第7.5章 月姫神社のクリスマス

#第7.5章 世界観と登場人物

常世とこよ

 情報技術じょうほうぎじゅつが発達し、国家に支配される管理社会かんりしゃかい


現世うつしよ

 神やものが息づき、のろいや祈祷きとうたよ精神的社会せいしんてきしゃかい


瀬戸せと夏輝なつき

 本作の主人公。高校二年生。異世界・常世とこよから、ものの見える現世うつしよに迷い込み、現在、月姫神社つきひめじんじゃ居候中いそうろうちゅう

 白蛇つづらの神力を得て、イメージの力でものばらいができるようになる。勉強は不得意だが読書は好き。好きなものは不思議なもの。ルックスが良く、学校一の足の速さを誇るが、何をやっても不運に見舞みまわれる不幸体質。


■白蛇つづら

 夏輝の友達の子蛇。月姫神社の祭神・月姫命つきひめのみこと眷属神けんぞくしん。好物は玉子で、昼寝が大好き。


蓬莱ほうらい美月みづき

 月姫神社の巫女みこ。長い黒髪がトレードマーク。好物は、ゆるふわ可愛い物の怪とあんこ。田舎の素朴そぼくな女子高生で、学校から帰ると神社の手伝いをしていることが多い。


卜部うらべともえ

 高校二年生。美月みづき幼馴染おさななじみ。肩までのストレートの長髪ちょうはつに、切れ長の目をしたエキゾチックな顔立ちの男子。

 実家はおがだが、陰陽術おんみょうじゅつを使うので夏輝なつきはあえて『陰陽師おんみょうじ』と呼んでいる。性格は天邪鬼あまのじゃく自慢屋じまんやで気まぐれだが、ものの事になると真剣しんけん


蓬莱ほうらい宿禰すくね

 月姫神社の宮司ぐうじ。美月の祖父。七十代前半。誠実せいじつ実直じっちょくな人柄。神域に侵入する物の怪には容赦ようしゃがない。狩衣の色は萌黄色、袴の色は紫。


蓬莱ほうらい千鶴子ちづこ

 美月の祖母。六十代後半。着物が似合い、いつも穏やかで物柔らか。料理の腕も完璧かんぺき


白魂しらたま

 月姫神社の居候いそうろうもの。ぼんやりとした人の思念しねんの集合体と言われているが、その正体は不明。群れで行動し、かまってもらいたがる。


般若はんにゃあかり

 夏輝のクラスメート。ショートカットのボーイッシュな少女。活発な性格。ひそかに男子からの人気が高い。


村椿むらつばき琴梨ことり

 夏輝のクラスメート。お下げの三つ編みがトレードマーク。おとなしめだが、般若あかりと気が合うようでいつも一緒にいる。

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