応援コメント

第七話  三虎、正述心緒、了。」への応援コメント

  •  古志加の想いがかなって、三虎も古志加を妹だと自覚して、よかったです。
     甘い、甘い、ふたり。
     ずいぶん遠回りしたけれど、結ばれるべくして結ばれたふたりですね。

    作者からの返信

    本城 冴月さま

    こんにちは。
    ようこそ、いらっしゃいませ。

    古志加の想いがかない、三虎も、間違いなく、古志加が妹なのだと自覚しました。
    いや〜、ここまで長かった。
    長いといえば、この回は思い入れが深すぎて、べらぼうに長い回になってます。
    読んでいただき、ありがとうございます。

    甘い、甘い、ふたり。長い遠回りをしたけれど、結ばれるべくして結ばれた、恋人たちです(*´艸`*)

    コメントありがとうございました。

  • 甘あ! 甘甘です!
    全てを与え合い、三虎の独白で今章も締め。
    もう言えることは一つだけですね。

    お幸せに!

    作者からの返信

    プロエトスさま

    ふふ、そうです。甘あ! 甘甘なのです! 怒涛の甘甘ですッ!

    全てを与え合い、三虎の独白は、これにて、了。

    お幸せに、とのお言葉、ありがとうございます。
    まだ物語は続きます。
    あとは幸せな古志加を描いていきますよ───!

    コメントありがとうございました。

  • 古志加、良かった、良かったねぇ。
    今章ラスト三話は全てが報われた気がして、カタルシスを感じています。
    すごかったぁ…甘かったぁ…(語彙消失)
    読後、何だか1章の「くるみの人」を読みたくなりました。
    三虎との出会いから今へ古志加の成長が浮かぶようです。

    今章も素敵な物語をありがとうございます。

    作者からの返信

    きんくま様

    こんばんは。
    ようこそ、いらっしゃいませ。

    古志加、報われました。「良かった、良かったねぇ」と古志加の幸せを喜んでくださり、ありがとうございます。

    カタルシス。すごく、甘く。
    「三虎との出会いから今へ古志加の成長が浮かぶよう」
    それです───! それを目指して、書いてきました。
    そのように感じてもらえて、感無量です。(⁠人⁠*⁠´⁠∀⁠`⁠)⁠。⁠*゚⁠+

    コメントありがとうございました。

  • ちゃんと三虎は古志加を恋うていたのですね。

    そしてようやく腑に落ちる、たった一人の女、妹。

    古志加は見事三虎の全てを攫って行きましたね!!

    もうずっと、エモいし、ラブい。(〃ω〃)テレテレ

    作者からの返信

    かごのぼっち様

    はい、ちゃんと三虎は古志加を恋うて、唐から帰ってきました。
    なので、古志加が、今までのように、ちゅんちゅん雀で抱きついてこなかった事に、かなり焦れていたのです。

    ようやく腑に落ちた、たった一人の女。妹。それは古志加。

    古志加は見事、三虎のすべてを攫っていきました。
    「もうずっと、エモいし、ラブい」いただきました!
    嬉しいです。

    この「三虎、正述心緒、了」は大事なところ、途中で切りたくなかったので、文字数が多いです。読んでいただき、ありがとうございます。

    コメントありがとうございました。

  • あらあら、随分と見せつけてくれちゃって……(*´艸`*)
    まあ、愛はいくら注いでも限界はありませんからね。
    だからこそ、最後まで添い遂げられるってなもの。
    精々、心行くまでイチャイチャしてるといいサ(^_-)-☆

    作者からの返信

    最十レイさま

    こんばんは。ようこそ、いらっしゃいませ。

    三虎と古志加、ようやく読者に「随分と見せつけてくれちゃって」というところまで来れました。
    「まあ、愛はいくら注いでも限界はありませんからね。」
    その通りです!
    さすが最十レイさま、良いこと言うー!
    台詞がキレキレです。

    「心行くまでイチャイチャしてるといいサ(^_-)-☆」
    はい、最十レイさまのお言葉をうけて、イチャコラ・あまあまが続きますよー!

