これは残酷ですよね。
恋うてる人からこんなこと言われるなんて。
打算的な女なら、もうあきらめて、自分を大事にしてくれそうな人と結婚するだろうけど。
古志加はそんなタイプじゃないし、ずっとひとりで生きていくことになるのかなあ。
作者からの返信
本城 冴月さま
こんにちは。
ようこそ、いらっしゃいませ。
ええ、残酷です。
恋うてる人から、一番ききたくない言葉だ、と、古志加は思っています。
奈良時代という時代設定にしたのは、現代では成立しない恋模様を描きたかったから。
このエピソードは、その最たるものです。
打算的な女なら、もうあきらめて……、というか、もっと早くあきらめてますね。
16〜18歳が、郷の女が本格的に結婚する年齢なので。(という設定)
古志加は……、どう結論づけるかは、このあとの話で。
コメントありがとうございました。
繰り返し三虎の名を呼ぶ古志加の姿が悲しすぎます……。
ですが素晴らしいシーンでした!
三虎にちゃんと受け止めてあげてほしいとも思いますが、どうにも難しいものですね。
作者からの返信
プロエトスさま
繰り返し、三虎の名前を心のなかで呼ぶ古志加。
その声は届かない……。
悲しいですが、ここは、「現代では成立しない、古代ならではの恋愛観を描く!」と決めて、物語の初期から、存在していたシーンです。
「素晴らしいシーンでした」
と言ってくださり、嬉しいです(≧▽≦)
三虎は、古志加を泣かせたまま帰っちゃって、そのまま、です。
三虎、古志加の想いを受け止めてくれない……。
古志加は、たくさん、泣いています。
コメントありがとうございました。
これはひとつの大事な局面ですね。
とても冷淡にされど叙情的に、とても丁寧に紡がれる言葉。
とても美しい。
一見三虎が古志加に見切りをつけている様に見えます。
しかし、三虎の心情が一切介入して描かれていないところ、三虎としてもこの冷淡な対応の裏に、止事無き熱い想いがあっての事だと邪推します。
三虎はわざわざ古志加を突き放している。これは古志加の存在が自分の心をザワつかせ……ん、これ以上は書くのはよしましょう。イケない癖が出てしまいました。
ただただ古志加の想いが独り歩きして、一人淋しく涙に濡れる……そんなひとり娘を、きっと天国の母刀自は観ています。
ただこの当時、古志加のように自由に恋に生きる選択肢なんて、ほとんどなかったのではないかと思われ、もしかしてはたから見ると、わりと贅沢な悩みの様にも思えますね。 などと、現実的な事を考えていると話なんて作れませんよね、すみませんm(_ _)m
作者からの返信
かごのぼっち様
こんにちは。
「これはひとつの大事な局面ですね。」
その通りです。
「とても冷淡にされど叙情的に、とても丁寧に紡がれる言葉。
とても美しい。」
あー! そう言ってもらえると、本当に嬉しいです!(≧▽≦)
「三虎はわざわざ古志加を突き放している。これは古志加の存在が自分の心をザワつかせ……」
はい、その通りです。三虎というキャラを深く読み取ってくださり、ありがとうございます。
「一人淋しく涙に濡れる……そんなひとり娘を、きっと天国の母刀自は観ています。」
ええ、悲しそうな顔で見守っていることでしょう……。
「ただこの当時、古志加のように自由に恋に生きる選択肢なんて、ほとんどなかったのではないかと思われ、もしかしてはたから見ると、わりと贅沢な悩みの様にも」
その通りです。
これも、物語の一つのテーマです。
古志加は、結婚をせっつく親もいなければ、郷のコミュニティからも解き放たれ、自活しています。(衛士は給料が良い……という設定。)
その条件がそろって、やっと、自分の思うように恋に生きることができます。
───たとえ悲しい恋でも。
(この物語はハッピーエンド保証です。だってタグにハッピーエンドって書いてあるからぁぁぁ!)
