こちらにもお邪魔いたします。
母娘の境遇にハラハラし通しです。
いったいこの先何が待ち受けているのか……恐る恐る、進んで参りますね。
ちなみに、私は生まれも育ちも上野国です。出身は端っこなのですが、学生時代は真ん中の辺りに住んでいました。
今は隣の武蔵野国に移ってしまっていますが、何かと地名が懐かしいです。
板鼻というとあの辺りかな……? などと思い出しながら、楽しく読ませていただきました。
作者からの返信
Skorcaさま
こんばんは。
「あらたまの恋 ぬばたまの夢」にようこそ!
ご訪問、嬉しいです!
たった二人、寄り添い合いながら暮らす、母娘。
最後の一文が不穏です。
まあ!生まれも育ちも上野国なのですか。
地名、懐かしいとのご感想、ありがとうございます。
上野国のびょう、と吹く風。
奈良のはるか昔も、同じように吹いていた風を、思い浮かべながらご覧いただけたら、幸いです。
コメントありがとうございました。
編集済
いつも読むたびに感心します。
機織りの作業が流れるように描写され、糸が布に織られて行く光景が容易に想像できます。
当時の機織り歌や茶摘み歌などは、単調な作業を少しでも楽しくしようとしたのでしょうか、とてもリズムが小気味よいですね。
経もなく 緯も定めず 少女らが 織れる黄葉に 霜な降りそね
なんて歌が頭を過ぎります。
なにやら不穏な最後。
どうか、霜など降って紅葉を散らさないで欲しいものですね
(*´ω`*)
途中、手が当たって投稿してしまいましたが、コジカの乙女心の芽生えとでも言うのでしょうか、周囲の女性との対比で自身に羞恥を覚える瞬間がとても淡くいじらしい感じがして良いですね。
さて、続きを読むのが怖いですが、進みますか(~_~;)
作者からの返信
かごのぼっちさま
こんにちは。
ようこそ、いらっしゃいませ。
* * *
経(たて)もなく 緯(ぬき)も定めず 娘子(をとめ)らが 織る黄葉(もみちば)に 霜(しも)な降りそね
万葉集 大津皇子
山が黄葉に色づくさまは、経糸も横糸もさだめぬまま、をとめらが自由気ままに錦を織り上げたようだ。
どうか、霜が降りて、この美しい黄葉の錦絵を、散らしてしまわないでおくれ。
* * *
素敵な和歌をありがとうございます。(≧▽≦)
古志加にぴったりですね。♪
機織り。これくらいは書いておかないと、奈良時代の田舎の郷、という雰囲気が出ないだろう、と書いていますが、
(はたして、こんな面白みのないシーンで、読者は離れてしまわないだろうか?)
と悩みながら書いた回でした。
光景が容易に想像できる、と言っていただき、報われる思いです。
ありがとうございます。
機織りのうたも、小気味良い、労働歌。少しでも作業を楽しく、というものでしょうね。
古志加、まわりと比較して、乙女らしい恥じらいが生まれました。
淡く、いじらしく……。
このまま幸せに、霜などふらず……。
そう母娘は願い、家まで満ち足りた気分で歩いて帰りました。
コメントありがとうございました。
労働に勤しみ対価を得て充実感をおぼえる…
人間のあるべき姿、というのを古代の人に教えられている気がして尊いです。
「働いてばかりで生きてる意味はない!」と現代人は思ってしまうけれど
生きものというのは生きるために生まれてきて
どれだけ苦労をしても、ただ食べて食べるために働いてそれを死ぬまで続けていくだけで
価値があるのだと、感じていたいです。
作者からの返信
松ノ木るなさま
こんにちは。
ようこそ、いらっしゃいませ。
労働にいそしみ、対価を得て充実感を覚える。
古代人はそのように生きていた事でしょう。
現代人は「働いてばかりで生きる意味がない」と思ってしまう。そうですね。
その考えも否定しません。
(ほら。誰が見てるかわからないから。きょろきょろ。)
ただ、奈良時代は、働く→暮らせる、すごく目に見えやすい構図だったと思います。
たとえば、柿を軒下に干しておかないと、干し柿は作れず、生柿のシーズンが終わったら柿は食べれなくなってしまう、というように。
単純に、自分がした事が、自分達の暮しを支える。
そこに迷いがないぶん、古代人は今より幸せだったかもしれません。
コメントありがとうございました。
拝読致しました。
租庸調、の庸か調に相当するのでしょうか?
