第9話 ざまぁ、での……
それで、呪いの募り方は友恵のスマホに『呪い』の文字を送るだけだ。これは直接、生徒会長にメールが送れない為に一度、友恵のスマホに送るのだ。集まったのは九十五人、全校生徒百二十人と考えれば大当たりである。ここからが大変だ、『呪い』の文字を全てコピペするのだ。出来上がったメールは九十五人の少しだけの呪いのエネルギーを得ている。
「あなたが送信ボタンを押して、その後は直ぐにブロックにして」
わかりやすい縁の切り方だ。わたしはスマホの送信を押す。
問題なく呪いの儀式が済んだ。
「さ、授業に戻りましょう。京大に入って本当の意味で呪いを成就させるのでしょう」
あぁ、これからが始まりだ。
しばらくは勉強漬けの毎日が続いた。
そして、風の噂で怪我をして仕事が止まるはずが、色々他の人に仕事をやらせていたのがバレて生徒会長は免職となった。それからは転落人生となったらしい。
カンニングをして退学処分になり山奥の全寮制の共学の高校に編入してムフフもある生活になった。 霜花 桔梗 @myosotis2
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