第10章 君とお茶を

「佳世子、コンセントにさしてもらっていいかな?」

 正座したまま、抜け殻のように佇む妻に、颯太は声をかけた。

 我に返ったような顔をして、佳世子は差し出された線を受け取り、コンセントに繋ぐ。

 颯太は礼を述べると、掃除機を稼働した。

 佳世子の見ている中、颯太は部屋中に掃除機をかけ、フローリングを拭き、窓を磨いた。

 

「佳世子、スプーンを持ってきてほしいな」

 颯太が、箸置きに一緒に差してあるティースプーンを指差す。

 彼女は惚けた表情で、言われるままに持ってくる。

「ありがとう」

 再び礼を述べ、颯太は調理を進めた。

 佳世子は大人しい犬のように、颯太のそばをうろつくようになった。

 何か頼まれると、我に返ったように焦った表情をし、すぐに言われた通りのことをこなす。   

 その繰り返しが日課となっている。

 颯太は体力もいらず、考える必要もないことを彼女に頼むようにしたのだ。

 生活のほぼ全てを颯太が支えていたが、そのほんの一部だけでも、彼女に手伝ってもらうことにしたのだ。

 限りなく簡単なことを選んで頼む。

 頼むことは全て、颯太の作業の一部とする。

 こうして、彼女にストレスがかかることなく、徐々に何か行動させるようにして、生活習慣を変化させようと考えている。

 外へ連れ出すことはまだハードルが高いが、いずれは夫婦で出かけることができるようになることを望んでいる。

 これは颯太にとっても少し嬉しいこととなった。

「……颯太さん、テーブル、拭きますか?」

「うん、拭いてほしいな」

 佳世子が自分を見て、発言するようになってきたのだ。

 そのことが、颯太にとっては喜ばしい限りだった。

 ふきんで机を拭こうとすると、テーブル上に何枚もの紙が散乱していることに気がつき、佳世子は動作を止める。

「あ、ごめんね。すぐどかすから」

 颯太はすぐに紙をまとめ、立てかけたイーゼルに置いた。

 以前、絵を描くことが鬱に効果があると聞き、絵画教本を買ったことがあった。

 買っても無気力の佳世子は興味を示さなかったが、最近になって、その本を開いたのだ。

 草木に興味があるのか、ひたすら植物ばかりを鉛筆で描き続けている。

 水彩絵の具を買ってあげたら、今度は色塗りまで積極的にやりだした。

「佳世子は植物を描くのが好きなんだね」

「……、なんとなく落ち着くの」

「そうだね」

 佳世子は、佳奈の母親である以前に、一人の女性である。

 どうかそのことを思い出してもらえたらと願う。

 彼女の考え方や価値観をいきなり変えることはできない。

 それでも、少しずつ別の色で世界を見ることができるようになることを目指そうと思う。

 苦しみの理由を、佳奈のせいにしてはならない。

 甘えた過去から、いい加減卒業しなければならない。


「颯太さん、写真は?」

「ああ。そうだ、まだ見せていなかったね」


 旭に言われて思いついた趣味が、写真を撮ることだった。

 近所や身近な景色も、フィルム越しに覗くと、なぜか普段見ているものとは違って見える。

 この面白さに嵌り、仕事終わりや休みの日は、カメラを携えて出て行くようになった。

 家を留守にすることを始めは心配したが、佳世子は颯太が撮影してくる写真を気に入っているようで、快く見送ってくれている。

「これはどれも近所だよ。この野良猫、よくうちの塀にも来る奴だよ」

「眠っている。日差しがあったかそうね」

 この優しい時間を大切にしていきたい。

 前を向いて生きていくことが、奥村小牧に対する罪を晴らすことにも繋がるのではないだろうか。

 佳世子は颯太を見てくれて、颯太と話してくれている。

 あんなに自分のことしか見えていなかったけれど、今はゆっくり、少しずつ生きることを思い出してくれている。

 再び時間が動き出している。


 誰かから無償で愛されるなんてことはない。

 人は、自分のために誰かを愛する。

 人だけでなく、生物はみな自分勝手な存在であるが、その自分勝手は悪いものではない。

 自分らしくある中で、自分勝手となるのは必然だからである。

 自分らしく行動する上で、人と人とが互いによりよい方向へと歩めるような関係となることが、よりよく生きていくということではないだろうか。

 

