誰もが憧れ、けれど諦めてしまったような清冽な青春に浸れます

 青春ってドロドロしてる。少なくとも私はそう思う。だからこそ人々は、青臭く美しい劇的なそれを求め、けれど現実ではそんなものは得られないと諦めてしまう。

 だがこの作品を読めばそれに浸れる。

 部活動に打ち込む学生、方言女子、そして放課後に集まる三人組。みんなが憧れる方の清冽な青春の空気感が肌で感じられるのだ。

 あの頃に戻りたい。けれどできるなら胸がこがれるような青春に浸りたい。そんなあなたにオススメの一作。