲヒリトライノス。」

私は、召喚したゲヒリトライノスに飛び乗った。

「カイザーモード。」

私は、ゲヒリトライノスを人型に変形させた。

「ゲヒリトフリート。」

チャプタ―9

「ピギーッ。」

もみ消しは、紫色のブレスを吐き出した。

「ウワーッ。嫌な臭いがするよーん。」

「そうだな。一気に片をつけるぞ。」

「ゲヒリトバスター。」

ゲヒリトフリートは、ゲヒリトバスターを両手に持って構えた。

「ゲヒリトシュナイデンクエーサー。」

ゲヒリトフリートは、もみ消しを狙撃した。

「グウーッ。」

もみ消しは、爆発して消え去った。

チャプタ―10

ここは、高級レストランである。

「悪まで、倒すとは。」

「申し訳ございません。」

「料理長であるお前が、ここまで苦戦を強いられるとはな。」

「どうすれば、よろしいかと?」

「任よ。私のパワーをお前に与えるとしよう。」

リセットは、任を幻衝怪「バンクロット」にした。

「こ、この姿は?」

「お前は、幻衝怪バンクロットだ。」

「仰せのままに。」

チャプタ―11

ここは、食堂である。

「腕。そろそろ、帰ろう。」

「うん。理解った。行こう。」

「製は?」

「料理長の資格を取ったって。」

「凄いよね。私には・・・。」

「私も、戸理二の事、言えなーい。」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る