コメントありがとうございました。
三虎は三虎なりに古志加を心配してるからこその発言なのでしょうが、古志加にとってはこれ以上ないほど残酷な言葉でしたね…。
こうして墓参りに一緒に来てくれたのも今年で最後、来年からは一緒に来ることはない…三虎は完全に古志加から離れるつもりなのでしょうか。
奈良での仕事の多忙さがそうさせるのか、いずれにせよ古志加にちゃんと話してあげて欲しいです。
作者からの返信
日鷹久津さま
こんばんは。
ようこそ、いらっしゃいませ。
はい、三虎は三虎なりに、古志加のことを考えていますが、古志加にとっては、これ以上無い、残酷な言葉です。
三虎は、来年からは、一緒に墓参りにこない。古志加が選んだ夫と一緒にくれば良いだろ、と思って、墓参りに来ましたが、古志加が誰とも婚姻しない表明をした事で、宙ぶらりんな状態に。
まだ、来年も古志加と一緒に墓参りに来るか、決めかねている様子です。
ね、古志加にちゃんと話してあげて欲しいですよね……。
コメントありがとうございました。
三虎さんにとっては古志加ちゃんの幸せを考えての婚姻の話だったのでしょうが、ずっとずっと心に秘めて三虎さんの事をただただ想い続けていた古志加ちゃんにとってはこれほど切なく悲しいことはありませんね。
「誰か気になる男はいないのか?」と尋ねられても
「それは三虎さんです」と言えない古志加ちゃんの胸中を思うと……ほんと辛いです。
作者からの返信
この美のこ様
おっしゃる通り、「三虎にとっては古志加の幸せを考えての婚姻の話」であり、
「古志加にとってはこれほど切なく悲しいことは」ありません。
「誰か気になる男はいないのか?」と尋ねられても
「それは三虎です」と言えない古志加。
これがね、誰でも良いから婚姻しろ、というひどい言葉のあとじゃなかったら、あなたですって言えたはずなんです。
辛い古志加……。
母刀自の墓の前で、大声で泣いています。
慰める人もなしに……。
コメントありがとうございました。
編集済
おはようございます。
うーむ、これは辛いですね(・・;)
これだけ事務的に言われると「全く相手にされていない」感が伝わってきて悲しくなりそうで……
三虎としても色々思うところややりづらさはあるのかもしれませんけれど、これだけ一方的に言うのは良くないですね……
お姉ちゃんに伝わってお仕置きしてもらいたいところです。
作者からの返信
川野遥さま
おはようございます。
ようこそ、いらっしゃいませ。
古志加、これは辛いです。
「まったく相手にされていない」
その通りです。
そして、やっぱりね、平等な関係じゃないんです。
三虎は、家族のいない郷人の古志加を拾ってきて、卯団においてくれた、名家の若さま。
古志加を、どうとでも扱える立場です。
三虎は古志加に優しい男なのですが、身分差、その意識は、そのつもりがなくても、こんなところでひょっこり表れます。だから、かなり一方的です。
「良い夫を見つけてやろう。」
残酷です。
悲しいです。
私は現代では成立しない恋模様を描きたいので、ここはそのハイライトです。
「お姉ちゃんに伝わってお仕置きしてもらいたいところです。」
舞台袖より、日佐留売が楚々とした歩みで歩いてくる。
……なぜか手には鎌を持っている。
その鋭い切っ先を、ぎら、と光らせながら、
日佐留売「川野遥さま。こんにちは。お呼びになって? ……そう、お仕置きをご所望なのね? 困った弟だこと。ええ……、行ってきますわ。」
迫力満点の微笑みを浮かべ、歩みを早めて、どこかへと去っていった……。
コメントありがとうございました。
はわわぁ……ロマンティックぅ…♡
(わたくし、片思い・切なさ、こそ至高の美、みたいなとこがあるので、ツラみよりロマンを感じてしまう…。
これが万葉の世界を背景にして…と想像すると、すっごく美しい!