 もし、佳世子がなかなか回復しなかったとしても、それを恐れたりしない。

 今この時、佳世子は颯太を頼ってくれている。

 それだけで、愛を感じることができるからだ。


 サイフォンとカップをテーブルへ運び、さらに砂糖やミルクなどを用意する。

 彼女の目の前で、カップへ珈琲を注ぐ。

「いい香り」

 佳世子がその芳醇な香りに微笑んだ。

 最近、気が向いた時に二人で団欒する時間を作っている。

「どうぞ」 

 カップを差し出し、颯太は柔和に微笑んだ。

「ありがとう」


 こうして、朗らかな午後の時間が、今日も始まるのだった。



 亜衣は、本や書類ではちきれそうなカバンを肩にかけ、もう片方の腕にもファイルや筆記用具を抱え、足早に歩いていた。

 テストが三科目、提出課題の締切日、グループ発表のためのデータが入ったUSB。パワーポイントの編集が間に合ってないため、ノートパソコンもカバンにある。

「まずいまずい!」

 階段を駆け上り、十字に交差する廊下を右へ折れたところである人に遭遇する。

「凄い荷物だな」

「……先生! お疲れ様です」

 森田は亜衣の手荷物を見てやや驚いている。

「授業急いでいるので! 失礼します!」

 亜衣はお辞儀して駆け出していく。

「草部! あとで研究室へ来るように」

「わかりました!」


 不思議なことに、あれから森田教授と対面しても胸が高鳴ることがなくなった。

 以前よりも冷静で純粋な心持ちで接することができている。

 そして前よりも、素直に先生を慕っている自分が好きだった。

 気持ちが軽くて、視界が明るくなったようである。


「先ほどは酷い荷物量でしたが、無事授業には間に合いましたか?」

 相変わらずヤニ臭い灰色の部屋で、亜衣は再び森田と対面していた。

「大変でしたけど、なんとかテストも課題もできました。グループ課題の発表は、きちんと用意できてない子がいてひやっとしましたが、その子だけが減点されて済んだので、私の成績には影響ないようです」

「連帯責任を免れたのですね」

「そのようです。それより先生、どういう用件でしょう?」

 森田は、書類の山に手を突っ込み、ゴミ箱を漁るように手を動かし、一冊の本を引き抜いた。タイトルを確認すると、徐ろに亜衣へ手渡してきた。

「研究報?」

 教授らが研究の成果として論文を掲載する、大学の研究報だった。

 黄色い付箋が覗くページをめくる。

「奥村景親が以前僕から借りていた研究報です。草部にも読ませてあげたいと言っていたので、貸してあげます。デュルケムの自殺論から具体的に考察してあるもので、あなたの研究の役に立つのではないかと言っていましたよ」

