第2章 祭りの後の一騒動

#第2章 世界観と登場人物

常世とこよ

 情報技術じょうほうぎじゅつが発達し、国家に支配される管理社会かんりしゃかい


現世うつしよ

 神やものが息づき、のろいや祈祷きとうたよ精神的社会せいしんてきしゃかい


瀬戸せと夏輝なつき

 本作の主人公。高校二年生。異世界・常世とこよから、ものの見える現世うつしよに迷い込み、現在、月姫神社つきひめじんじゃ居候中いそうろうちゅう

 白蛇つづらの神力を得て、イメージの力でものばらいができるようになる。勉強は不得意だが読書は好き。好きなものは不思議なもの。ルックスが良く、学校一の足の速さを誇るが、何をやっても不運に見舞みまわれる不幸体質。


⛩白蛇つづら

 夏輝の友達の子蛇。月姫神社の祭神・月姫命つきひめのみこと眷属神けんぞくしん。好物は玉子で、昼寝が大好き。


蓬莱ほうらい美月みづき

 月姫神社の巫女みこ。長い黒髪がトレードマーク。好物は、ゆるふわ可愛い物の怪とあんこ。田舎の素朴そぼくな女子高生で、学校から帰ると神社の手伝いをしていることが多い。


蓬莱ほうらい宿禰すくね

 月姫神社の宮司ぐうじ。美月の祖父。七十代前半。誠実せいじつ実直じっちょくな人柄。神域に侵入する物の怪には容赦ようしゃがない。狩衣かりぎぬの色は萌黄色はかまの色は紫。


蓬莱ほうらい千鶴子ちづこ

 美月の祖母。六十代後半。着物が似合い、いつも穏やかで物柔らか。料理の腕も完璧かんぺき


白魂しらたま

 月姫神社の居候いそうろうもの。ぼんやりとした人の思念しねんの集合体と言われているが、その正体は不明。群れで行動し、かまってもらいたがる。


忌津闇神いみつくらのかみ

 信仰を失った神に、やくけがれがついたもの。人を襲い、害をなす。あるいは、厄や穢れを放置すると忌津闇神になることもある。


白川しらかわゆりあ

 かつて夏輝が常世で両想いだった同級生。髪の長さは肩ぐらい、清楚なアイドル系の美少女。

 ちょっとした誤解がきっかけで、夏輝を振ってしまう。


氏子うじこ

 月姫神社を支える地元の人々。平均年齢は六十五歳。総代の比田ひだと、眼鏡をかけたせわしない性格の風祭かざまつり、物静かな林崎はやしざき、丸顔で愛想の良い火爪ひづめ、力士体型の山根やまねの総勢五人。


表紙

https://kakuyomu.jp/users/fullmoonkaguya/news/16817330650645720255

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