    コメントありがとうございました。

  • 一緒になったこともあってか、ようやく色々なことをきちんと話し合えるようになりましたね。何よりでした。

    しかし、大川様が待ちの態度でいたので難を逃れた感はありましたが、自ら出向いてきていたら、果たしてどうなっていたんでしょうね。
    泥沼真昼のメロドラマな感じの世界になっていたのでしょうか(゚Д゚;)

    作者からの返信

    川野遥さま

    こんにちは。
    ようこそ、いらっしゃいませ。

    やっと三虎、全部の心を吐き出し、話し合えるようになりました。
    長かったですねえええ!
    「何よりでした」と言ってくださり、ありがとうございます。

    大川が待ちの態度でいたので良かったです。大川はその気になれば、出向く必要もありません。一言、呼ぶだけで良いのです……。
    真面目な性格なので、古志加を吾妹子にしていたのしょう(その上のうはなり……妾は、親の承認がいるので、なれたかは不明)
    三虎は何も言えません。従者として幼少から徹底教育されてますので。
    見ているだけ……。ただ内心は嵐です。
    失ってはじめてわかる、愚かな男。

    何ヶ月も経ったある日。
    古志加に与えられた部屋で。
    古志加がたまたま一人でいる時、ふと背後に気配を感じます。
    古志加が驚いてふりむくと、三虎がいて、

    「……なんで、大川さまを選んだ。」

    とぎりぎり歯をくいしばりながら声をかけます。

    大川さまだけは駄目だぞ、という言葉のとおり、三虎は膺懲をしてしまうでしょう……。

    多分ね。

    コメントありがとうございました。

  • もうすっかりラブラブの二人。
    三虎さんの胸の奥底にはずっとずっと古志加ちゃんがいたんですね。
    三虎さんの心の回想の中で確信しました。
    古志加ちゃん、本当に良かったね。
    どんな時もずっとずっと一途に思い続けた古志加ちゃんの想いはついに実を結びましたね。
    とっても素晴らしい場面に感動しました。

    作者からの返信

    この美のこさま

    三虎と古志加、もうすっかりラブラブです。
    三虎の胸の奥底には、ずっとずっと古志加がいました。古志加にむかう、想いがありました。
    この美のこ様が確信なさった通りです。(๑•̀ㅁ•́๑)✧

    古志加、ずっとずっと一途に思い続けた三虎を、ついに愛子夫にしました!
    古志加に、「本当に良かったね」との温かいお言葉、ありがとうございます。
    また、この、文字数の多い回を、「とっても素晴らしい場面に感動」と言ってくださり、嬉しいです!

    コメントありがとうございました。

  • 素晴らしい回でした。
    みとらさん、妹を知り得たか。もう安心ですね。
    バンビちゃんも癒され、お互いで満たされましたね。

    作者からの返信

    ぽんにゃっぷさま

    ボリュームが多い回を、素晴らしい回と言ってくださり、ありがとうございます。

    三虎は、妹を知り得ました。
    おのれだけの、運命のおみなを……。
    もう、安心です。

    「バンビちゃんも癒され、お互いで満たされましたね。」
    そう。三虎はバンビちゃんに、バンビちゃんは三虎に癒やされます。
    お互いで満たされる。それが、この物語の理想とする愛です。

    コメントありがとうございました。

  • 拝読致しました。
    ここまで古志加ちゃんの内面を中心に見てきて、今話では三虎さんの「答え合わせ」が見られて、とても読み応えがありました!
    やあ、実は五年も前に、既に気づいていたのですね。。。しかも、結構、抑えていた気持ちもぎりぎりのところまで来ていて。
    この内面を見た後で、もっかい読み直すと、かなり景色が違って見えるように感じます。

    三虎さんにとって大切な存在、大川様と古志加ちゃん。
    大川様は忠義の対象であり、親しき幼馴染であり、そして己の生き様を写す鏡そのもの。
    なのに、その透き通る綺麗すぎる鏡に劣等感を抱いてしまう、という複雑な、しかも根深い心境があったんですね。本人、意外に内面はアレでしたが、三虎さんは多少、美化していたのかも?
    だからこそ、大川様以外に持ってしまった心の中の宝物を渡してはならじといじましくも必死で遠ざけていた。
    古志加ちゃんと三虎さん、この二人の関係に、とおっっっっっっっっても大きな影響を与えていたことがよぉく分かりました。

