編集済
古志加の性別を読み間違えた!?と思ったら間違っていなくてほっとしました笑
かなりハードモードな人生の印象ですが、男尊女卑然り、この時代の家々は同じようなことがまかり通っていたのかもしれませんね…
父親はやり過ぎな印象ですが、家族が飢えないようにしていたのが、気になります。
もしかして何か事情があったのでは?と考察してしまいます。
作者からの返信
きんくま様
「古志加の性別を読み間違えた!?と思ったら間違っていなくてほっとしました」
そうなんです、ここで、わかりにくいみたいで、後から加筆して、古流波に「重要なことだからもう一回言う」と言わせています。(笑)
古流波はハードモードの人生スタートです。
【男尊女卑について】──────
私は、この時代、男が尊くて、女が卑しい、とは思ってないんです。
万葉集を紐とくと、女が男から言い寄られて、「どうせ本気じゃないんでしょ。私はそう簡単にはなびきませんよ。」と平等に恋の駆け引きを楽しんでいる姿が見られます。
男女では、仕事はシェアしなかったでしょう。男女均等労働法からは程遠い世界です。
平民の娘は、結婚するとき「母親の」許可が必要でした。母親はエライのです。なので、拙作では「母刀自」尊称にあたる刀自、という言葉を母にだけつけています。父親にはつけません。( ̄ー ̄)ニヤリ
───────────────
【古流波のクソ親父について】
もともと、面識のない美しい娘を、遠くの郷からさらってきて、無理やり妻にした犯罪者です。
その行いに恥じる事がないこの男、同情の余地はありません。
このクソ親父は、
①(ヤクザ仕事で金に困っていなかったので)家族が飢えないようにしてくれました。
②古流波が自分で身を守れるように、剣を教えました。
③古流波に男の格好をさせたのは、家にたむろする、ならず者が変な気を起こさないように、です。
しかし、そこまでが、この男がしめせる、愛情の容量の限界です。
自分の世話をする美しい妻は欲しかったけど、子供が欲しかったわけではないのです。子供は煩わしい、と思う男です。
古流波は、実の父親に抱きしめてもらった事もないのです……。
これは、自分勝手な犯罪者の父親と、さらわれて妻にさせられた母親を持つ、少女の物語です。
どうしても、このあたりのエピソードは長文返信になってしまう……!
長文失礼いたしました。
コメントありがとうございました。
編集済
凄いモラルハザードの嵐(@_@;)
憤りを感じる程に凄まじいですね。
これは愛に飢え、戀に狂うには十分過ぎるベースですね。
この父親にして男に絶望しなかったのが不思議なくらいです。
耽美的な目論見があるのかとも勘繰りましたが、無さ気な様子。 ただただ居た堪れない思いです
(*꒦ິ꒳꒦ີ)
何が何でもコジカちゃんには幸せになって貰いたいですね!
追記
とても親切丁寧な返答ありがとうございます。
おそらく私の要らない知識が余計なフィルターをかけているのですね。
これからは在るが儘の文面を深く味わって読む様に心掛けようかと思います。
小説って色んな楽しみ方かあって良いですね(*´ω`*)
作者からの返信
かごのぼっちさま
おはようございます。
ようこそ、いらっしゃいませ。
「耽美的な目論見」皆無です。
これは犯罪現場です。
誘拐犯です。
とうてい、この男のした事をゆるせるものではありません。
……奈良時代。美貌の女を肩にかつぎ、三日三晩、山を駆けて、さらってきたら、……もう、女は、一人で家に帰れませんよね?
そんなさらわれてきた女にも、その先の生活があります。
子供を産めば、自分の血を分けた子供は、可愛く、生きるための希望の光となります。
子供である古志加は、両親のことを良くわかっています。
母親のことを守りたい、と思っていますし、父親が母親にした事を許せない、と思っています。
この物語は、恋にくるう、ではなく、深く恋い慕う、に方向を持っていきます。
男に絶望し男嫌いになってもおかしくない環境ですが、序章の古志加へと、きちんと無理なくつながります。
目論見としては、「何が何でもコジカちゃんには幸せになって貰いたいですね!」と読者さまに、古志加を応援してもらいたい、というものです。
辛い幼少時代ですから……。
コメントありがとうございました。
酷い男……。
剣を教えたり女であることを隠すことになにか思惑も感じられますが……。
お母さんの舌を切る、赤ちゃんを取り上げる、娘の腕を折る……。
感情を揺さぶられています。
コメントの方、読ませていただき図らずとも答え合わせになりました。
なんとも言えない気持ちですね……。
作者からの返信
ぽんにゃっぷさま
この親父はくそ親父です。
他の方へのコメント返信をご覧いただけたのですね。
ありがとうございます。
皆様、ここは同じ事……同じ憤りを感じるようです。
古志加は、父親が母刀自にした行いを、とうてい許せない、と思っています。
子は親を選べない……。
こんな父親を持ってしまった主人公の物語です。
挿し絵もご覧いただき、ありがとうございます!
