Ailiph Doepa――Edo Word

バンド名:アイリフ ドーパ

曲名  :え、エドワード・・・?


先日、打首獄門同好会というバンドのツアーファイナルに行った際に

スクリーンにこの曲のMVがでかでかと流れてきて、

ものの一瞬でその世界に引き込まれました。


▼YouTube

https://youtu.be/3kXiU6lqHO8


この曲は本当にノリと聴き心地が良いです。良すぎます。

うっかり歩きながら聴くものなら、頭を小刻みに振ってしまってハトのような歩き方になってしまいます。


曲の傾向としては、歌詞に多くの意味を含まず、あくまでも「ノリ」「聴き心地」に特化したものだと想像できます。


その証拠に、歌詞の始まりが「禁中並びに公家諸法度」・・・。


私の世代だけかわかりませんが、中学時代に「禁中並びに公家諸法度って語感気持ちよくない?言いたくならない?」って友人と話した記憶ありませんか?


QUEENで言えばWe Will Rock Youのズンズンチャッの部分、

ラモーンズで言えばDo You Remember Rock'n'Roll Radioのイントロ部分のように、

人間が気持ちいいと感じるリズム(=単語)をこれでもか!と詰め込んだ歌詞が本当に魅力的な曲です。

(ちなみに、禁中並びに公家諸法度以外にも「墾田永年私財法」っていう単語が出てきます。ああ、気持ちいい・・・)


この気持ちいい歌詞に良いスパイスを加えているのが、MVの映像。

こういったカオスで不気味な映像のクリエイターとして有名どころはバーバパパさんだったり、IgorrrというバンドのVery Noiseという曲のMVだったりしますが(クリエイターのお名前はMeatDeptさんというらしいです)、

この曲のMVはまた一味違い、生気をギリギリ感じられない魅力的なキャラクターがばしばし出てくるので、いつまでも楽しんで見ていられます。画面にくぎ付けです。


また転調の多さや音源の編集にかなり手がこんでいる点にも近年のジャパニーズロック、ジャパニーズメタルっぽさが出ていて、聴いていて常に次はどうなるんだ!?というドキドキが付きまといます(笑)


ただ、転調が多いとその分そのバンドのライブでの力量も問われます。

実際ライブで聴いてみると、「あれこんなもん?」「音源を超えてこないのか」と感じたバンドも数知れず。


100メートルを全力で走り切った後にすぐ徒歩に切り替えられないように、

音楽のテイストを演奏中にすぐ切り替えるのは難しいのかもしれません。

ただ、そこをなんとか・・・!やはり音源以上のものを聴きたい!と思うのがファンですよね。

近いうちに彼らのライブに行って、曲を楽しむとともに演奏などういう雰囲気なのかをこの目で見てきます。いやあ、楽しみ。


もしこの評論きっかけに曲を聴いてくださった方がいましたら、ぜひ語り合いましょう!(コメント欄でも、私のTwitterでも。)


おわり。

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