第27話 水着の君が一番可愛い

「えへへ、柚希どうかな? 美鈴、可愛くなってる? 柚希だけの美鈴になって、美鈴の事見てくれる? 柚希の視線、美鈴に一人占めさせてくれる?」

 土曜日の太陽が燦燦と俺たちを照らすお昼時。


 とろとろ笑顔の美鈴は、羽織っていたマントをバサッと翻し、その豊満で美しい身体によく似合う、黒ビキニ姿を見せてくれる。

 少し照れたように露出した日に焼けていないお腹に手を当てて、おずおずとした上目づかいで俺の事を見上げながら。


「ごくりっ……可愛いよ、美鈴。すごい可愛い、すっごく良い……美鈴以外目に入らない。美鈴から目が離せない」

 この前のスク水も当然素晴らしかったけど。


 でもやっぱり黒ビキニの破壊力はすごい。

 スク水より圧倒的に露出の多いそれは、黒色も相まって美鈴のすらっと細いスタイルをさらに際立て、よりその魅力的なモデル体型を引き出している。

 かといって、美鈴のたゆたゆで豊満な胸の主張が弱まっているわけではなく、スク水や制服とは違って制御不能な谷間とふくらみが、その印象をより強くしていて、自分も負けてないと強く主張していて。


「ふふっ、柚希が見てくれてる……んふふふっ、嬉しいな。柚希がこんなに見てくれて、こんなに美鈴の事……えへへ、柚希。もっと見て、美鈴の事もっと見て」


「うん、美鈴……すっごく似合ってる、めっちゃ可愛いよ。本当に可愛くて、えっちだよ美鈴……すごいよ、美鈴」

 総じてスレンダーモデル体型なのによりグラマーで……そんな矛盾を感じるけど、全然矛盾じゃない物凄く魅力的な美鈴を演出している。

 爆発的な魅力を持つその二つの要素が、美鈴の水着姿には詰まって、共存している。


 スク水越しに見る腰も、お腹も、おへそも胸も全部魅力的だったけど、俺はやっぱりナマが好き。

 こうやって直接的に美鈴の肌色を見る方が、俺は好きで、それで……て、ていうか美鈴! な、何で黒ビキニ着てくれてるの!?


「んっ、柚希、えっちは余計だよ。でも好き、そうやって柚希が見てくれるの好き、すっごく良い……って、え? も、もしかして、嫌だった? この水着姿、本当は嫌だったの、柚希? よ、喜んでくれてるようで、本当は……」


「あぁ、違う違う! 逆だよ、むしろ逆! 俺も美鈴の水着姿―特に黒ビキニを見たいと思ってたんだ! 美鈴のビキニ姿、見たいと思ってたんだよ!」


「そ、それなら脱ぐし、もっと柚希が大好きになってくれるモノ……ほえ? え、その、それって……柚希も、期待してたって事? 柚希も美鈴の黒ビキニ姿見たくて、美鈴が黒ビキニ着てる姿想像して興奮して……そうやって、美鈴のお家まで、来てくれたって事?」


「うん、今日熱かったしね! 美鈴とプール行けたらな、なんて思ってた。プール行って、美鈴の黒ビキニ姿とかいろんな可愛い水着姿見れたらな、って……まさかそれがあって早々玄関で叶うとは思ってなかったけど」

 本当は美鈴と出会って、それからプール行かない? って誘う気だったけど少しだけ手間が省けちゃったな! いきなりこんな破壊力抜群の水着姿見せられて、俺のハートはフルチャージ、美鈴に釘付け!

 出会って早々、こんな可愛くて魅力的でえっちな水着姿見せられるとか……も~、流石美鈴! やばい、興奮MAXだよ、マジで!


「えへへ、そっかそっか……美鈴も、同じ気持ちだったよ。柚希に美鈴の水着姿、見て欲しかったの。柚希が喜んでくれるかな、って思って、柚希が可愛いって言ってくれるかなって……えへへ、柚希も同じ気持ちだったの嬉しいな。買ったけど、着れない水着、思い切って着てよかった」


「うんうん、すっごく嬉しい! 美鈴の黒ビキニ、見れてすっごく嬉しい興奮フルMAX……ふふっ、美鈴のおへそ、キレイだね。スク水の時も可愛くてキレイなおへそだったけど、やっぱりナマで見るともっと可愛い」