コメントありがとうございました。
おはようございます。
これはまた厳しい環境ですね……。
この時代ですので口減らしその他の発想が出て来るのは仕方ないところですが、父親、パワハラ気質が強すぎる感がありますね。
この後も衝突が多そう……(汗
作者からの返信
川野遥さま
おはようございます。
本編……「あらたまの恋 ぬばたまの夢」にようこそ、いらっしゃいませ。
古志加、厳しい環境の子供時代です。
口減らしの存在する時代ですが、この父親は、種籾の高利貸しの取り立てという、ヤクザ仕事で潤っており、口減らしのためではありません……。
赤ちゃんがギャーギャー泣くのがうるさくて、捨てに、……金に変えた方が良いじゃーん。と、売り飛ばしました。
極悪非道な父親。実の子なのに……。
もともと、母親だって、さらって妻にした犯罪者です。パワハラ、いやハラスメントではなく、直接的な折檻が日常です。
そのような父を持ってしまった少女が、主人公です。
当然、この先も衝突はあるでしょう……。
コメントありがとうございました。
編集済
こんにちは。
これはこれは……中々スタートが穏やかではありませんね(#^ω^)
所々、剣術を教えてたり、男の格好をしろと言ってたので、「もしかして身を案じてる?」とも思ったのですが……コメントで理解しました。
大川さまの時もそうでしたが、古志加さんの方もキツイ境遇からスタートですね……(´;ω;`)
作者からの返信
最十レイさま
こんにちは。
ようこそ、いらっしゃいませ。
古志加は可哀想な境遇です。
大川さまは、暮らしぶりは贅沢だったので、古志加と比べるとまだ……。
他の方へのコメント返信にも目を通していただき、ありがとうございます!
挿し絵にも、いいねをポチッと、嬉しいです!
子は親を選べない💦
コメントありがとうございました。
初めまして、左手でクレープ様、ひらりん様のところから参りました、豆ははこと申します。
雰囲気のある文体がとても神秘的でいらっしゃいますね。
その中で、オヤジのクズっぷりがなんとも……加須 千花様近況ノートの挿絵の美しい母子さんの近くにもオヤジが。
たいへんにお美しいお母様とお母様似の健気なお子様が報われる日はくるのか、きてほしいと思っております。
作者からの返信
豆ははこさま
こんばんは。
はじめまして。
左手でクレープ様、ひらりん様のところからいらっしゃったのですね!
ありがとうございます!m(_ _)m
雰囲気のある文体が神秘的と言ってくださり、嬉しいです。
ふぉぉ……、神秘的……。初めて言われました。(゚д゚)!