    これで心が通じ合い、奈良時代のベストカップルにはれてなれたわけですね!
    面白かったです*( ᵕ̤ᴗᵕ̤ )*

    作者からの返信

    たけざぶろうさま

    こんにちは。
    ようこそ、いらっしゃいませ。

    どうしても途中で切りたくなくて、長い一話となってしまいました。(;´∀`)
    「この内面を見た後で、もっかい読み直すと、かなり景色が違って見えるように感じます。」
    そう言ってもらえると、嬉しいです!
    これは本当に、答え合わせの回でした。
    読者さまにどう思ってもらえるか。
    感想を頂戴できると、しみじみと嬉しいものです。じぃん……(⁠ ⁠ꈍ⁠ᴗ⁠ꈍ⁠)

    「大川様〜〜その透き通る綺麗すぎる鏡に劣等感を抱いてしまう、という複雑な、しかも根深い心境があったんですね。」
    そうなんです。
    大川様のことが大好きなのに、劣等感を持ってしまう。ここが、三虎の根深い、人には知られたくない部分でした。
    まあ、大川様、意外に内面はアレです。(笑)

    「三虎さんは多少、美化していたのかも?」
    そうですね……、これはどうでしょう?
    私はそこまで考えていませんでしたが、そうなのかもしれません。
    ……って作者にそう言わせるたけざぶろうさまがオソロシー!Σ(゚Д゚)
    ご慧眼です。

    「大川様以外に持ってしまった心の中の宝物を渡してはならじといじましくも必死で遠ざけていた。」
    そうです。それが、この「あらたまの恋 ぬばたまの夢」という物語でした。
    ね、三虎……。

    大川様がいるから、三虎と古志加は、こういった関係でした。大川様の存在は大きいものでした。
    三虎が初めて、古志加と会った時、大川様、いましたし!

    これで、三虎と古志加、心が通じ合いました。
    奈良時代のベストカップル、と言ってくださり、ありがとうございます!

    いや〜、今回のご感想、本当に嬉しくて、何回も見返しちゃいました!(⁠◍⁠•⁠ᴗ⁠•⁠◍⁠)
    コメントありがとうございました。

    編集済
  • ふうぅーーーーーー……。

    とうとうこの時が来たか、という思いです。
    それは古志加応援隊として、そしてなにより『あらたまの恋』の愛読者として。
    待った甲斐があったと心から思える美しい情景でした。

    三虎の金の簪での暴走は「いやああああ、もうやめてええ!」となりましたが笑
    ここまで本当に色々あったなあ。
    古志加、良かったねえ(*´ω`*)

    作者からの返信

    大入圭さま

    こんばんは。
    ようこそ、いらっしゃいませ。

    とうとう、この時が来ました。長らくお待たせいたしました。
    古志加応援隊として、古志加を応援してくださり、また、「あらたまの恋」の愛読者として応援くださり、感謝申し上げます。

    古志加は光の海に、とぷん、と浸されます。愛が実った喜び。三虎からもたらされる喜び。白い光の飛沫に、包まれるイメージです。

    三虎、金の簪での暴走→ヒーロー暴挙で申しわけありませんでした!! _(._.)_
    ホントに、暴力はいけないぞ、三虎!
    (そう思うのですが、あれ以上表現を婉曲にできませんでした……。三虎、ああいう男なんですよ。困りもの。)

    ここまで色々、ありました。
    古志加、良かったね……。

    コメントありがとうございました。

  • 感無量でどう感想言えばいいのか、うまく言えなくて。
    いろんなことがあったからこそ、らぶらぶあまあましている二人が愛おしく。
    結ばれたときの、清い水という表現に感動し、
    ややこしく、面倒な人だけれど、この人にはこの人しかいないだろうという二人が大好きなので、理想の男女を読まさせて頂いた感じです。
    ありがとうございます。よかった~~!!

