第10話 ライク ア メリーさん

 甥っ子姪っ子達と夏に旅行に行った時に水風船釣りをやりました。

 みんな帰って片付け始めたのが8月15日。掃除が終わってみたら、一箇所に集めといたハズの水風船が一個足りませんでした。

 緑色をしたやつです。


 で、翌16日に出勤する時に、玄関にぽつんと緑の水風船が落ちていたのを見つけました。

 はあ、なんで見逃したんだかって端に避けといて出かけて……その後3名欠員ということもあって忙しくてすっかり忘れてたんですが。


 17日、出勤したら職場の階段の踊り場に緑のちょっとしおれた水風船が落ちていた時は、新手のメリーさんかな? と思いました。

 帰宅してざっと探したけれど、玄関で避けといた水風船、どこにも無いんです。勿論集めといた中にも無い。


 ちなみに、職場で見つけた水風船は、床に落ちていたし感染的な意味であんまり綺麗じゃないからハサミで切って水出して捨てました。

 南無。

 これも仕事ゆえ、恨まないでおくれよ〜。



 ほんのり怖いお話、全十話。これにて終了です。

 あなたのところにも、気づいたらほんのり怖い事が起きているかも? もし遭遇したら読ませて頂けると嬉しいです。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ほんのり怖い @nekoken222

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

同じコレクションの次の小説