第二話  ✤✤主要登場人物紹介・あらすじ✤✤

【あらすじ】

 奈良時代。

 古志加は、薩人さつひと夫婦めおとのフリをして、ちまたを騒がす、国分寺に参拝した若夫婦ばかりが消える怪事件のをしろ、と命じられる。

 さて、は成功するか───?

 そもそも古志加に、夫婦めおとのフリはできるのか?? それが問題だ!





 ◆吉弥侯部きみこべの 古志加こじか……主人公。14歳。

 上毛野かみつけのの衛士えじ卯団うのだんの下働きをしつつ、剣の稽古だけつけてもらう日々。

 時々、日佐留売ひさるめに呼ばれて、女官の仕事もこなす。

 衛士見習いになれるのは、15歳からなので、15歳が待ち遠しい。

 自分を助けてくれた三虎に懐いているが、まだまだ、その気持ちがどういうものなのか無自覚の、恥ずかしがりや。



 ◆石上部君いそのかみべのきみの 三虎みとら……ヒーロー。

 20歳。

 上毛野衛士卯団長少尉かみつけののえじうのだんちょうのしょうい

 背が高く、スラリとしてる。

 このなかで、一番背が高い。

(主である大川の方が背が高い。全ての登場人物のなかで、大川が一番背が高い。)

 いつも無表情かムッと不機嫌そうな顔。

 おいおい、おまえが夫役をせんのか、と、読者さまよりツッコミ多数。


 三虎「やらん!」





 ✤女官


 ◆日佐留売ひさるめ……三虎の姉。22歳。

 女嬬にょじゅ(女官のまとめ役)として堂々としつつ、おっとりした微笑みの美女。


 日佐留売ひさるめ「国の決まりでは、おみなは十三歳から、婚姻が認められているの。

 でも一般的に、早すぎるとして、十六歳を過ぎてからつまを持つ女が多いわ。」



 ◆福益売ふくますめ……女官。19歳。

 顎がとがり気味、八重歯、いつも笑ってる目の形。

 恋バナ、大好き!

 古志加を同母妹いろものように可愛がる。

 


 

 


 ✤上毛野衛士卯団かみつけののえじうのだん


 ◆荒弓あらゆみ──大志たいし。(リーダー)

 41歳。

 頬骨がはっている。体格ががっしりしてる。

 三虎は従者がメインなので、実質、卯団うのだんを取り仕切る。

 頼れる人の良いおじさま。


 ◆薩人さつひと──少志しょうし。(副リーダー)

 26歳。

 ひょうきんな細長いお兄さん。背が高い。


 ◆花麻呂はなまろ……衛士えじ。16歳。

 見習いから、一人前の衛士に昇格したばかり。

 目が大きい、実はこのなかで一番イケメンなのだが、(三虎は顔のつくりは普通。)古志加こじかは男をそういう目で見ないので、イケメン表記が入れられず。無念。

 背丈はこの後に期待、の平均値。

 次の章から本格参戦なので、今は、読者さまは名前を忘れて良し。(๑•̀ㅁ•́๑)✧


 花麻呂「加須かぞ 千花ちか、ひでぇ扱いだな!

 ちなみに、普通の百姓ひゃくせいも、苗字、あるぜ!

 国が戸籍こせき計帳けいちょうを作ってて、男も女も、皆、苗字と下の名前も国が把握はあくしてるんだ。

 オレは北田きただの花麻呂はなまろ……って、ここでは花麻呂としてしか紹介されてない?!」

 加須 千花「そこまで覚えてもらう必要、ないもん。」

 花麻呂「ひでぇ!」




 ✤下人げにん

 この物語では、おのこ奴婢ぬひ(奴隷)を、下人げにんと言いあらわす。


 是迩ぜに……三虎が好んで使う下人。これからもずっと上毛野君かみつけののきみの屋敷で働いているが、名前はこの先出てこないので、読者さまは忘れて良し。(๑•̀ㅁ•́๑)✧









 きんくま様より、ファンアートを頂戴しました。

 きんくま様、ありがとうございました!

https://kakuyomu.jp/users/moonpost18/news/16818093081571095014


 

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