    作者からの返信

    ちづさま

    まずは、きらきらお星さま、ありがとうございました!m(_ _)mペコリ
    えへへ。感無量、とのお言葉、嬉しいです。
    ここらへんの回は、もう盛りだくさんで詰め込んであるので、「うまく言えない」が、正しい感想なのではないかなあ、などと、あつかましくも思っている私です。

    「いろんな事があったからこそ、らぶらぶ、甘々の二人が愛おしく。」
    私もそんな気持ちで執筆しておりました!
    ややこしく、面倒な三虎。「この人にはこの人しかいないだろうという二人」その通りです!
    二人が大好きと言ってくださり、こちらこそ、ありがとうございます!!

    コメントありがとうございました。

  • 古志加ちゃん、よかったね。本当によかった。長かったですが、幸せそうな二人を見て、こちらも幸せな気持ちになりました。

    作者からの返信

    朝倉さま

    こんにちは。
    まず、拙作に素敵なレビューをありがとうございました!

    「カクヨムではたくさんの恋愛小説が投稿されていますが、これほどまでに胸をぐっと掴まれた物語は、おそらくはじめてです。」

    わーい! なんという嬉しい褒め言葉でしょう♪
    加須 千花、小躍りです。(≧∇≦)
    古志加の一途さ、それを応援する、まわりの人達。
    時代物でも、読みやすいよ、とオススメしていただき、感謝、感謝です!m(_ _)mペコリ


    さて、三虎、やっと「正しく心を述べる」を終えました。
    古志加、ここまで、長かったです。

    ───古志加ちゃん、よかったね。本当によかった。

    古志加、舞台袖から、三虎に手をひかれ、しずしずと歩いてきました。
    三虎の胸に頬を寄せ、目を喜びに潤ませ、花がこぼれるように笑います。
    古志加「朝倉さま、ありがとうございます。えへへ……。」

    三虎は古志加の肩を抱いて、古志加の頭に、自分の顔をこてんとくっつけています。

    コメントありがとうございました。

  • 1話まるまる「速水さん」「マヤ」と呼び合ってるだけの回を思い出しましたガラスの仮面。

    作者からの返信

    かつたけいさま

    あれ、途中まで漫画でガラスの仮面読んだんだけど、その一話は、思い出せないなあ。
    私が読んでないところかしら。
    紅天女を演じるところまでは読みました。

    コメントありがとうございました。

  • 本当に長かった。三虎には背負投げじゃあ足りないので、祝いの正拳突きでも食らわしたいですね……。
    古志加よかった……。とりあえず、花麻呂にもチャンスができた……。花麻呂にも幸せになって欲しいです。

    作者からの返信

    アワインさま

    本当に長かったですよね。
    ……。(加須 千花、三虎を見たが、何を察したのか、三虎はさーっと向こうに逃げていった。)
    私「逃げ足の早いやつ……。」

    この話は、古志加が男童に見間違えられても違和感のない10歳から始まり、「手手にやは」を経て、遣唐使が帰国するまで。
    古志加と三虎が結ばれるのは、一年たりともずらせなかったのです。
    本当に、長い道のりでした。

    古志加、良かったです。
    すごく、幸せになりました。
    花麻呂も、実はこの物語の裏でこっそり、しっかり、幸せになっております。

    花麻呂は、この物語のなかで、読者さまに応援の声をいただく事が多いキャラです。ありがたや。

    コメントありがとうございました。

    編集済
  • 三虎の長年にわたる大川様への、本人も気付いていないような敗北感が癒されて、本当によかったです。
    忠義の心のうしろに、愛憎渦巻く複雑な感情があったと思います。
    モテモテだけど女を愛さない大川、モテないけど決まったうかれめは一応いる自分。

    ほぼすべての女が大川様を見て目をハートにする中、古志加だけは三虎を目で追っている。いいですねえ。

    でも私は花麻呂が推しです!
    あのニカッて感じの邪気のない満面の笑みがまぶしくて大好きです!

    作者からの返信

    綾森れん様。

    そうなんです! 三虎も、良かったんです。
    「忠義の心のうしろに、愛憎渦巻く複雑な感情があったと思います。」

    三虎は、複雑な男でした。心にいろんな枷がありました。
    仰る通りです。

    「ほぼすべての女が大川様を見て目をハートにする中、古志加だけは三虎を目で追っている。いいですねえ。」

    そう、古志加(と莫津左売)だけが、大川さまと並んでも、三虎の方を見るのです。
    それが良いのですッ!