クソ親父はクズです。
近況ノートをご覧いただき、感謝申し上げます。
この「あらたまの恋 ぬばたまの夢」はかなり力を入れて挿絵を描いておりますので、挿絵もご覧いただくと、うーれしー! なのです。
この母子が報われる日は来るのか……。
母は……。
コメントありがとうございました。
お母さん思いのいい子だね……とほろりときました。
ああでもこういう家庭の描写はつらいです…
古志加さんには強く生きて行って欲しい…。
もちろんそういうお話なんですものね!? |ω・`)
作者からの返信
松ノ木るなさま
「お母さん思いのいい子だね」とのお言葉、ありがとうございます。
はい、古流波は、お母さんを守る、と決意してる女の子です。
強く生きます。
古流波は、冒頭の、幸せな古志加に必ずたどりつきます。
しかしそれまでの道のりは……。
奈良時代は過酷です。💦
コメントありがとうございました。
おお、なかなか凄惨な状況ですね…しかしこの酷い親父はなぜ古志加に女の格好をさせずに剣を教え込むのでしょう。男が欲しかったのか、それとも彼女を守るためなのか…
作者からの返信
海藻ネオさま
こんにちは。
ようこそ、いらっしゃいませ。
なかなか凄惨な家庭環境です。
この酷い父親は、まず、赤ちゃんが欲しいと思っていたわけではないのです。
赤ちゃんの泣き声に耐えかねて、赤ちゃんを売り払ったら、妻が半狂乱になりました。
なので、二人目の赤ちゃんは、妻の為に育てることにしたのです。
剣を教えるのは、
①最低限の自衛
②成長したら自分の仕事(借金の取り立てのようなもの)を手伝わせようかなあ。
③弱いヤツが嫌い
だからです。
女の格好をさせないのは、美しい女が(いやまだ子供だけど)男からどのような目で見られるか、良くわかっているからです。
大勢のならず者たちと同室で寝食を共にする生活です。
古志加と母親は、寝ワラのすみっこで目立たないように寝ていましたが……。
「最低限」身を守る為です。
コメントありがとうございました。
お初お目にかかります。フォローしておきながら時間がかかってしまい申し訳ありません。
序盤の歌が良きですね。世界観とマッチしていてこういう出だし大好きです。
悲惨どころではない過去ですね。治安が最悪、暴力的な父、何処かへ行ってしまった顔も知らない兄妹…。この時代では珍しいことではないのかもしれないですが想像もつきません。
しかし、暴力的であるとはいえ何かにつけて剣の指導をするなど色々と複雑そうです。最後に残ったからか、何か別の理由があるからか…。
機会があれば拙作もよろしくお願いします。
作者からの返信
焔コブラさま
こんにちは。
はじめまして。
序盤の和歌を、良き、と言ってくださり、ありがとうございます。
主人公は悲惨、なかなか過酷な子供時代です。
クソ親父が暴力的だけど剣の稽古をつけるのは、
①最低限の自衛。
②将来、自分の仕事(借金の取り立てのようなもの)を手伝わせようかな。
③弱いヤツが嫌いだから。
です。
コメントありがとうございました。
変な時間に寝落ちして、眠れなくなったので読みに来ました。
序章がいきなりの〇〇シーン♡
そして今話!
あまりのギャップに驚いてます。
やっぱりギャップは必要よね! 一気に(まんまと)引き込まれてしまいましたよ(苦笑)
お母様が可哀想でクソ親父がムカついて……、続きが気になる所での挿絵!!
なんとまぁ! 1話の内容があの絵1つでフラッシュバック!!
天才、……なの?
目、……完全に覚めちゃった。
作者からの返信
桜蘭舞さま
おはようございます。
早朝から、ようこそ、いらっしゃいませ。
序章はいきなり、共寝のあと、女が一人、愛しい男を想うシーンから始まります。
良いギャップとなり、桜蘭舞さまを引き込むことができたなら、何よりです(人 •͈ᴗ•͈)
私のつたない挿し絵で、第一話の内容、フラッシュバックしましたか。天才とは言いすぎですが、(^_^;) 嬉しい感想です!
挿し絵を描いたのは、最近なので( ╹▽╹ )
コメントありがとうございました。
拝読致しました。
臨場感が凄いですね!
父親から土器が飛んできたときは、思わず身が引いてしまいました(^^)
まぁ、父親のひどいこと、ひどいこと。
剣の修行をつけたり、男装させたりしたのも、愛情というよりも、自分の物を独占するという欲に紐づいているのかな、と思わせました。
でも、この時代で鉄器を所有しているのは、裕福な証拠なのかも。
家も広いというし、飢えるほどではないという話ですし。
とは言っても、天候不順の折に持って来た換金可能なブツをどうやって入手したのか、知らないのがせめてもの...(いやこれからどうなるか分かりませんが)
ハラハラしつつも、この毒親(父)の末路を待ちたいと思います!
作者からの返信
たけざぶろうさま
こんにちは。
ようこそ、いらっしゃいませ。
臨場感が凄い、とのお言葉、嬉しいです!