万葉は女性の情念がすごい…ですよね… 額田王のせいかな。(←せいとかいうな。時代を代表する歌人だぞっ。
作者からの返信
松ノ木るなさま
こんばんは。
ようこそ、いらっしゃいませ。
ツラみよりロマンを感じてくださり、ありがとうございます。
万葉の世界を背景にして、なので、やはり彩りが現代とは違います。
万葉集は、額田王の情念もすごいですが、名前の伝わらない人たちの、豊かな恋模様が、素直に、おおらかに詠われているのが魅力だと思っています。
コメントありがとうございました。
なんと残酷な……。
きっと三虎には三虎の考えがあって、不器用な彼なりの古志加への思いやりなのだろうけど。
古志加派の私はそれだけは言って欲しくなかった〜!!
作者からの返信
古志加派のぱのすけさま
こんにちは。
ようこそ、いらっしゃいませ。
ああっ! たくさんご高覧いただき、ありがとうございます!
お星さままで〜!
最後まで〜!
感謝申し上げます。
「我が恋はまさかもかなし」からの最後まで一気読みは、本当に美味しい読み方です。
(でも疲れませんでした? ありがとうございます!)
さて。
「誰でも良いから、夫を得ろ。」
古志加にとって、これだけは、好きな人から言ってほしくない言葉です。
深く傷つきました。
ここらへんは、三虎の考えがあって、です。現代では成立しない恋模様を描きたくて、この物語を綴っています。
コメントありがとうございました。
拝読致しました。
うーん、これは。
古志加ちゃんと夢の中で会い、口づけを交わした(夢の中)仲なのに、これは。
ひょっとして、古志加ちゃんのためでもあるけど、そもそも自分の揺れる心と訣別したかった?
決して妹を持たない、と決めた三虎さんにとって、古志加ちゃんは己の心を揺さぶる相手、だから敢えてこういう形をとった?
もしそうであれば、もうちっと柔軟性が欲しいですが……強すぎる責任感の為せる業、かも知れませんね(;>_<;)
次回、三虎さんの真意が語られるのでしょうか?ならば予想が当たっているか確認ですね(^^)
作者からの返信
たけざぶろうさま
こんにちは。
ようこそ、いらっしゃいませ。
夢のなかでの魂逢い……口づけを交わしたのに、これは……です。
古志加のためでもあるし、
古志加が己の心を揺さぶる相手だから、も、そうです。
もう正解にたどりついてらっしゃるたけざぶろうさまですが、次回、三虎が真意をつらつら語りますので、おつきあいくださいませ。
この「我が恋はまさかも悲し」はほぼ一気に書き上げました。
この「あらたまの恋 ぬばたまの夢」で、書きたかったシーンの一つだから、です。
書きたいシーンというのが、物語のいくつかにチェックポイントのように存在していますが、この回は、その一つでした。
コメントありがとうございました。
三虎はいつかこういう話をしそうだな、とは思っていましたが、ここかぁ…。
物凄く古志加を大事に思っているはずなのに、三虎は本当に不器用ですね。
やっぱり、大川様に全てを掛けて仕えるには、妹は必要ない、持ってはいけないと自分を戒めているのでしょうか。
古志加は、ただただ辛いなぁ…。
作者からの返信
幸まるさま
おはようございます。
ようこそ、いらっしゃいませ。
「三虎はいつかこういう話をしそうだな、とは思っていましたが」
ですか。
バレバレですね。
「物凄く古志加を大事に思っているはずなのに、三虎は本当に不器用ですね。」
わかっていただけて、ありがたいのです。その通りなのです。
ここは奈良時代。
現代では成立しない恋模様。
同時に、
現代でも通じる恋い慕う気持ち。
2つをテーマにした物語です。
古志加は、ただただ、辛いです……。
コメントありがとうございました。
編集済
こんばんは!連投失礼致します!