    しかしまあ、「良い男」でいったら、花麻呂が総取りです。
    文句なし、友人でも恋人でも良い男です。

    「あのニカッて感じの邪気のない満面の笑みがまぶしくて大好きです!」

    ありがとうございます。私も大好きです! 花麻呂には何かと助けられています。
    おーい、花麻呂!

    花麻呂、手に土師器の壺を持ち、舞台袖から、照れ照れしながら歩いてきて、

    花麻呂「おいおい、綾森れん様、褒めすぎじゃねぇかよ。照れちまうぜ。たははは───っ! この浄酒、良かったら貰ってくれよな!」

    花麻呂は、綾森れん様に、蓄えこんでた浄酒を進呈したいそうです。
    この時代、まだ醸造技術があまく、どぶろくのような甘めのお酒だったとか。
    どうぞお納めくださいませ。

    コメントありがとうございました。


  • 編集済

    あの二人がやっと……!
    物語時間で何年分も見守っていたので、なんだか感慨深いです。
    二人が末長く幸せでありますように!
    次の章も楽しみです(〃ω〃)

    作者からの返信

    平本りこさま。

    おはようございます。
    ようこそ、いらっしゃいませ!

    やっとです。膺懲では三虎、暴挙で申し訳ありませんでした。(平本りこさまは触れていないのに、積極的に謝りにいくスタイル)

    そう、あの、童が、やっとです。
    感慨深いです。長かったです。
    物語時間で何年も見守っていただき、ありがとうございます。

    次章はもう、長く辛かった恋が実って、古志加と三虎がラブラブです!!
    もう、ただ幸せなだけのエピソードだって、良いじゃない。そう思います。

    コメントありがとうございました。

  • こんにちは。

    先ほど立て続けに応援通知が飛んだと思いますが、ぱぱっと読み飛ばしたのではなく、おとといの夜に初見し、昨日また拝読し、いままたひととおり目をとおして、応援を押しております。押せばコメントを書くことになりますが、軽々に書きたくない、と思ったからです。ご容赦くださいませ。

    さて。あらたまの年月かねて。
    ひとこと、美しかったですといえば、簡潔ですし、礼に沿う気もします。
    が、したくない。コメントを待っていただき、楽しみにしていただいた。
    だから、ちゃんと書きたい。

    わたしは、男女のそのことが、それほど得意ではありません。詳細な描写にいたれば尚更です。どうしても、読みづらい、という気持ちが先に立ちます。ただ、夢にそ見ゆるや、雲雨の夢は、夢のなかという念頭もあり、とても綺麗で、読んでいてうっとりするものでした。また、コミカルに性のことを書くのはとても好きで、読んでいて嬉しくなるほどなのです。

    ただ、膺懲の回の冒頭での、三虎の、行動。
    わたしは、どうしたらいいんだろうと、ちょっと、迷いました。

    ……ごめんなさい、本当は、ちょっと逃げました。
    それで、三日にわたって、何度も少しずつ、読み解いたのです。

    はじめは、薄目で、とばしとばし。
    慣れてきたらゆっくり、すこしずつ。

    はじめは、ただただ、三虎のおこないに腹をたて、あらがわない古志加にも苛立ち、それでも、ことばを拾っていくうちに、少しずつ、少しずつ、わかってきました。

    三虎の激しいおもい、何年もまえから自覚しきれていなかったおもい、唐でも手放さなかったおもい、そして大川への思慕と裏返しの気持ちと。

    それらをぜんぶひっくるめて、三虎じしんが、決して立派なおとなではない三虎が、古志加を通じて、古志加といっしょに、古志加のこころの岩とともに、叩きつけて、溶けて、ひとつになったんだなと、すとんと、落ちました。

    そうしたら、三虎の髪が、ひかったんです。
    また、いつかのように、黄金に。

    場面はこれは、夜、ですよね?
    わたしには、外から薄明かりが差し込んできたようにみえるのです。
    うすい桃色や青のひかりにのって、妹、愛子夫と、呼び合う。
    ふたりが、ひとつの、柔らかいひかりの珠になる。