土器が飛んできたとき、思わず身が引いてしまいましたか。そのようにコメントいただけたのは、初めてです♪
このくそ親父が、古志加に男の格好をさせたのは、綺麗な女が、男からどのような目で見られるか、良く知っていたからです。
ここはならず者たちが頻繁に出入りする家。自衛のためです。
(まあまだガキンチョですが、綺麗だ、と目をつけられてからでは、遅いのです。)
剣の修行は、この父親が、
・弱い者が嫌い。
・成長したら、自分の仕事を手伝わせようかな。
・自衛のため。
の三点の目的がありました。
でも、自分の物を独占欲、ではありません。
このクソ親父、子供がほしかったわけではないのです。
自分がさらってきて力づくで妻にした女が、赤ちゃんを売っぱらったら半狂乱になったので、妻の為だけに、子供を一人手元に育てるのを許しただけです。
古志加の「自衛手段」の教育は、このクソ親父のもてる最大の愛情でした。
この毒親(父)の仕事は、種籾の借金の取り立て、ヤクザ仕事でした。
かなりアコギな利率で貸していたようで、貸出す家は裕福であり、その家に飼われていたヤクザ者たちは、金には困らなかった、という設定です。
なので、凶作の時も、その貸出す家から、換金可能なブツを与えられていたし、クソ親父が農作業をさぼっていても余裕の生活だったのです。
すみません、しょっぱなから、長文の返信となってしまいました。
コメントありがとうございました。
初めまして!
普段、軽めの小説しか読んでいないのでとても新鮮な気持ちで拝読しております。
幼いながら、父親にちゃんと自己主張するあたり、女の子なのに雄々しさを感じました。それに引き換え父親はとんでもない人なのですね。
しかし今の時代では異常なことでも、少し時代が違えば当たり前だったことも多いのでしょうかね。
私事ですが、父が短歌をやっており、わからないながらも必死に意味を考えながら読んでいます。このお話も自分の能力に比して高尚なため、一話を読むのも他の方よりスローペースになるかと思いますが、勉強の意味も含めて楽しみながら読ませていただきたいと思います。
長文、失礼いたしました!
作者からの返信
北川聖夜さま
こんにちは。
はじめまして。
私の物語を、数あるカクヨムの海から見つけ出していただき、ありがとうございます。
新鮮な気持ちで、この物語に触れていただけたとのこと、ありがとうございます。
なるべく、「わからない言葉で読者を置いてけぼりにしない」事を心がけて書いております。
幼いながら、父親に自己主張。
母刀自を守るのは自分だ、と、古志加は頑張っているのです。
父親はとんでもないクソ親父です。
奈良時代。
きっと、女をさらって、という事は、あったのではないか、と思っています。
お父様が短歌をなさっているのですか。
……ヤベッ
万葉集です。
ははは、万葉集ですので、私が考えたものではないですよ〜。
ははは、お父様には見せないでください。
一部、独自の解釈を加えています。
……オコラレソウダ
こほん。
どうぞ、お時間のあるとき、ごゆるりと、お楽しみください。
コメントありがとうございました。
世界観の練り込みが素晴らしいです。1話目から圧倒されました。
奈良時代が舞台なのですね。私も古今和歌集を下敷きにした平安時代のお話しをいつか描きたいなぁーと思っていましたが、歴史物はまだまだ勉強が足りないなと思いました。
続きも読ませていただきますね!
作者からの返信
月瀬澪さま
おはようございます。
ようこそ、いらっしゃいませ。
世界観の練り込み、と言っていただき、ありがとうございます。
はい、奈良時代の、しかも田舎が舞台です。資料が少ないのを良いことに、好き勝手やっております。
「古今和歌集を下敷きにした平安時代のお話し」とても素敵ですね。
和歌からのアプローチって、うっとりします。
勉強はね、私もまだまだです。
(私は奈良時代の知識を皆様に広く伝えたい、より
、現代では成立しない恋愛模様を書きたい、のほうが強いので、知識不十分を自覚しながら、書き始めてしまいましたよ〜。)
コメントありがとうございました。
加須 千花さま
こんにちは!
古志加が元気に跳ねていますね!
古志加のお父さん、言動は荒いけれど、でも、一人残した古志加のことは、男の子としてではあるけれど鍛えたりとか、彼なりに大事にしているのだと思いきや、左腕を折るとは…。
うーん、でも、だからと言って、このお父さんが心の底から古志加を疎んじているとは限らないですよね。…そうでないといいなあ。
作者からの返信
佐藤宇佳子さま
おはようございます。
ようこそ、いらっしゃいませ。
古志加、元気です! 跳ねてます!
