エルダーマザーの言ったことは本当だったんですね。森が死んでしまうと・・・
今までは動物や人を食らう「木霊」のおかげで、村の人々は一切「林業」的なことをせずに、森の恵みを享受できていたのか・・・いやでも毎年一人村人を捧げるくらいなら、林業を発展させたほうがずっと良いですけれどね!
でもその技術がないまま千年過ごしてきたわけだから、絶望的ですよね。。。
全てを知っているシーナさんの胸中を慮るとつらいです。
村の未来のため、次の世代のために大樹を切ろうとした夫を、大樹に差し出されて失い、その遺志をついだ息子まで行方不明になってしまって・・・。
しかも村に友だちや親戚もいなくて、感情を吐露できる相手もない様子。
泣いたりわめいたりもせず、次男を育て上げる気丈な人ですね。
作者からの返信
エルダーマザーのいっていた森が枯れた未来が現実のものとなりつつあります。
沈みゆく森で生きる人々の葛藤、日々もあまり楽しくはないかもしれませんね。
林業などの大きな仕事があれば森はもう少し発展したかもしれませんね。もう少し踏ん張れるかもしれません。祖先が逃げてきたという経緯もあり、あまり外の世界とは表立った交流はなかったのだろうと思います。
母シーナも寂しさはあるとおもいます。でもそれはトニヤには見せられない、笑っていて欲しいと願っているのかなと思います😣
美しい描写で、ここまで読み進めました。
前話でしたか、「助けて」とか、他にも繰り返す「」の言葉がアクセントになっていますよね。
また、味わいにきますね。
作者からの返信
お読み頂きありがとうございます😊
素敵なお言葉を頂戴しまして、恐縮です。
森の声をどうやって表現しようと苦心したところでもありました。不安げに揺れ動くさまが表現出来ているといいなと。
ありがとうございます!
また、御作にお邪魔します。
先日のことですが、私は、社会情勢を報道している番組をみて、夫に、ならばこうすればいいと提案しました。すると、子どもはそう考えるが、大人は大人になる程理想論を叩かないとの話を聞きました。私の考えは、夫は若い頃から心理学的にみて大人の部分が高かったので、甘いと判断されたのでしょう。考えたりする時点で。それが本回とどう関わるかと言うと、トニヤは十二歳で少し賢い方でもないと言うより、セラのように大人びていたり、両親の様に経験を深く積み、より長くこの森と関わって来た訳でもない。優れているとすれば、絵本を好み、その世界に没頭する寧ろ空想や失礼な言い方でなければ、妄想の分野に長けていると言えるでしょう。『枯れゆく森』に順応するかどうか、これからが、読み所とお見受けいたしました。それから、世界観が、今風なのですね。例えば花柄とか天板とか、細かいところで、作者様らしいなと思いました。
作者からの返信
報道番組を見て、こうすればいい。わたしもよく言っておりますよ。わたしも理想論で生きてます。だから作品を書いてるのかなと。大人になるほど世間の常を知り、なかなか子供の自分を継続するのは難しいです。でも、理想を求めるのも大事なことだと思いますよ😊
セラとトニヤの性格は仰るとおり対照的なんです。でも、それがこの兄弟かなと。彼の純真さが今後セラを救えるといいなと思います。
枯れゆく森でも諦めない、理想がそれを推し進めるのかもしれませんね。
らしいでしょうか、ありがとうございます☺️
森に天板はあるのだろうか、花柄はあるのだろうかと自分でも考えてます笑
大樹を燃やした弊害で森が枯れ始め、住民たちは右往左往……
千年もの間、生贄を立てることで安逸を貪っていたツケが回ってきたようにも思えてしまいます。長老という頭を失った住民たち、自分の頭で考え自分の力で未来を切り開くことを忘れてしまったのでしょうか。
トニヤは勉強が苦手らしいけれど、自分の頭で考えられるしっかりした子だと思います!
作者からの返信
新たな事態に直面して狼狽えているようです。
本当の意味で自活する。人々の戦いはここから始まるのかもしれませんね。
なんというか、希望を持って森を立て直して欲しいのですが、そう簡単に上手くいくはずもなく。トニヤみたいな子が大きくなって導く立場にあれば、森も蘇るのかなと思ったり。
既成概念を打ち破ることも大事ですよね😊