「心残りはないか?」からの上野国の情景が美しいです。
気づこうが気づくまいが、名残りはあるのでしょうが、覚悟が決まってるのですね。
無事に帰ってくることを願うばかりです。
今章も素敵な物語をありがとうございました。
作者からの返信
きんくま様
上野国の情景の美しさに気がついてくださり、ありがとうございます。
そう、古代の田舎、もう見ることは叶わないかもしれない、大川さまと三虎には、ことさら、眩しく、美しく映ります……。
三虎は、古志加への想いに気がつきました。
名残りはあります。
でも、遣唐使船に乗る以上、三虎はこれ以上、古志加に対して動くつもりはありません。
なので、口からは、
「心残りは……何も。」
と出てきます。
覚悟決まってます。
二人の無事の帰国を願ってくださり、ありがとうございます。
コメントありがとうございました。
三虎の大川様に対する想いは、これが本懐なのでしょう。
穎人と浄足に己の主従の関係を重ねて見る。
従者というのは、どうしようもない
これに尽きるのだろう。
そしてそれに従って命を懸けてついて行く。
三虎にとっては己の古志加への想いに気付いたとしても関係ない。今、命を懸けてすべき事が目の前にあるのだから。それ以外は全て雑念なのでしょう。
三虎は漢です。古志加もそれに惚れたなら、そんな三虎も受け入れなければならないのでしょうね。
本当に切ない(*꒦ິ꒳꒦ີ)
作者からの返信
かごのぼっち様
三虎の大川様への思い、その本懐です。
大川も、浄足も、従者。主に命をかけ捧げ尽くす者です。
「三虎にとっては己の古志加への想いに気付いたとしても関係ない。今、命を懸けてすべき事が目の前に」
その通りです。
三虎は漢です。(←ありがとうございます)
古志加もそれに惚れてますので、涙にくれながら、どうしようもできません。受け入れるしか……。
切ないです……。(それが書きたかった)
コメントありがとうございました。
大川様の心境はどんなものなんでしょうね。
そこに向かう旅は危険ですし帰れるかすら分かりませんが、一方で唐はこの時代だと世界の中心で色々なことが学べるというのも事実。
しかも色々な地域の女性もいるところなので、ひょっとしたら、大川様好みの人もいたりするのかも……(コラ)
作者からの返信
川野遥さま
おはようございます。
ようこそ、いらっしゃいませ。
「唐はこの時代だと世界の中心で色々なことが学べるというのも事実。」
ええ、大川は、楽しみにしています。
帰ってこれない旅路かもしれない、その覚悟も決めています。
大川は穏やかに微笑んでいます……。
ん?女のことは考えてないみたいですよ?(笑)
コメントありがとうございました。
編集済
大川さまの隠れファンとしてこの章胸に迫りました
とてつもなく美しい情景、そして三虎の深い想い、清らかで麗しい大川さま……
言葉にならないほど素晴らしい😭😭😭
この作品に出会えて本当に幸せです
ありがとうございます😭😭😭
作者からの返信
みかぼし様
こんにちは。
ようこそ、いらっしゃいませ。
大川さま隠れファンでいらっしゃるのですか!
嬉しいです!
とてつもなく美しい情景、三虎の深い想い、清らかでひたすら美しい大川さま。
何を以てか幽懷を攄べむは、すでに終わりをつげています。
もう、心のなか、昔あったことの折り合いがつけられた大川さまは、ここでは、スッキリした顔で、坦懐を……心のうちをのべる、に(タイトルが)変わっているのです。
そんな、これから向う唐に想いを馳せつつも、スッキリした顔の大川さまに、夕日が照り映えます。
美しくないわけがありません。
コメントありがとうございました。
拝読致しました。
三虎さん、大川様に愛を告白する、の回...Σ(゚д゚lll)
いや、変な意味じゃないですよ!?