まだまだ生産性の低い時代、協力しないといけませんよね。
母刀自さんは人と交流するのが好きそうですし、古志加ちゃんもまんざらでもなさそう?
楽しそうな様子が伝わります(^^)
でも、民間向けの警察機構などなかったであろうこの時代。
兎に角、問題を引き込まないよう普段から注意が必要でしょうが、何に目をつけられたのか。
父親の負の遺産とかでなければよいのですが……( ̄~ ̄;)
作者からの返信
たけざぶろうさま
こんにちは。
ようこそ、いらっしゃいませ。
調にあたります。
郷の人たち、郷長の家に集められて、労働力を提供しなければなりませんでした。
その、集められる事が、こはつ、です。
そうですね。警察機構とかあったわけではないから、目をつけられないように、が、大事だと思います。
楽しげな古志加と母刀自ですが、何に目をつけられたか。
次回、すぐにわかります……。
コメントありがとうございました。
古志加ちゃんが少しずつ女の子に戻って……(*^^*)
女たちの口遊む歌と、それから白い布を織るところが綺麗ですね。まるで舞っているような美しさを感じました。
母娘と上手くいっているところで、ラストの不穏な一文が気になります……。
作者からの返信
朝倉さま
こんばんは。
ようこそ、いらっしゃいませ。
古志加、ちょっとずつ、女の子に戻ってます!
郷の女に囲まれて、男っぽい自分が恥ずかしくなりました。
うたを歌いながら布を織るシーン、舞ってるような美しさ、と言ってもらって、嬉しいです!
情報が多くて退屈かなあ、でも、書いておかないと、奈良時代の田舎の郷らしさがでないしなあ、と悩みつつ書いていました。
ラスト、不穏です……。
コメントありがとうございました。
メチャクチャなんかテンション上がりました。
うたのところ、わあぁって。追って読んでいくと、コハルさんも。
だよね〜って彼女と目が合った気分です。
そして日本の色も個人的に何故か物凄く好きなので(呪文みたいだからかなぁ?)さらにUPしちゃいました。
作者からの返信
蜂蜜ひみつ様
こんばんは、ようこそいらっしゃいませ。
この、奈良時代の平民が働かされる地味な回で、そこまでテンションアップしていただき、ありがとうございます───!
説明文が多いので、読者さまはついてきてくれるだろうか……、と思いながら執筆していたので、嬉しいです!
「だよね〜って彼女と目が合った気分です。」
古流波は、集中して織りながら、郷人と唄で一体感を味わい、きつい労働ながらも、満足そうに笑っています。
蜂蜜ひみつ様と目があい、にっこりと、童らしい笑顔を浮かべていたことでしょう。
日本古来の色彩、なんだか呪文みたいな言葉のやつ、ありますよね!
色合いは、高い布は、何度も染めたので、この時代でも意外と色鮮やかです。
コメントありがとうございました。
まだ序盤ですがとても面白いです。
紡がれる言葉がとても丁寧というか愛くしまれているようで、大事に大事に執筆なさっていることが伝わります。
なんか続きが気になるところですが、しっかりと読ませていただきたいので一旦このあたりで。
作者からの返信
島本葉さま。
おはようございます。
ようこそ、いらっしゃいませ。
「まだ序盤ですがとても面白いです。」
本当ですか───っ?!
ありがたいお言葉です!
ここらへんは、まだ、あまり物語に大きな動きはなくて、でも、ちゃんと書いておかないと、古流波と母刀自の暮らしぶりがわからないから、と書いてました。
心のなかは、「読者はついてきてくださるだろうか。」と不安でいっぱい。(笑)
「紡がれる言葉がとても丁寧というか愛くしまれているようで、大事に大事に執筆なさっていることが伝わります。」
ありがとうございます。
大事に大事に執筆してます。伝わって嬉しいです!