前話から、きっと二人は良い仲に・・・と想って嬉々と読み進めましたが・・。
なななななな・・・三虎!?え!?
って声を上げてしまいました(泣
墓前で三虎からプロポーズかと想ってもいたのですが、
古志加の女の勘のような声も聞こえてきて・・まさかと思い、そのまさかに
度肝を抜かれました!
ただ、三虎がこう難しい感じなのはわかっていたので、
この先で真意が見えることを願っております!
(序章をめっちゃ読み返して、古志加が語る男は誰なのだ・・・と初心に帰りつつ次話に参ります(笑)
追伸:
感想書き終わってから、冒頭の唄を読み返したら、
なんだか鼻の奥がツンとしちゃいました。。
お見事です!
作者からの返信
kone様
こんばんは、コメント連投ありがとうございます!
なななな、三虎?! な展開ですよね。
……三虎はね……、古志加を「上毛野君の屋敷に置いていった」んですよ……。
だから、kone様に、奈良で、「三虎!このままじゃ古志加がとられちゃうよ!」と言われたとき、
ふっと笑っただけだったんですよ……。
冒頭の和歌、鼻の奥がツンとしちゃいましたか。
万葉集に感謝なのです。
序章、読み返していただき、ありがとうございます。名前を伏せているのは、もちろん、誰なのか? 読者さまに悩んでいただく余地を残す為です。
プロポーズじゃ……なかったんですよ……。可哀想な古志加は、まだ、嵐のような泣き声で泣いています。
コメントありがとうございました。
編集済
ガツンと殴られるショック、とは私は感じなかった。
だって三虎くんがそうなのは分かってたことだし。
まあその口から、誰かと結婚しろと言われるとは思わなかっただろうけど。
とにかく、三虎くんはこうなのだから、ダメ元で勇気振り絞って告白するしかないのでは。あなたと添い遂げられぬならば生きてる甲斐なし誰ぞそこの短刀持ってぞなもし。……そんなかけひき出来ないのが古志加ちゃんの良さなのだけど。
作者からの返信
かつたけいさま
こんばんは。
ようこそ、いらっしゃいませ。
おおっ、「ガツンと殴られるショック、とは私は感じなかった。」
ですか。
……三虎がこうなのは、かつたけいさまには、まるっとバレバレだったのですね。
古志加、ダメ元で、告白できれば。
かけ引き込みで、三虎の胸に自分から飛び込んでいける子なら……。
古志加は、できませんでした。
コメントありがとうございました。
加須 千花さま
こんにちは!
わあい、三虎が帰ってきた~
ええっ、帰ってきて五日後、さっそく板鼻郷へ一緒に行ってくれる?!
ドキドキしながら読んでいたら、「ガン」……
ひいい、ひどい、三虎、ひどいわ。本当に古志加の気持ちがわかってないのか、それを認めたくないのか。そして三虎自身の気持ちは?
「恋してます、って言うこともできなかった……!」
これは、号泣するよねえ、可哀そうな古志加ちゃん。
作者からの返信
佐藤宇佳子さま
おはようございます。
ようこそ、いらっしゃいませ。
「わあい、三虎が帰ってきた〜」
と、佐藤宇佳子さまに暖かく迎えてもらったのに、三虎、なんてひどい……。
福益売「ひどい、ひどいわ!」
甘糟売「古志加が可哀想よ!」
百榎実(ももえみ、同じ女官部屋の女官。本編で名前未登場)「古志加を泣かせて! この悪徳従者!」
女官たちが次々に三虎にモノを投げつける。
三虎「な、なんだお前達はあ! やめろっ!!」
成敗。
コメントありがとうございました。
加須様
コメント失礼いたします。
これは辛い。辛すぎる!
