「円城塔賞」最終選考対象作品一覧を眺めていて「なんだか自分(私)の作品以外、見るからにIQ高そうなタイトル並んでんな」と少し引け目を感じていたのですが、私の作品の次に掲載されていた本作のタイトルを見て「ムラムラ? ショートケーキが?」と困惑しました。
この掲載順が前後であることにもご縁を感じた私は、本作を読むことにしました。
読み終わった際の率直な感想は
『何食べて生きてきたら、こんな作品思いつくんだろう(困惑)』
でした。
ハッキリ言って、ちょっと何言ってるのか意味わからないとサンドウィッチマン状態になること間違いなしだと思うんですが、その困惑する読者に向かって著者はこれでもか、これでもかと
「いやね、だから、こうこうこういう理由なんですよ? わかります? わかりますよね? ね? わかるでしょう???」
と血走ったガンギマリな眼をして訴えかけてきます。
りつりんさんはすごい。勢いと説得力がすごい。
読了後の今はケーキを見るたびに「確かにそういうNTR要素ってあるかもしれない」って納得しかけています。
本当に何を読まされたんだろう。面白かったけど(困惑)