天王寺やその仲間たちがどういう人たちなのか、謎として提示されているのは、読者の先を読みたいという意欲をそそりますね。
さりげない表現の中に、工夫がなされていると感じます。
ところで、前回の応援コメントで書いた「青春の惑い」について。
若い時は、どうしても視野が狭くなりがちですね。
自分ことで精一杯です。ところが、自分が何者なのかさえハッキリ分からない。
それは、自分を十分客観的に捉えられないからだと思います。
それに、世の中には自分がまだ知らない、不思議なこと、面白いこと、美しいもの、美味しいものなどに満ち溢れていることに目が行きません。
もちろん、世の中には嫌なこと、苦しいこと、悲惨なこと、理不尽なことなどもたくさんあります。
しかし、だからといって、この世から自分を消してしまうのは、余りにももったいない。
世の中を、単純な二項対立(例えば、善と悪)でしか見られないのも、若い時にありがちです。
実際は、人間社会はもちろんのこと、自然界でさえそんな単純な構造ではないですね。
宇宙が誕生して、100~200億年と言われています。
全体的に見れば果てしなく虚無空間が広がる宇宙の中で、自分が誕生したのは奇跡と言えるでしょう。
しかも、生きていられるのはたかだか100年。宇宙から見れば、ほんの一瞬です。
誕生したのが一種の奇跡であり、100億年のなかでたった一つしかない自分というものを、自ら抹殺しようとする行為は、私には到底理解が及びません。
私の勝手な解釈ですが、本作の主要テーマは「青春の惑い」であって、自死は重要ではありますが、あくまで副次的なテーマだと思います。
惑いの中で藻掻く詩音の心の動きが、丁寧に語られています。
今後の展開を楽しみにしています!
Aoitoさんが誠実に聞いて下さるのをいいことに、ベラベラと自説を述べてすみません。ご迷惑ならコメントへの返信を手控えてください。それと察して、すぐに引っ込みますので。遠慮は無用です。w
なお、私はどなたの作品についても、★は完結作にのみつけさせていただいています。なぜなら、最後まで読んで初めて、その作品が十分に理解できると考えるからです。
作者からの返信
あそうぎ零さん、いつも応援コメントありがとうございます!
工夫を感じてくださって、とても嬉しいです^^
そうですね。若い時は視野が狭いですし、なかなか客観的に自分を見れませんよね。
そういったところが、広い世の中を認識できない原因の一つなのでしょうね。
すぐ横に美しい自然があっても、自分の抱えている苦しみが世の中の全てだと思ってしまう……。
仰る通り、二項対立は詩音の歳では顕著にみられますね。
「世の中はそれだけじゃないよ」「もっと美しいものがあるんだよ」と詩音くらいの年齢の子に言ってあげたいのですが……そういう声は届かせにくいので、もどかしさを覚えます。
命を惜しむ身としては、自死という行為を肯定することは出来ないですね。
作品のテーマが伝わっていて、作者としてとても嬉しいです!^^
心理描写にはいつも力を入れているので、そう言っていただけて光栄です。
楽しみにしてくれて、ありがとうございます。
とんでもないです。
あそうぎ零さんの言葉はとても丁寧で、それでいて興味深く、納得できる考えですので、いつも楽しみにしています^^
★の件、了解いたしました!
作品を理解してから……という考え、とても好きです。
作品を読んでいただけるだけで本当に嬉しいので、完結時に気が向くことがありましたら、その時はぜひお願いします!
本人は自覚ないんだろうけど、あれは間違いなくどや顔だった。
いつものやつってなんだろう。
もしかして、デリヘルか何かだと思われてる?
違います。違いますよ。
断じて違います。
3人とも本当に顔がいい。
宇宙さんも季楽さんも、かなり顔面偏差値が高い。
学力で言えば、東大に合格できるレベルだ。
→(笑)
作者からの返信
久坂裕介さん、いつも応援コメントありがとうございます!
笑っていただけて嬉しいです^^