好いた相手にこんなこと言われると、胸が張り裂けるほどですよ。
特に古志加さんは幼かったあの日から恋焦がれ、さらに1年の別れ、久しぶりの再会でこれですから。こちらの心も痛くなってしまいます。
まあ、三虎さんの気持ちもわかりますけど……。
二人が幸せになれますように。
そう祈るばかりです。
冒頭の歌、素晴らしいです。
いつもながら最高の選歌ですね。
作者からの返信
明之 想さま
ごきげんようでございます。
「好いた相手にこんなこと言われると、胸が張り裂けるほどですよ。」
はい、古志加はまさに、そんな気持ちです。
「こちらの心も痛くなってしまいます。」
古志加の心に寄り添ってくださり、ありがとうございます。つ、辛いですよね……。
「二人が幸せになれますように。
そう祈るばかりです。」
ハッピーエンド!
これ、タグにも、ハッピーエンドって書いてますからぁぁぁ!
だ、大丈夫……、ですよ……。
「冒頭の歌、素晴らしいです。
いつもながら最高の選歌ですね。」
えへへ───!
明之 想さまは、いつも過分に褒めてくださるので、もう嬉しくって、顔がにやけてしまいます。
コメントありがとうございました。
MUJIHI!!!!!Σ(゚д゚lll)
無慈悲過ぎません……っ!?!?
いや、あの、フォローするとしたら、三虎さんは本気でコジカちゃんの事を想って、そう言ったんだろうと分かっている事でしょうか……!!途中から敬語になるコジカちゃんにショックがどれだけの物だったか分かって、此方も辛くなります!!!
ぐぅ、前回辺りから、やっぱりコジカちゃんには三虎さんしか居ないんやな、はーやれやれƪ(˘⌣˘)ʃ(後方保護者ズラ)とか!!思ってたのにー!!
作者からの返信
YAKIJiKA様
こんばんは。
ようこそ、いらっしゃいませ。
はい、「MUJIHI!!!!!Σ(゚д゚lll)
無慈悲過ぎません……っ!?!?」
その通りです。
この物語は、現代ではありえない、奈良時代ゆえの恋愛です。
その極みが、ここです。
せっかく、奈良から帰ってきたのに。
せっかく、YAKIJiKA様に、やっぱ三虎しかいない認定してもらったのに。
古志加はショックでボロボロ泣いています。
三虎がどう思っていたかは、次話に譲ります。
コメントありがとうございました。
こんばんは!
これはきっついですねぇ。古志加💦
一番そんな事言って欲しくない男から誰でもいいから結婚しろとは……
この不器用朴念仁が、何をしでかそうとも最早不思議ではないですが(失礼(笑)
ただ、十八までに結婚が普通ですかぁ。
時代を感じると共に三虎なりにですが古志加を思っての言葉なのですかね。
親というか兄というか保護者目線が中々消えないですね💦
結構ドキドキしてる時あったクセに(笑)
頑張れ古志加(>人<;)❗️
作者からの返信
アニマルさま。
こんにちは。
ようこそ、いらっしゃいませ。
古志加、きっついです。
現代とは違う、試練です。
この不器用朴念仁がもはや何をしでかそうとも驚かない、には、笑ってしまいました。たしかに!
「結構ドキドキしてる時あったクセに(笑)」
三虎、ほんとそれなんですよ……。
古志加への応援、ありがとうございます。
コメントありがとうございました。
あこれはつらい。つらすぎる。
同時に三虎が古志加に人並みの幸せを用意したいと、養い親のようないつくしみを抱いてることも分かる。
(先輩の女官たちってみんな結婚してるんでしょうか!?)