また、お時間のあるときに、いらしてくださいませ。m(_ _)mペコリ
コメントありがとうございました。
こんばんは、御作を読みました。
古志加ちゃんも、おしゃれしたいよね……。
ところどころ入る唄が、世界観を彩って、より深く惹きつけられます。
最後は不穏ですが、はたして。面白かったです。
作者からの返信
上野文さま。
こんばんは。ようこそ、いらっしゃいませ!
(上野文さまの、挨拶文の真似っこです。あ〜、お許しを! いつも、コメントの挨拶文、どうしたら良いか悩んでまして、上野文さまの文が、すごく好感度が高かったので、真似させていただきました。お許しください。)
はい、古志加、友達もなく、父親から男の子の格好をするよう強要されてきたので、オシャレなんて諦めて、考えたこともなかったのですが、ここに来て初めて恥ずかしくなりました……。
ところどころ入る唄が、と言っていただいて、ありがとうございます。
まさしく、唄で彩る物語を目指しています。
そう、最後は不穏なのです……。
コメントありがとうございました。
心の中ではまだオレだけど喋りがあたしになってるのが、なんかくすぐったさがこっちに伝わってくるようで、かわいらしくて良いですね。
作者からの返信
かつたけい様。
コメントありがとうございます。
では、せっなくなので、舞台袖の古志加を呼んでみましょう。
古志加、きりっとした顔で、
「オ、あたし、郷人には、女って見られないと。戸籍計帳で、男と女ってわかっちゃうんだ。母刀自に迷惑をかけるわけにはいかない。これからは、あ、あたうっ!」
古志加、舌をかむ。
私「かつたけい様がかわいらしくて、って言ってくださったよ?」
古志加、真っ赤になって、
古志加「ひゃうっ!」
舞台袖に顔を隠して逃げていってしまいました。
挨拶もせず、失礼しました。
こんなので、主人公がつとまるのでしょうか。
コメントありがとうございました。
奈良時代を扱っておられるのですね。
私がフォローする作者さまにも歴史モノを主戦場にされる方は割とおられますが、この時代背景を扱ったお話は、あまり見かけません。
当時の生活を感じさせる描写も多く、大変興味深いお話です。
作者からの返信
わら けんたろう様。
ご高覧ありがとうございます。
はい、奈良時代です。
「私がフォローする作者さまにも歴史モノを主戦場にされる方は割とおられますが」
主戦場!
こ、ここは戦場(ブルブルブル)
奈良時代、しかも上野国、田舎でございます。
資料も、奈良時代を扱った作品も少ない。それはイメージに手垢がついていない、という事です。
かなり想像をきかせて、好き勝手にやっております。
お時間の許すかぎり、どうぞ楽しんでいって下さいませ。
私も御作「わたりネコのアノン」ゆっくりにはなりますが、楽しみに拝読させていただきますね!
コメントありがとうございました。
うわっ!!最後、なんだか不穏ですね……!!
いい意味で目をつけられていたのなら良いのですが。(機織りの女達は、今のところは悪い人には見えませんし。)
作者からの返信
YAKIJiKA様。
コメントありがとうございます。
えっ、こんなに、一気にコメントいただいていいの……?
私の物語、全然コメントいただけなくて、ああもうこれは、私の物語はコメントしずらい力が働いているのだと、黒魔術的なものがかけられているのだと、それならばもう諦めよう。私は悟りを開こう。チャクラよ開け……! という境地に達していた私に、なんという喜びを……!
ありがとうございます、ありがとうございます。
はい、不穏です。
機織りの女たちは、悪い人では……。
仰る通りです。
この機織りのシーンは、これくらい書いておかないと、奈良時代の郷、のイメージが広がらないかと描きました。
少々退屈な回かと思いますが(汗) 読んでいただいて感謝です!
コメントありがとうございました。
母刀自と布を織る、新しい経験と幸せな時間。
でも、目をつけられていた。という最後の一文が不穏です。
作者からの返信
本城 冴月さま
こんにちは。
ようこそ、いらっしゃいませ。
母刀自と布を織る、新しい経験と幸せな時間。
こうやって、郷の皆と、打ち解けてやっていければ……。
小さい古志加と、優しい母刀自の、ささやかながら満ち足りた時間です。
最後の一文が、不穏です……。
コメントありがとうございました。