幕間 怪異こぼれ話
あかかおんについて
あくにん たべる あかかおん
あくにん へって おなかがぐう
ついには ぜんにん たべちゃった
のんのん
のんのん ののさま おがみましょう
あくにん いれば あかかおん
いいこにしないと たべちゃうぞ
(仏教童歌『あかかおんのうた』(作詞:
③あかかをん
わるい
(
〝アカカオン〟
阿賀観音または赤ヵ怨。火の怪。夜になると里を飛び回る怪火で、目撃例は広範におよぶ。三つ一組の火球で、火の玉には苦悶する男性、もしくはニホンオオカミに似た獣の顔が浮かび、不明瞭なうなりを上げる。一説では念仏であると言われ、行き倒れたお遍路の霊と考えられた。火事や焼死を引き起こし、非常に危険。
(
あかかおん【赤観音】
多摩地方に伝わる、悪人を好んで食らう赤い獣。名はその吠え声から。
元は子供を脅すために作られた妖怪と考えられるが、現在も八王子市内に小さなお堂が残り、全身を赤く塗られた観音像が
伝承では、人々はかつてあかかおんを恐れ悪事を謹んで生きていた。
しかし食らう悪人がいなくなったあかかおんは飢えに苦しみ、次第にどんな小さな罪でも見境なく食い殺し、ついには旅の僧侶に鎮められたとされる。
だがこの伝承は近世の創作という説もあり、その誕生や、観音像を赤く塗った理由には不可解な点が多い。
当地では、
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