古志加の父親は、これが、父親としての愛情マックスでした。
ならず者ばかりがたむろする家で、自分で自分を守れるように、ですね。
でも、もともと、女をさらって、妻にし、舌を切った極悪人。
古志加に土師器を投げつけても、優しく抱きしめてあげることは、一回もありませんでした。
コメントありがとうございました。
あれ男主人公に語り手が変わった? と思ったら古志加ちゃんでしたか。
しかし可哀想すぎです。
お母様ともども可哀想。
でも、そんな時代だった、ともいえるんでしょうね。
もっと酷いことが世の中いくらでもあった。
でも、女子に間違われないようにする、剣を鍛える、というシーンがありますが、果たしてこれは父親に子を思う愛情もあるからなのか……
作者からの返信
かつたけい様。
いらっしゃいませ!
はい、ちょっと分かりにくいんですが、古志加です。
うん、可哀想なんです。
本当酷いと、自分で書いてて思います。
でも、そんな事が、あった時代だろうなあ、と思って書いています。
そして、母刀自が古志加に一心に愛を注いでくれたので、古志加はまっすぐな良い子に育ちます!
古志加の父親は、知らない美しい郷の娘をさらって、自分の妻にしました。
美しい女が、男からどのような目で見られるか、よく分かっていたのです。
そして、古志加の家は、ガラの悪い男がたむろしていました。
「女の子」として認識されるのと、「男の子」と認識され扱われるのでは、安全に格段の差があります。
稽古は、古志加が身を守れるようになるため、と、自分の仕事を将来手伝わせようかな、です。
これらは、この父親の、雀の涙ほどしかない愛情の発露でした。
でもですね、仮に自分の仲間のガラの悪い男が、自分の妻を無理やり好きにしたら、報復に仲間の男は殺したでしょう。
それが自分の娘だったら。
「けっ。もう傷物か。」
そうこのクソ親父は娘に告げて終わりにしたでしょう。
「自分の身は自分で守れるように。」は、それだけ非情なものを裏に隠し持ち、男の子の格好をさせようが、それは「それだけの事にすぎない」というドライな感情でした。
別に自分の子供が欲しかったわけじゃない。
妻を従順にする為に、妻に子供を育てさせてやってるだけで、実際、古志加を愛情を持って抱きしめてあげた事は、ただの一度もありません。
気分を悪くさせるようなクソ親父の事実を告げてしまい、申し訳ありません。
この親父はもともと女を攫い舌を切り平気で妻にする極悪人なのです。
その行いに同情の余地はありません。
コメントありがとうございました。
面白いです。ゆっくり読ませていただきます。
少し、うちの両親と似ています。父親が死ぬまでは父親のほうが嫌いだったけど、今はどちらかというと……。
父親は「所詮他人」だから、喉元過ぎれば忘れられるんです。
母親は……子どもの頃は同情していたけど、あるとき「私の不幸の元凶はこいつじゃん」と気づきました。
古志加ちゃんはずっと母上に同情し続けるのでしょうか。
作者からの返信
鏡りへい様。
こんにちは。本編のほうも読んでくださり、ありがとうございます。
そして、面白いとのお言葉、嬉しいです。
えっ。「少し、うちの両親と似ています。」なのですか。なんと。
古志加の母刀自は、ある日いきなり知らない男に知らない場所に攫われて、妻にされ、舌を切られ、郷の人との交流も最低限にしろ、と夫となった男から要求されたのです。
寂しく、辛く、生きるよすがは、子供しかいません。
古志加が生きているから、生きていけるのです。
そして、母刀自は、悲しく自分の運命を受け入れていました。毎日朝から寝るまで家事、畑仕事、働く必要がありましたが、自分の故郷にいても、やる事はたいして変わらない、と。
古志加に自分の悲憤や怨嗟をぶつける事は一切しませんでした。
古志加が生きていてくれさえすれば、と娘が生きている事に感謝をしていたのです。飢えや病気でポロポロ人が死ぬ時代でしたから。
古志加と母刀自は、固い絆で結ばれた母娘です。言い換えれば、関係がべったりの母娘です。
現在では、「子供は母親のものじゃない。子供に依存するのはやめなさい。」と言われてしまうかもしれない。
でも、奈良時代。
そうやって生きるしかなかった女がいたのです。
その母刀自を愛した娘がいたのです。
「父親は喉元すぎれば忘れられる」→拙作の古志加は、どうでしょうか。それは、ずっと先まで読んでいただければ、わかります。
「私の不幸の元凶はこいつじゃん」→古志加にとって、母刀自は愛する対象、自分が守るべき対象です。
非道で嫌われ者の父親は、郷から離れて住み、自分の家族にも郷の人との交流を最低限にと要求したのです。
姉妹のなかった古志加は、友達もなく、本当に、愛情をかけてくれるのは母刀自一人しかいなかったのです。
しょっぱなから長文になりましたが、これはきちんと語る必要があると思いました。
コメントありがとうございました。
辛い話です。
擦れた読者なので父親なりの理由が隠れているのでは?と救いを求めてしまいますが、許されることではないですね……
今後の転機に期待して!