作者からの返信
綾森れんさま。
コメント続投ありがとございます。
はい、辛いです。
奈良時代ゆえ、の恋愛が書きたくてですね。
現代ではありえないシチュエーションです。
そのハイライトとなります。
「三虎が古志加に人並みの幸せを用意したいと、養い親のようないつくしみを抱いてることも分かる。」
そうなんです。
三虎の考えていることは………。次話、ですね。
先輩女官は、上級女官と、それ以外の女官と分かれています。家柄の良い上級女官は、実家が縁談を用意します。結婚し、女が生まれ、15歳になったら、また上毛野君の屋敷に女官として捧げます。
それ以外の女官は、出入りの商人に見初められたり、(もちろん屋敷の主にお手つきになったり、ただ、今の主達は淡白なので、それはない)役人に見初められたり(ここは敷地の反対側が、国のお仕事の役所であり、真ん中に仕切りがあり、こちらがわが、大川さまたちの住居となってます)というラッキーコース以外は、
おばあちゃんとなって死ぬまで、女官です。
架空ですよ〜。
コメントありがとうございました。
うーーーー(´༎ຶོρ༎ຶོ`)。三虎ーーっ!こじかちゃんの恋心に気づいてーーっ!!
ってか、自分もこじかちゃんのこと気になってたじゃないですか!素直になんなさいよもう、ニブいんだから!
作者からの返信
虎の威を借る正覚坊さま。
コメント続投ありがとうございます。
「うーーーー(´༎ຶོρ༎ຶོ`)。三虎ーーっ!」
す、すごい顔文字です。
古志加は、泣いて泣いて、たくさん泣いてます。
古志加は、女官仲間にも、卯団の仲間にも、「三虎に恋してる」とばれてしまっていることからわかるように、態度でばればれです。
古志加は、何も三虎に言えなくても、恋しい、という目線で三虎を見てます。
三虎はそれをあえて無視し、今、こういう事を古志加に言い渡しています。
三虎はひどい男です。
ご高覧ありがとうございました。
おはようございます。
古志加、辛いですね。
本気で好いている当の本人から結婚しろ、なんて言われてしまったら。
次話が気になります。この章、一気読みですね。
作者からの返信
水無月 氷泉様。
コメントありがとうございます。
こんにちは。
読んでいただくのを前提で、図々しいお願いをしてしまいました。
一気読みありがとうございます。
絶対、この回だけしか読む時間がなかったら、「三虎、この男いったい何なんだ!」とモヤモヤすると思いまして。
古志加、辛いです。
「身分差」があり、「良い男を探してやるから結婚しろ。」とヒーローから言われてしまう世界。
それが私の描く「奈良時代」です。
現代ではあり得ない、がまかり通る世界。「時代が違う」物語を読むなら、そうでなくてはなりません。
私はそう思います。
その上で、現代人が読んで心が共感できて、古志加の辛い涙を、わかる。
そうでなくては。
と思うのですが、ここは「この恋は届かない」な〜んて章のタイトルにしてしまったので、ばっさりと読み飛ばしをなさる方もいます。たははは。
コメントありがとうございました。
三虎……。本当に貴方って人は……。
とはいえ、わざわざこの話をするために古志加を墓参りに連れてきた辺り、三虎は三虎で何か考えがあっての事のようにも思えます。
ですが、ちょっと言い方があんまりにも酷いので、日佐留売さんに引っ叩いて頂かないとヾ(*`Д´*)ノ
作者からの返信
八神綾人さま
三虎、朴念仁の道をひたすらに突き進みます。もう、ここまで来るとヒドイ。
上毛野君《かみつけののきみ》の屋敷内だと人目があるので、三虎はわざわざ、この話をする為に墓参りに連れてきました。
加須 千花「日佐留売ー、呼ばれたよー?」
美しき女性、日佐留売、舞台袖の暗い一角で、独鈷杵《どっこしょ》を、ぎし、と握りしめる。
その上で、にっこりと笑い、
日佐留売「八神綾人さま、ご指名ありがとうございます。ええ、ひっぱたいてくるわ。」
日佐留売は闇に消えた。
コメントありがとうございました。