主人公は、重い、重い運命を背負っています。
戦闘能力は高いのですが、年齢のわりには、どこか幼さを、繊細さを心に持っています。
男であり、女である自分に戸惑いつつも、受け入れています。
己の歩む道を、一生懸命、歩こうとしています。
このレビューを読んでくださってる、そこのあなた。
そんな主人公を、きっとあなたも応援したくなるでしょう。
ヒーロー、レリアンは、今まで鍛錬一辺倒で、ろくに恋愛してこなかった模様。しかし、主人公にひかれます。
「どういうことか、主人公を救いたくてたまらない。その理由は、わからないのです。
名前がない感情がそこにあるだけ。
いつかだれかが、それを、愛とよぶことがあるかもしれない。」
とは、作者さまのお言葉です。
護りたいと願う。それだけ。
レリアン、かっこいい。
バトルシーンが豊富で、迫力満点でありながら、描写が綺麗です。
ぜひご一読を!
基本的な筋書きとしてはあらすじにある通り、クセある特徴を持つ主人公が戦乱の火の中をどう生きてどう最強の術者になるかということなんでしょうけど、特筆すべきはそのクセある特徴。あらすじにそのまま書かれてるので、ここでは省きますが、なんとも複雑で、「これはライフゲームか!」と思いました。
私の読んだところまででは、まだ性別変わるというくらいですが、だんだんとこの能力がストーリーにうまく絡まって、個性的な味をだしていくのだと思います。
あと、サブタイトルがなんか好きです。戦闘メカ○ブングルみたいな、統一感あるもので。ここからだけでも、お話書き慣れてるなあと感じました。
さてさて、冒険の行く末には一体なにが待っているのか。