第7章 雨乞いは八方塞がり

第7章 世界観と登場人物

常世とこよ

 情報技術じょうほうぎじゅつが発達し、国家に支配される管理社会かんりしゃかい


現世うつしよ

 神やものが息づき、のろいや祈祷きとうたよ精神的社会せいしんてきしゃかい


瀬戸せと夏輝なつき

 本作の主人公。高校二年生。異世界・常世とこよから、ものの見える現世うつしよに迷い込み、現在、月姫神社つきひめじんじゃ居候中いそうろうちゅう

 白蛇つづらの神力を得て、イメージの力でものばらいができるようになる。勉強は不得意だが読書は好き。好きなものは不思議なもの。ルックスが良く、学校一の足の速さを誇るが、何をやっても不運に見舞みまわれる不幸体質。


■白蛇つづら

 夏輝の友達の子蛇。月姫神社の祭神・月姫命つきひめのみこと眷属神けんぞくしん。好物は玉子で、昼寝が大好き。


蓬莱ほうらい美月みづき

 月姫神社の巫女みこ。長い黒髪がトレードマーク。好物は、ゆるふわ可愛い物の怪とあんこ。田舎の素朴そぼくな女子高生で、学校から帰ると神社の手伝いをしていることが多い。


白川しらかわゆりあ

 かつて夏輝が常世で両想いだった同級生。髪の長さは肩ぐらい、清楚なアイドル系の美少女。

 ちょっとした誤解がきっかけで、夏輝を振ってしまう。


卜部うらべともえ

 高校二年生。美月みづき幼馴染おさななじみ。肩までのストレートの長髪ちょうはつに、切れ長の目をしたエキゾチックな顔立ちの男子。

 実家はおがだが、陰陽術おんみょうじゅつを使うので夏輝なつきはあえて『陰陽師おんみょうじ』と呼んでいる。性格は天邪鬼あまのじゃく自慢屋じまんやで気まぐれだが、ものの事になると真剣しんけん


蓬莱ほうらい宿禰すくね

 月姫神社の宮司ぐうじ。美月の祖父。七十代前半。誠実せいじつ実直じっちょくな人柄。神域に侵入する物の怪には容赦ようしゃがない。狩衣の色は萌黄色、袴の色は紫。


蓬莱ほうらい千鶴子ちづこ

 美月の祖母。六十代後半。着物が似合い、いつも穏やかで物柔らか。料理の腕も完璧かんぺき


悪王子神あくおうじしん

 五霜山いつしもやまの守り神で、天候てんこうをあやつるたたりの神として人々からおそれられてきた。青い狩衣姿の背の高い美青年。


蓬莱明光ほうらいあきみつ

 美月みづきのご先祖様。平安時代、月姫神社の神官をつとめると同時に、弓の名手でもあった。五霜山の悪王子神を討伐した。


白魂しらたま

 月姫神社の居候いそうろうもの。ぼんやりとした人の思念しねんの集合体と言われているが、その正体は不明。群れで行動し、かまってもらいたがる。


表紙

https://kakuyomu.jp/users/fullmoonkaguya/news/16817330652763547672

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