「奥村先輩が? 有難いです。是非読ませていただきます」

 森田は椅子の背にもたれかかり、長い足を組んだ。

 亜衣は興味深げに字面を見つめながら、心の中で景親に礼を述べた。

「最近良いことでもありました?」

 森田の声に、顔を上げる。

「えと、少しだけ」

「そうですか。学生生活は長くはないですから、悔いのないように」

 逆光で見づらかったが、森田は腕組みをして、珍しく微笑んでいた。

 亜衣は背筋を伸ばし、笑みを返す。

「はい。頑張ります!」



「景親さ、森田教授に貸してあげるように言ったんだね。あの研究報、景親が持っているコピーをあげればいいのに」

 向かいで旭が、頬杖をついて猫みたいな目で景親の様子を伺っている。

 白いテーブルクロスがかかった丸テーブルを挟み、二人は座っていた。

「原本の方がいいだろ。それに草部、森田が好きなんだろう?」

「いや、俺の勘だと、草部さんは先生のこと本気じゃないよ」

 得意げに口角上げて、旭は怪しく笑う。

 景親の顔が曇る。

「なんでだ?」

「感覚かなー。 俺的には、本気には見えない」

「曖昧なこと言うやつだな。本気だからあの男をフったんだろ?」

「だったら、あの時そう説明をしてくれてもいいと思うんだよね」

 思い返せば、尋ねられた時、亜衣は口籠って気まずそうな顔をしていただけだった。

「ん? じゃあ、俺がしたことって余計か?」

「さてね」

「なんだそれ」

 景親は胡散臭そうに旭を見る。

 白いシャツに黒タイを締めたギャルソンが、注文したカフェとお菓子をサーブする。

 石畳の地面に、白かべと繊細なラインの入った建物。

 すぐそばを人々が歩いていく様子が観られる、テラス席。パラソルの下で、優雅な午後の時間が流れる。

「なんでフランスなんて来たの?」

 改めて、旭はこの状況を問う。

 シャンゼリゼ通りに凱旋門、エッフェル塔にルーブル美術館。とりあえず誰もが知る名スポットは巡ったが、なぜ景親がこの地に行きたがったのか、未だにしっくりこなかった。

「ルーブル美術館をダッシュしたら、最短何分で回ることができると思う?」

「さあ?」

「ブリオッシュて、美味しいと思うか?」

「さて?」

 景親はどうも浮かれている様子。

 一見、さほど表情に変化はないが、どこか落ち着きがない。

「フランス映画に影響されたな?」

 彼がしばしば、小さなシアターへ足を運ぶ趣味を持っていることは知っていた。

 旭も一緒に、渋いモノクロ映画を鑑賞したことがある。

「来てみたかったんだ、パリ。卒業したらしばらくどこにも行けないだろ?」

「そうだけど」

「移民問題、テロ、若者の失業率の高さ、なけなしに明るく見ることができる国ではないけどな」

「だからこそ気になるんでしょ」

「かつて五月革命が起こった場所だしな。そうだ、次はパリ第一大学へ行くぞ」

「はいはい」

 二人は見つめ合った。

 黒服に身を包んだ仏頂面な男と、ブルーのシャツの清潔感あふれる美青年。

 この先いつまでこの二人で過ごせるのか。

 それはわからないし、考えても無駄なこと。

 今、自分がしたいと思ったことをしていくことが、後悔しないための方法。

「もう疲れたか?」

「いいや、まったく疲れてないよ」

 異国の香り、異国の言語、異国の人々。

 そんな、不慣れな場所に身を置きながら、二人は湯気の立つカップに口をつける。

 そこはひたすら、開放的な時が流れていた。



 4

 ギャルソンが現れるような優雅さなど皆無の、雑踏の中に構えられたカフェで、ガラス越しに灰色の空を見上げていた。

 もう少し雲が少なければ青空が覗くかもしれない、そんな絶妙な空模様に、やるせない気持ちを重ねてみた。

 手元の、飲みかけの紙カップとスコーンは、美味しくもないが、不味くもない。

 名物と呼ばれるものでさえ、さほどその良さを感じたことがない。

 性根が腐っていると、何をしても心から感じることができないと聞いたことがある。

 自分の性根は腐り果てて海の藻屑のようにでもなってしまったのだろうか。

 自分が何を想い今まで生きてきたのか、今更疑問になっていた。

 己に降りかかる課題や困難は、本気になりすぎない程度の努力ですり抜けてきている。

 面倒ごとは嫌いだから、できるだけ見ないようにしてやり過ごしてきた。

 都合の良い自分勝手な生き方をしてきた。

 何があっても、素っ気なく躱していた。

 だったら、さっさと飲み混んで消化してしまえばいいじゃないか。

 喉に突っかかったものなど、流し込めばいいだけではないか。

 しかし、どうもそこまで潔くなれない。


 不意に、背中を軽く叩かれた。

 椅子を引く音が聞こえ、背後に座る気配があった。

「久しぶり」

 幾度となく耳にしてきた声が、背後から聞こえた。

 答えたかったが、口を開く元気もなかった。

「やっとテストやら課題が終わって、ひと段落したの」

 周囲は若者やらサラリーマンが、各々好き勝手なことをしている。

 パソコンで作業している人や、友人と団欒する人、子連れの親子の姿も見える。

 薄暗い照明で、周りの人々誰もが、影の塊のように空気に溶け込んで蠢いているように思える。

 背中がもう一度、強く押される。

「ねえ、せめて返事くらいして」

 彼女が少し面倒臭いと、心の中で毒吐いてしまった。

「なんのようだ?」

 渋々重い口を開く。

「ごめんね」

 彼女は短くそう言った。

 何を返せば良いかなんて分からない。

 ただ、堰き止められていたものが流れ出るような気がした。

「曖昧なことばかりして、振り回して、自分勝手なことばかりして、本当にごめんね」

「なんだそれ」

 右側のガラスを見ると、自分と左右対称になるように座る影が映っていた。

「なんだそれって、言葉のままの意味なんだけど」

「今更、そんなことで謝ってどうしたいわけ?」

 今度は向こうが黙る番。

 ケトルで湯が沸くほどの間、沈黙が続いた。

 空の色は白けていた。

 モノクロ写真のように、彩も味気もない寂れた日常。

 背中のぬくもりだけが異質。

「私、結構今回、課題とかいろいろ頑張ったんだよね。だから、割と良い評価もらえたの」

「……」

「だから、いや、ええとその、つまり、やっと、自分がどうしたいかわかった気がするの」

「……」

「やっぱり私、進学するのはやめるよ。就活して仕事する。そんなに研究する才能あるわけでもないし」

「それで?」

「それで、そのね、」

 再び間が訪れた。

 何をそんなに躊躇うことがあるのだろうか。

 こちらの神経は、もう擦り切れそうである。


「お前なんなんだよ!」

「私とお茶してくれない?」


 政也は呆然としてしまった。

 亜衣は、声を震わせながら続けた。

「私、いま二つ飲み物買ったんだ。一緒に飲もうかなって思って」

「俺は既に飲んでいるところなんだが」

「い、いらなければいいの。私が二杯とも飲むから!」

 緊張する亜衣の声などこれまで聞いたことがなかったため、政也の居心地がますます悪くなる。

「こ、この先も、たまにでいいから私とお茶してくれないかな? それから、たまにでいいから、また勉強とか教えてくれると助かるんだけど。あ、頼んでばっかりじゃおこがましいから、私にできることなら、なんでもする!」