「えへへ、興奮好き……あんっ、柚希の息も興奮しすぎ、いっぱい熱いのお腹あったてる……んんっ、今日はナマだからより柚希のわかって、熱くて……んんっ、柚希、そんなに可愛い、美鈴のおへそ? ハァハァ、美鈴はスク水のおへそのほうが好きだけど、柚希はナマの美鈴のおへその方が好きなの?」


「うん、好き。強調されてないけど、こっちの方が可愛い形もくぼみも良く見えるし、美鈴の事いっぱい感じられるから。他のところもそう、お腹も腰も胸元も……俺はスク水より、今みたいに露出が多い水着の方が好きかも」


「んふっ、柚希の変態さん……でも、美鈴も好き。柚希が好きって言ってくれる、こっちの水着の方が好き……んんっ、柚希、好き、美鈴……あっ、んんっ……んふふっ」

 俺の視線で感じたのか、美鈴は気持ちよさそうに目を細めながら、身体を震わせる。

 身体が震えるたび、魅力的な肌や匂いがさらに充満して……あぁ、ホント良いな、美鈴は! 魅力的が過ぎるよ、ホント!


「んっ、柚希そんな舐めまわすように見ないで、全身……ふぅんっ、柚希ダメ、そこそんな見つめちゃダメ……んんっ、ゆずきぃ」


「だって魅力的で可愛いんだもん、美鈴が……ほら、この部分も。美鈴の鎖骨と首元のライン、すっごくキレイ。美術品みたいで、思わず触りたくなっちゃう……可愛くて、美味しそう。すっごいキレイだよ、美鈴」


「ひゃん、柚希撫でちゃだめぇ……そこ、そんな優しく撫でられたら……はんっ……」

 柚希のデコルテの部分を撫でると、蕩けた表情をさらにとろとろ気持ちよさそうに真っ赤に溶かして、可愛い鳴き声をあげる。

 あぁ、ホント可愛い、可愛い……すっごく可愛いよ、美鈴。


「やんっ、可愛い嬉しい、柚希の可愛い嬉しい……でもそれらめ、撫でるの……んんっ、摘まむのもダメ、はんっ、あんっ……んんっ、柚希、らめぇ……んっ」


「そんな事言って、美鈴だって俺の腰ギュッと掴んでるくせに。美鈴のお腹、俺のお腹に当たってビクビクしてるよ……して欲しいんでしょ、もっと。美鈴もっと、欲しいんでしょ?」


「はんっ、ダメ、摘まむのヤダ、それはヤダ! 柚希が求めてくれるのは好きだけど、摘まんだり指でするのヤダ……うぅぅんんっ!!!」


「ハァハァ、すごく嬉しそうだよ、美鈴……じゃあ、どうしてほしい? 俺にやめて欲しいの、ここ責めるの?」


「ハァハァ、んひゅ、柚希、柚希……ら、らめぇ、やめちゃらめぇ! 柚希やめないで、やめないで……はぁはぁ、柚希だめ……ハァハァ……」


「ふふっ、素直でよろしい。可愛いよ、美鈴。それじゃあ遠慮なく……ハァハァ、美鈴のここ、ホントすべすべだね。すべすべで張りがあって、くぼみがえっちで気持ちよくてずっと触りたくなる」


「んんっ、柚希美鈴も……ハァハァ、でも指じゃあんまり柚希、感じない、もっと……舐めて、柚希。美鈴のここ舐めて……指だけじゃ満足できない、柚希に舐めて欲しい……柚希の事、もっと感じたいから、もっと……舐めて、柚希。柚希の熱くて長い舌で、もっと柚希の事感じさせて、もっと気持ちよくして……ふぅぅん……」


「ハァハァ、欲しがりさんだな、美鈴は。それじゃ、遠慮なく……!?」

 りんごみたいに熟れた顔で、気持ちよさそうな甘くて瑞々しい声を出しながら求めてくる美鈴の、美味しそうな首元に齧り付く……寸前で、少し冷静になる。


 やばっ、完全にやりすぎた!

 美鈴の黒ビキニに興奮しすぎて、美鈴がえっち過ぎて我を忘れてこんな……やばっ、やりすぎた! 完全にやりすぎた!


 どうしよう、やりすぎたこのままじゃ……で、でも……

「んっ、柚希来て……柚希の舌で、美鈴の事もっと……ハァハァ、柚希、柚希……」


「……美鈴」


「ハァハァ、柚希、柚希……はやく……ひゃん!?」


「あむっ、ちゅぷっ……ちゅぷっ、んっちゅ……」


「あんっ、柚希……うぅんんっ!!!」



 ★★★

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