    古志加が、愛子夫と、叫ぶ。
    よばわうのではなく、叫ぶ、と表現された、そのことば。
    しぜんと涙がでてきました。

    古志加、よかったね。

    作者からの返信

    壱単位さま。

    こんにちは。ようこそ、いらっしゃいませ。

    私の物語を、とても大事に読んでくださり、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。

    「はじめは、ただただ、三虎のおこないに腹をたて、」
    本当です。ヒーローのくせに、なんて暴挙を! です。
    「あらがわない古志加」
    こんな扱い、嫌だ、と思っても、恋しすぎる相手にそれをされたら、女は抗えない。少なくとも、古志加は、こんな扱いでも、受け入れてしまうのです。(でも、泣く)

    三虎の暴挙に、読み手は、「うっ!」と嫌悪がこみあげるだろう、わかってて、私は、ここまで、踏み込んで書いてしまうのです。
    もうこのことは、本当にすみません、としか言いようがありません。

    三虎は、そういうひとなのです。

    「三虎の激しいおもい、何年もまえから自覚しきれていなかったおもい、唐でも手放さなかったおもい、そして大川への思慕と裏返しの気持ちと。」

    そうです、私が三虎にこめた心のかたちが、全部、この文章に凝縮されています。

    「古志加を通じて、古志加といっしょに、古志加のこころの岩とともに、叩きつけて、溶けて、ひとつになったんだなと、すとんと、落ちました。」

    !!!
    これは、私の想像以上の言葉をいただきました。
    ああ、その通りですね。
    私も、すとんと、落ちました。
    ありがとうございます。

    場面は、これは、夜です。
    まだ暁には遠いです。
    でも、三虎の髪が、光って見えて、良かった。しかも、黄金色に。

    「うすい桃色や青のひかりにのって、妹、愛子夫と、呼び合う。
    ふたりが、ひとつの、柔らかいひかりの珠になる。」

    なんと美しい情景でしょう。
    壱単位さまに、読んでいただけて、幸せだなあ。
    そして、読み手によって、色って全然違うんですね。

    私のイメージでは、共寝の古志加は白く輝くひかりの海にひたされていくイメージです。
    ひかりは、眩しく、あたり一面、まっしろに染めている。
    いくつも、いくつも、光が強くはじける。
    そのなかで、心の走り井から、清い透明な水が噴き上げる、というイメージです。

    古志加、よかったね。

    私も、執筆しながら、心のなかで言いました!
    古志加、よかったね。
    三虎、よかったね。

    コメント、ありがとうございました。

  • こんばんは。

    終章を待つまでもなく、もうここで完結みたいなものですね。
    文字数が6500ほどあって、いつもより多めでしたが、途中で切られることなく一気に読み通せて良かったです。

    ここまで来るのに本当に色々ありましたね。
    こうやって結ばれるとそれまでの苦労は全て吹き飛んだのかな。

    作者からの返信

    水無月 氷泉様。

    こんばんは。コメントありがとうございます。

    まず始めに、「あらたまの年月かねて」の第五話、金の簪のコメント返信、時間をおいてから追記してしまいました! 
    気がむきましたら、御覧くださいませ。


    また看破されました。

    はい、ここで完結みたいなものです。
    「ここまで来るのに、本当にいろいろありましたね。」
    そう言ってもらって、良かったです。
    「手手にやは」を経て、「走り井」で、そう思っていただきたくて、「乱暴に言えば導入」を長く描いてきたのです。

    ここで完結にする、も有りなのでしょうが、私は、幸せになりたいので、もっと二人の仲睦まじい姿が見たいので、読者の皆さまが「ああ、この二人はこのように暮らしていくのだな。」と想像がつくところまで、きっちり、読者様を連れていきます。
    なぜもっと、皆、仲睦まじくを、単純にボリュームたっぷりに描かないのだ。
    私はそう思うのです。

    この「三虎、正述心緒、了。」とても大事に描いた回です。

    「いつもより多めでしたが、途中で区切られることなく一気に読み通せて良かったです。」と言ってもらって、よっし!
    と私はガッツポーズをしております。

    コメントありがとうございました。

    編集済