 カップを握る手が震え、亜衣はそれを必死で堪える。

「たまにでいいから、ごはん一緒に食べて欲しいな。お願いばっかりでごめんね。その、なんだか最近空っぽなの」

 政也はもう一度、今度は影ではなく、ガラスに映るその姿を見つめた。

 両手にカップを握ったまま、体を硬直させた姿がそこにあった。

 その横顔は、髪で覆われていてよく見えない。

「何かをなくしちゃったみたいに空っぽなの。だから、また、たまにでいいから一緒にいさせてほしいなって。嫌だったら嫌って言っていいからね!」

「嫌とかそんなんじゃない。お前、自分のことしか見えてないからそばにいるのがキツイんだ」

「それは、最近気がついたよ。花本に背を向けられて、頭を殴られたみたいに目が覚めた。奥村先輩と話して、自分の姿を垣間見た。それは、強がって意地を張ってばかりの未熟な私の心だった」

「……プライド高いけどドジだもんなお前」

「周りが見えなくなるくらい、自分を保つことに必死だった。そんなもの、必死になって誇示したところで虚しいだけなのに。だからね」

 亜衣は顔を上げた。

 かきあげた前髪から覗いたのは、今まで見たことのない、穏やかな眼差しだった。

「だから、誰かを想いながら生きていけるような、そんな人間になりたいと思う」

 ガラス越しの視線に気がついたのか、亜衣も左側へ顔を向ける。

 透明なガラスの向こうに広がる灰色の街越しに、久しぶりに互いの姿を見る。

 過ぎ行く人も、道路や白線も、それら全部を透過して、二人は視線を交わした。

 亜衣は伏し目がちになって首を竦めた。

 政也は思い切って後ろへ振り返り、どこか垢抜けた亜衣の横顔を見る。

 やがて、上目遣いでこちらを見上げる実像の亜衣と目が合う。

 二人は互いに、思わず身を引いてしまった。

 亜衣の瞳の中に、彼女を見つめる自分の姿。

 政也の瞳の中に、彼を見つめる自分の姿。

 その自分の姿に、二人同時に赤面してしまった。

 亜衣は強がって眉を吊り上げているが、リンゴみたいに頬が染まっている。

 政也は上昇する体温に焦り、深呼吸をした。


「自分が言っていること、本当にわかっているのか?」

「わかったからこそ、会いに来たんだよ」

  

 彼女が持っているカップの中身はなんだろうか?

 そんなことを頭の隅で思いつつ、不意に訪れた幸福に浸るのだった。


 つい買ってしまったが、気にいるだろうか?

 そんなことを胸の中で呟きつつ、待ち望んでいた幸福を噛みしめるのだった。



                  完



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あとがき

「カフェモカ」をお読みいただき、誠にありがとうございました。

紹介文にも記載していますが、本作は第26回電撃小説大賞の4次落選作です。

未熟な点が散見される作品であり、書籍化するほどの実力はありませんでしたが、

選評にて、想像していたより好評だったのは良い思い出です。

そして、この作品がきっかけで編集さんに拾っていただき、新作を執筆することになりました。


2023年01月25日発売

「怪異学専攻助手の日常 蓮城京太郎の幽世カルテ」(メディアワークス文庫)

https://mwbunko.com/product/322012000355.html


人間の闇から生まれる不思議現象に立ち向かう怪異ミステリー!

と銘打っている本作は、「怪異学」を研究している蓮城れんじょう京太郎きょうたろうと、妖怪の梼原ゆすはらはるか、そして、幽霊や妖怪を視てしまうことで悩んでいる主人公、折笠おりかさ亜紀あきの三人が、【恠異】に困っている人の相談に乗り、問題を解決していく物語です。

「カフェモカ」の頃から大幅に成長することができた、自信作であり、デビュー作となります。

みなさまが安心して楽しめるように、読みやすく、だけど奥深くもある、そんなエンターテイメントを目指し、一所懸命に書かせていただきました。

ご興味ありましたら、ぜひお手にとってみてください。


それでは、ここまでお相手いただき誠にありがとうございました。

今後とも、宜しくお願い致します。


杜宮花歩

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カフェモカ 杜宮花歩 @morimiyakaho

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