恋愛でも、友愛でもない、金銭関係を媒介にした主従関係でもない。
まさに「主」に全てを尽くそうとする「理想の従者」の体現。
ややこしいのは、きっとそこに幼少からの感情が交じり合っているからなんですよね。
雲一つない澄んだ青空のような、異物の存在しない確固たる絆。
その、大川―三虎ワールドには古志加ちゃんは入れない。
古志加ちゃん側の立場から見たら、なんとも寂しい世界です(つд⊂)
それでも、そこに半歩下がって付き添う存在があってもいいはず。
それは大川様だって、三虎さんだって。
そんな余裕と包容力が生まれることを祈ります。t(- - ) +
作者からの返信
たけざぶろうさま
こんにちは。
ようこそ、いらっしゃいませ。
はい、まさに、主に全てを尽くそうとする、理想の従者の体現。
ばぶーと産まれた赤ちゃんから、ずっと一緒に育ってきたので、三虎には、プライベートと仕事を切り離す感覚が希薄です。
大川さまは、三虎の全てです。
雲ひとつない、澄んだ青空のような絆。
でも、二人とも、愛のベクトルは男には向きません。(笑)
「大川ー三虎ワールド」とは別に、女がいていいはず。女と、男は、違うから。
余裕と包容力が(大川さまと)三虎に求められますね。三虎、今はそれがないようです。(^_^;)
コメントありがとうございました。
三虎の独白には瞼の奥がじんとさせられましたね。きっと彼には彼なりの葛藤や辛さがあったのだろうなと⁝(ᵒ̴̶̷᷄൧̑ ᵒ̴̶̷᷅ )⁝
しかし古志加親衛隊の私としては、勇気を振り絞った古志加の想いに一度くらいは応えてよお!⁝(ᵒ̴̶̷᷄൧̑ ᵒ̴̶̷᷅ )⁝という気持ちにもなりました( ;∀;)笑
あと個人的には阿古麻呂が幸せになっている姿を見れたのがなんか嬉しかったです。
ああ、彼にもちゃんと救いがあるんだなあ。これだから私は『あらたまの恋』が好きなんだよなあ、と。
作者からの返信
大入圭さま
こんばんは。
ようこそ、いらっしゃいませ。
三虎の独白にはまぶたの奥がじんとさせられましたか。
良かった! 奈良時代ゆえ、従者ゆえの、三虎の良さ、です。
勇気を振り絞った古志加……。三虎は古志加を大切に思うがゆえに、古志加の肩をとんと押して、立ち去るのです……。
古志加も、一度くらいは想いに応えてよぉ! と大泣きしました。💦
とことん可哀想な古志加です……。
阿古麻呂、幸せになりました。甘糟売とラブラブです。
彼は、彼で、良い男ですので♡
「あらたまの恋」を好き、と言ってくださり、ありがとうございます。(>ω<)
コメントありがとうございました。
今さらですが、改めて考えると凄い名誉な事でしょうけど、自分が家族だったら、絶対船に乗って欲しくないな……
生きててくれても、もう会えないかもしれない……
行く側もそうだろうけど、それ以上に残される側は辛いでしょうね……
口では名誉な事で立派! 誇らなければならない的な事を言いますが……
ん〜〜‼️‼️
何か泣きそう(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
作者からの返信
アニマルさま
大川も、三虎も、覚悟を決めています。
そして、上毛野君大川が遣唐使となったのは、この架空の物語の「史実」の部分です。
そう、けして、安全が保証された旅路ではありませんでした。
……何か泣きそう、と言っていただき、物語に深く思いを馳せていただき、嬉しいです。
ありがとうございます。
この回従者の思いが描かれていて短いけれどとても好きです。
身分差のなくなった現代ではほぼなくなった感情だけど、とてもリアルに感じます。
「大川さまのそばに。大川さまを守る。
それが果たせれば、オレは幸せだ。」
この言葉に一片の嘘もないのは分かっているんだけど、自分の想いに気付いてしまった今は、言い聞かせているようにしか聞こえない。
気付かない方が幸せだったのかも、とさえ思える。
古志加から見たらふざけるな、ですが笑
作者からの返信
綾森れん様。
「この回従者の思いが描かれていて短いけれどとても好きです。」
ありがとうございます!
そう、短いけれど、この回は、もうこれだけで、良いな、と思って公開しました。
伝わって良かったです。
「身分差のなくなった現代ではほぼなくなった感情だけど、とてもリアルに感じます。」
そう、それを目指してます。
せっかく奈良時代なのだから、現代では描くことができない感情を、描きたいのです。
「この言葉に一片の嘘もないのは分かっているんだけど、自分の想いに気付いてしまった今は、言い聞かせているようにしか聞こえない。
気付かない方が幸せだったのかも、とさえ思える。」
私としては、三虎は、もう割り切った晴れやかな顔が見えるのですが、
綾森れん様の感情描写も、あってる気がしてきました。
胸を刺す、ちくちくした悲しさがある三虎。
……、いる? いたんですか。観音山に。三虎の顔見てたんですか───?!
古志加の気持ちにも、思いを馳せていただき、ありがとうございます。
古志加は悲しんでいます。
でも、古志加は強い子ですよ!
コメントありがとうございました。
わたしはあとおいでこのお話を拝読しています。
よって、あと何話でおわりになるのか、わかっています。
寂しい。
お気づきとは思いますが、すこしずつ、進むようにしています。
きょうは多めに読んでしまいました。
寂しい。
このお話のなかにいる時間が、貴重で、大好きで。
作者からの返信
壱単位さま。
「このお話のなかにいる時間が、貴重で、大好きで。」
そう言っていただけて、本当にありがたいです。
寂しがる必要はありません。
まだまだ、関連した短編もご用意してますし、
最後こそ、読んでほしいのです。(終章ではなく、そこの手前)
多分、壱単位さまの感性なら、
光がいくつもスパークすると思います。
ああ、どんなふうに「見える」んだろうなあ……。すごく、読んでいただいた後の感想が楽しみなのです。
古志加は、両腕を広げて、壱単位さまに、渡せるものを全て渡したい、と、読んでもらうことを、笑顔で待っています。
それにしても、壱単位さまに気に入っていただけて、古志加は幸せ者です。
コメントありがとうございました。
三虎はあくまで、大川さまの従者であろうとしたんですね。
大川さまにひとりに集中する、それが彼の人生。
作者からの返信
本城 冴月さま
三虎はね……、もっと早く、古志加が告白してきたら、古志加を受け入れていたかもしれません。
でも、遣唐使船に乗る事が決まっている今は、古志加に手を出すことはありません。
古志加が大事すぎて。
自分が生きて帰ってくるか、わからないから。
古志加の美しい面影を、胸に秘めながら、心は、大川さまとともに、遠い唐の地でも、どこまでもお供する、と決めています。
大川さまの為に生き、死のうと。
それが彼の人生……。
コメントありがとうございました。