作者からの返信
いくま様。
コメントありがとうございます。
擦れた読者さまなのですか。
ようこそ! 大歓迎です。
欲しい……。私擦れたコメント欲しい……。真正面から長文で返しちゃう!
ウォホンッ!
この父親は、郷から嫌われぬかれていました。
嫁にきてくれる女がいません。
市で人身売買が行われていた時代ですが、この男はプライドが高かったので、買ってくるのは嫌でした。
プライドと下半身を満たし、働かせる女を家に置くには?
うんと美しい女を遠くの郷から攫ってくれば良いのです。
そうやって面識のない娘を問答無用で誘拐し問答無用で妻にし問答をしたくないから舌を切った男に、なんの同情をする余地もありません。
そんな父親を持ってしまった子供、の視点でこの物語は語られます。
上記の事情は、このクソ親父は妻にも娘にも話していません。プライド高いんで。古流波は知らないから、物語のなかで語らせることができないんですよね……。
私の物語もゆっくりおつきあい下さいませ。……なんだけど、途中、「ひぃっ!」となる回があるので、そこらへんだけは、先に読み進めてしまったほうがよろしいのではと、私は読者さまのその日一日の気分を心配したりするのです……。
コメントありがとうございました。
コメント失礼致します。
酷いお父さんだとは思うのですが、コジカくんの顔を泥で汚したり、頻繁に稽古をつけたりするのは一体……?
何かしらの目的があるようにも見えるのですが。(それが善意的なものなのか悪意なのかは、まだ判別出来ませんがね。)
作者からの返信
@YAKIJiKA様。
コメントありがとうございます。
カクヨムで沢山ある物語の中から、見つけ出していただき、ありがとうございます。
古志加の父親は、何の面識もない、美しい郷の娘をさらって、山を駆け谷を越え、舌を切り、自分の妻にしました。
郷の名前が喋れません。
道もわかりません。
そうやって自分のもとに縛り付けたのです。
美しい女が、男からどのような目で見られるか、よく分かっていたのです。
そして、古志加の家は、がらの悪い男がたむろしていました。
「女の子」として認識されるのと、「男の子」と認識されて扱われるの、どちらが安全でしょう?
まあ、クソ親父にとっては「それだけのこと」です。
けして愛情にあふれた優しい親父ではありませんでしたので。
稽古は、古志加が身を守れるようになるため、と、自分の仕事を将来手伝わせようかな、と、弱いヤツが嫌いだからです。
別に女の子供が欲しかったわけじゃないんですよ、この親父は。
コメントありがとうございました。
うわあ、ひどい父親ですね。
妻の舌を短く切るなんて、なんてひどいことを。
古志加に男のふりをさせたり、剣を教えたりするのは、まあ、正解かもだけど、そのほかのことでは、本当に最悪の父親ですね。
母刀自には気の毒だけど、もらわれていった子のほうが、いい環境かも。
わからないですがね。
作者からの返信
本城 冴月さま
こんにちは。
ようこそ、いらっしゃいませ。
はい、ひどい父親です。
さらって舌を切って、そのまま妻にするなんて……、古代ならではの酷さです。
古志加に男のフリをさせたり、剣を教えたり、は、この男の持てる最大の愛情の示し方ですが、我が子を優しく抱きしめようとは一度もしませんでした。最悪の父親です。
そう、母刀自には気の毒だけど、貰われていった子のほうが、金持ちの家なので、良い環境かもしれません。
赤ちゃんの時に母親から引き剥がされて、長生きできれば、ですが。
(やだ本当ヒドい世界……(-_-;))
コメントありがとうございました。